非会員:
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契約書の作成に当たって契約書の雛形を参考にするものの、実際のケースに応じて、雛形のどの条項をどのように修正すべきか頭を悩ませることが多いと思います。
本講座では、契約書作成の担当者として、会社の利益を守るため、契約類型に応じ、実際のケースのどのような側面に着目し、どのような内容の条項を規定すべきかを理解するために必要な知識とテクニックを提供するため、契約書に関連する実務について2回に分けて解説を行います。
第1回目の「基礎知識編」では、契約の法的拘束力、有効性といった契約理論の基礎知識に加え、契約書一般のドラフト上の留意事項や、署名・記名、契印・訂正印、公正証書等の契約書作成に関連する基礎知識について、専門用語をできる限りかみ砕き、具体例も用いながら、分かりやすく解説します。
第2回目の「実践編」では、「基礎知識編」で学んだことを前提に、売買契約、業務委託契約、和解契約等、実務でよく交わされる各契約類型について、参考書式例を用いながら、交渉上問題となりやすい条項や特に気を付けるべき条項について解説し、契約書のドラフティング能力を上げるためのヒントを提供致します。
1.契約に関連する基礎知識
(ア)契約の法的拘束力
・約束との違い
(イ)契約の種
(ウ)契約の有効性
・無効となる場合
・取り消しができる場合
(エ)契約不履行に対する損害賠償と解除
2.契約書に関連する基礎知識
(ア)契約書の役割
・3つの役割
(①合意事項の確認、②有利な条項の創設、③証拠としての価値)
(イ)契約書の形式・構成
(ウ)契約書で用いられる文言・用語
①文言の客観性の必要性
②用語の基本的ルール
(エ)契約書に盛り込むべき条項
①期限の利益喪失条項
②合意管轄条項、
③反社会的勢力排除条項、
④損害賠償額の予定
⑤その他
(オ)契約書ドラフト上の留意点
・雛形利用の際の注意
・リスクの想定と予防
・現場ニーズの把握
(カ)その他の基礎知識
①署名・記名
②実印と認印
③契印・訂正印・捨印・消印
④印紙
⑤確定日付と公正証書の活用