藻類選定 育種 培養 産業化課題と 大局的に藻類ビジネスの展望を見極める!
実際に藻類事業に携わる講師の講演の中に、ビジネスチャンスを見いだせるか!?

【藻類バイオマス利用応援セミナー】生産効率向上に向けた技術開発動向と産業確立に必要な要点

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セミナー概要
略称
藻類バイオマス
セミナーNo.
st150204
開催日時
2015年02月18日(水) 10:00~16:40
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
 ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
講座の内容
プログラム

第1部 バイオマス利用を目的とした
    微細藻類の選抜戦略と藻類の多様性、産業活性化に向けた課題展望

 バイオマス利用を目的とした微細藻類生産システムの構築戦略には,特定の微細藻類に合わせて生産システムを至適化する方法と,生産物,許容されるコスト,想定される生産システムに合わせて微細藻類を選抜する方法ある。自然界の微細藻類には後者の戦略を許容し,成功に導くことのできるだけの多様性がある。 
1.微細藻類バイオマスへの期待
 1.1 グリーンプロダクト(食料,補助食品,原料,燃料など)(農業生産に期待するものとほぼ一緒)
 1.2 微細藻類に期待される夢と現実

2.微細藻類バイオマス利用に立ちはだかる壁
 2.1 施設・維持管理上の制約
   ○ 施設
   ○ 水,二酸化炭素
   ○ 維持管理
 2.3 安定的な大量供給が容易ではない
   ○ 食糧難対策とクロレラが選ばれた理由
   ○ スピルリナ,ドナリエラが大量生産・安定供給可能な理由
 2.4 生産コストがかかる
   ○ スピルリナ,ドナリエラ,ヘマトコッカス産業が成立している理由

3.微細藻類バイオマス利用に理想的な藻類像
 3.1 理想的な藻類とは何か
  ○ 簡単に良く増えて付加価値の高いものを作る藻類
  ○ 期待される高付加価値物質(オメガ脂質,カロテノイド,タンパク質,多糖類,吸着担体,生理活性物質など)
  ○ 何を生産したいのか
 3.2 これまでの選抜方法
 3.3 微細藻類の多様性

4.バイオ燃料生産に立ちはだかる壁と理想的な微細藻類像
 4.1 バイオ燃料生産に立ちはだかる壁
   ○ 現状ではそんなに付加価値が高くない(化石燃料枯渇になったら絶対的に必要)
 4.2 大量培養方法の多様性と選抜(コストがかからないように,効率良く)
 4.3 微細藻類の要求される能力
 4.4 利用されている微細藻類の現状
 4.5 微細藻類の採取・選抜の戦略
 4.6 成功可能性

5.微細藻類バイオマス利用の展望・課題
 5.1 微細藻類の分離・選抜・系統保存の必要性(戦略的生物系統保存ベンチャーの育成)
 5.2 大量培養コストの低減
 5.3 培養方法の簡略化
 5.4 太陽エネルギー変換効率の向上 

□質疑応答・名刺交換□

≪得られる知識≫
物質生産に遣われている藻類の現状,藻類選抜の戦略,藻類バイオマス生産の課題

第2部 微細藻類の安定・大量培養に役立つ要素技術と商業化への課題と展望

 新しいバイオマスとして注目されている微細藻類であるが、利用するためには安定的に大量培養する技術が必須である。そのためには生物としての微細藻類の特性・性質を深く知り、その特性をいかに上手に利用していくかがポイントとなる。本セミナーでは生物学的な側面を中心に大量培養に役立つ要素技術と商業化に向けた課題と展望を述べたい。
1.微細藻類について
 1.1 新規バイオマスとしての微細藻類の特徴と可能性
 1.2 微細藻類ビジネスの構造
 1.3 世界での取り組み

2.微細藻類の生物的特性と目的に合った品種選定方法
 2.1 微細藻類の種類と特性
 2.2 燃料利用を目的とした微細藻類の品種選定
 2.3 燃料用途における微細藻類の品種選定と品種改良

3.微細藻類の大量培養技術
 3.1 微細藻類と大量培養
 3.2 ラボレベルから工業レベルの大量培養を行うまでの流れ
 3.3 屋外大量培養の方式
   ○ 池型、チューブ型、ドーム型
 3.4 屋内大量培養の方式
   ○ パネル方式、ステンレスタンク方式
 3.5 大量培養のポイント
 3.6 微細藻類を研究するのに必要な施設・設備
 3.7 大量培養への取り組み例

  □質疑応答・名刺交換□

≪得られる知識≫
 微細藻類の生粒的な基礎知識,微細藻類ビジネスの最新動向,微細藻類の大量培養技術,
 微細藻類の品種改良,微細藻類ビジネスの展望 
≪キーワード≫
 微細藻類,光合成,バイオマス,バイオマスエネルギー
 

第3部 微細藻の育種および培養技術の現状・課題と産業化への展望

 バイオ燃料生産に求められる微細藻類の特徴と最近の育種技術による可能性にてついて紹介いたします。更に、産業化を実現するためには培養コストを大幅に低減する必要があり、その取り組みについて、デンソー保有藻のシュードコリシスティスを例に考察します。
1.微細藻類バイオ燃料の研究開発の背景
 1.1 微細藻類バイオ燃料研究が着目された理由
 1.2 微細藻類バイオ燃料を実用化する際の課題
 1.3 バイオ燃料生産に求められる微細藻の特徴

2.微細藻類の育種技術
 2.1 微細藻類の選定基準
 2.2 微細藻の育種改良技術
 2.3 油脂生産性を向上させる手段

3.微細藻類の培養技術
 3.1 油脂を蓄積させる培養方法
 3.2 微細藻類の培養評価手段
 3.3 シュードコリシスティスの培養評価
 3.4 シュードコリシスティスの屋外培養

4.産業化への展望
 4.1 培養コストの低減策
 4.2 立地用件の制約
 4.3 アセスメント

□質疑応答・名刺交換□

≪得られる知識≫
微細藻の育種技術、 培養技術

第4部 マイクロ波技術の産業化と藻類抽出プロセスへの適用事例

 我が社では,「電子レンジ」にも使用されるマイクロ波を使った技術で産業界にイノベーションを起こすことを目指しています。 今回は,我社でのマイクロ波技術開発の実用化に向けた取り組み事例と,今後期待される技術開発テーマとして,藻類抽出にマイクロ波技術を適用した事例について講演します。
1.はじめに

2.マイクロ波化学プロセスの原理・利点、経済的優位性,適用例など
 1.1 原理・利点
 2.1 経済的優位性
 2.2 適用例

3.MWプロセスの大型化
 3.1 リアクター開発の歴史
 3.2 プロセス設計
 3.3 ライセンスモデル化

4.藻類抽出への取り組み
 4.1 マイクロ波技術を藻類由来の油分抽出へ適用した場合のメリット
 4.2 培養事業者との共同開発事例
 4.3 燃料化への展開

5.マイクロ波化学技術がもつ可能性や今後の課題について

□質疑応答・名刺交換□
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