<1>人と相互理解できる次世代人工知能技術研究開発と確率モデリングの応用
【13:00~13:55】
産業技術総合研究所人工知能研究センターは国内外の大学、企業、公的機関と連携して、実社会のビッグデータを使った次世代人工知能技術の研究開発を推進している。そこで進めている人と相互理解できる次世代人工知能技術やその研究の推進体制と人間行動理解タスクの具体的事例として実サービスや実生活中のビッグデータを活用した社会システムの知能化の事例を紹介する。
1.次世代人工知能技術開発
2.ビッグデータ活用
3.社会システムの知能化
4.確率モデリング
5.人間行動理解技術
6.質疑応答/名刺交換
<2>科学技術振興機構(JST)における先導的AI関連プロジェクトの紹介
【14:00~14:55】
冒頭、人工知能関連技術全体を俯瞰したのち、JSTが戦略的創造研究推進事業にて推進する先導的AI関連プロジェクトとして、CREST・さきがけの本年度新領域「イノベーション創発に資する人工知能基盤技術の創出と統合化」(CREST)と「新しい社会システムデザインに向けた情報基盤技術の創出」(さきがけ)、新たな若手育成事業スキームである独創的な若手研究者の「発掘と育成」を推進するプログラム(ACT-I)、および、社会技術研究開発の新領域「人と情報のエコシステム」について、狙いと概要を紹介する。
1.人工知能関連研究の俯瞰
2.革新知能統合基盤プロジェクト(AIP)
3.戦略的創造研究事業(CREST・さきがけ・ACT-I)
4.社会技術開発「人と情報のエコシステム」
5.質疑応答/名刺交換
<3>Yahoo! JAPANの人工知能研究開発への取り組みと展望
【15:05~16:00】
情報産業、特にインターネット業界では、サービスの提供とともに日々大量のデータが産みだされており、それを最先端の技術と組み合わせてサービスに活かすことが価値向上の原動力となっている。Yahoo! JAPANでは、保有するマルチビッグデータの価値を最大化する手段として人工知能領域の研究開発に取り組んでいる。本講演では、Yahoo! JAPANが研究所および開発部門でどのような体制・方針で取り組み、現在そして今後のサービスへの貢献に結びつけているかについて事例を交えて紹介する。
1.Yahoo! JAPANとマルチビッグデータ
2.「データ&サイエンス」領域としての取り組み
3.サービスを支える要素技術
4.先進的な取り組み領域
5.質疑応答/名刺交換
Ⅳ. 次世代人工知能の最新動向と展望
【16:05~17:00】
囲碁で世界トップレベルのプロ棋士に勝つ、人間と共同で創作した小説が文学賞の一次審査を通過するなど人工知能の成果が注目されている。人工知能の研究は60年以上の歴史があり、現在は3回目のブームを迎えている。その技術的な基盤は深層学習(ディープラーニング)である。ここでは人工知能の歴史を振り返って、いまどこまで来ているのか、これから人間と人工知能の関わりはどのようになっていくのかを述べる。
1.人工知能の歴史
2.将棋と囲碁を例とした最新技術
3.深層学習の基本と現状
4.人間の仕事と人工知能
5.人間と人工知能の今後の関係
6.質疑応答/名刺交換