安定な制御系はどのように設計すればよいのか?

PID制御と現代制御・各々の技術の特徴と使いかた

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セミナー概要
略称
PID制御
セミナーNo.
it161102
開催日時
2016年11月08日(火) 10:30~16:30
主催
(有)アイトップ
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  29,700円 (本体価格:27,000円)
会員:  29,700円 (本体価格:27,000円)
学生:  29,700円 (本体価格:27,000円)
価格関連備考
29,160円 (税・テキスト含む、昼食代は含みません)
定員
20名様  (先着順)
講座の内容
趣旨
 この制御技術セミナーでは、制御技術全体、すなわち古典制御理論と現代制御理論を大変わかりやすく1日で解説致します。
 この分野はとても難解ですので、独学で勉強するだけではいつまでたってもゴールににたどり着けないということになりかねません。
 このセミナーでは、ノートパソコンで多少のシミュレーションを行います。
このシミュレーションを講師と共に行いたい方は、ノートパソコン(Windows XP~Windows7の32ビット版のいずれか、Windows8は含みません。64ビットパソコンやMacやLinuxにもインストールできません。)をご持参下さい。また、当方では無償貸与パソコンは用意しておりませんので予めご了承頂く様お願い申し上げます。
 本セミナーは入門コースですので、上記の制御技術をこれ以上わかりやすく説明できないというくら い、わかりやすく解説いたします。
 上記のノートパソコン持参の受講者で希ご望される方には、当日会場のみにて、無料の制御シミュレーションソフト(2000年頃のMatlabの無料評価版ソフトでこれ以降は無料評価版ソフトは作成されていません、簡単な取扱説明書を含みます)をインストールできるように致します。
このソフトは永久にご使用できます。インストールできるのは当日の会場のみです。
 セミナー当日、このソフトをインストールされなくても、セミナー受講には全く支障ありません。
 インストールされたいかたは、当日は午前10時15分頃までにご来場頂く様、お願い申し上げます。
 本セミナーは、下記のかたがたのために企画致しました。
1.今まで独学で制御技術を勉強してきたがよく理解できなかったかた。
2.制御技術は自分の専門ではないが、業務の都合上制御技術を勉強せざるをえなくなったかた。
3.制御技術の基本を理解したいかた。
4.プラントの制御をしているが、今までに古典制御理論を整理したことがなかったというかた。
5.これから現代制御理論やポスト現代制御理論を勉強しはじめるが、その前に基礎固めとして古典制御理論を再整理しておきたいかた。
6.現代制御理論がどのようなものかを理解したいかた。
7.部下の管理・監督上、制御技術や数値制御技術を大体理解していきたいというかた。
プログラム
1.いろいろなところで使用されている古典制御理論(PID制御)とは?
  1-1 そもそも古典制御とはどんな技術か?
  1-2 古典制御における一般的な制御の方式とは?
  1-3 古典制御で必ず使用するラプラス変換表
  1-4 ラプラス変換とラプラス逆変換(逆ラプラス変換)の関係
  1-5 ラプラス変換とラプラス逆変換の応用例
  1-6 なぜラプラス変換を利用するのか?
  1-7 ラプラス変換の例としてRC直列回路をいろいろな角度から検討、
    1次遅れ系とは?
  1-8 ステップ応答を考えることの重要性とは?
  1-9 過渡特性と定常特性について考えよう!
  1-10 ステップ応答によってシステムの何が分かるのか?
  1-11 2次遅れ系とは?
  1-12 P制御、I制御、D制御とそれらの組合せのPID制御とは?

2.現代制御理論とはどのようなものでどのような使われかたを
 するのか?
  2-1 現代制御理論への導入
  2-2 現代制御理論のおける状態空間法はどのような制御か?
  2-3 状態空間法で表した状態方程式と出力方程式はどのような
    もので何を表しているのか?
  2-4 状態方程式と出力方程式の関係を表すとどのような図になる
    のか?
  2-5 状態空間法による定式化のしかたとは?
  2-6 ニュートンの運動方程式で表された線形1自由度減衰振動を
    状態方程式と出力方程式で表してみよう!
  2-7 線形2自由度減衰振動系(2入力2出力)の定式化のしかた
  2-8 状態方程式の解法について考えてみよう!
    【参考】 行列指数関数とは?
  2-9 現代制御理論における制御系設計手順を整理し図で表すと?

3.現代制御理論における状態空間法と古典制御理論における
 伝達関数法を比較してみよう!
  【 参考 】 固有値とは?
  【 参考 】 余因子行列とは?

4.状態方程式と出力方程式を伝達関数に変換する方法とは?
  4-1 計算練習

5.MATLABで状態空間法で表された状態方程式と出力方程式を
 伝達関数に変換する方法

6.制御されるシステムが安定性なのか不安定になってしまうのか
  について検討してみよう!
  6-1 Matlabで安定性の違いについて試してみよう!
  6-2 安定性についての整理
  6-3 システムの安定性の調べ方
  6-4 システムの安定性についての計算練習

7.可制御性とは? その判断のしかたとは?
  7-1 そもそもどういうシステムが可制御なのか?
  7-2 可制御か否かの計算練習

8.状態フィードバック制御とはどのような制御か?
  8-1 不安定なシステムを安定化させることはできるのか?
  8-2 状態フィードバック制御はどのように行われるのか?

9.状態フィードバックで不安定なシステムを安定にしてみよう!
  9-1 システムの安定化のしかた
  9-2 状態フィードバック制御を施したシステムの状態変数線図は
     どのようになるのか?
  9-3 すべてのシステムにおいて極の移動は可能なのか? 
    可制御とは?
  9-4 可制御性の定義と条件を整理してみよう!
  9-5 可制御と状態フィードバック制御に関してのもう一つ重要な
    定理とは?
  9-6 状態フィードバックゲインを求める計算練習 

10.質疑応答
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