容器・包装、医薬品包装、有機太陽電池、有機ELなど益々要求度が高くなるハイバリア技術を学ぶ!
無機二元蒸着法、CVD法、そして正しいバリア性の測定・評価とは?

膜・フィルムのハイバリア技術とその測定・評価

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セミナー概要
略称
ハイバリア技術
セミナーNo.
st150312
開催日時
2015年03月19日(木) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
東京流通センター 2F 第4会議室
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
54,000円 (会員受講料 51,300円 )
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
 ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
 ※他の割引は併用できません。
備考
※資料・昼食付
講座の内容
プログラム

第1部:無機二元蒸着法によるバリアフィルムとハイバリア化技術

(10:30~12:10)
<得られる知識>
 バリアフィルム、包装技術、フィルム製膜、蒸着プロセス、コーティングプロセスについて学ぶことが出来ます。
<趣旨>
 バリアフィルムの一種である透明蒸着フィルムは、従来の塩素系フィルムやアルミ箔の廃棄燃焼時の塩素系ガスや残渣という環境課題の解決を目指し、国内のフィルムメーカー・印刷メーカー等により開発上市され、そのバリア特性の良さや湿度依存性の少なさを生かし食品包装を中心に広く普及してきました。
 最近は電子レンジ調理可能なレトルトパウチなどに採用され、ビン・缶代替の環境対応商品として海外でも展開が図られております。また、太陽電池バックシート、真空断熱材など食品包装以外にも用途が拡大され、今後はさらにハイバリア化とコストダウンの要求が厳しくなっていくと予想されます。
 東洋紡独自の二元蒸着法を用いたバリアフィルム「エコシアール」は、透明性と加工適性に優れた包装用ガスバリアフィルムです。広幅・高速のロールtoロール真空蒸着技術に加え、プラスチックフィルムの表面改質技術、機能性トップコートとの組合せによるハイバリア化技術、生産性向上技術について平易に解説いたします。                                  
1.背景
 1.1 包装の機能とフィルム特性
 1.2 ガスバリアフィルムの役割

2.ガスバリアフィルム
 2.1 各種バリアフィルムの素材構成と特性
 2.2 ガスバリア測定法

3.透明蒸着フィルム
 3.1 原料と蒸着方式
 3.2 生産プロセスと生産性

4.二元蒸着フィルム 「エコシアール」
 4.1 構造と特長
 4.2 二元蒸着プロセス

5.ハイバリア化技術
 5.1 蒸着プロセス改良
 5.2 ベースフィルム表面改質
 5.3 機能性トップコート

6.エコシアール
 6.1 レトルトグレード
 6.2 高防湿グレード
 6.3 ナイロンベース

  □質疑応答・名刺交換□
 

第2部:CVDによるハイバリアフィルムの開発・製造・商品化への課題と挑戦

(13:00~14:40)
<得られる知識>
 ハイバリアフィルムのための材料技術、CVD成長法の基礎と特色、ロールツーロールCVD装置の実用、ハイバリアフィルム基材などを学ぶことが出来ます。
<趣旨>
 高度食品包装、医薬品包装、有機太陽電池、有機EL等の分野では従来のバリアフィルムより格段に性能が良いハイバリアあるいはスーパーバリアフィルムが必須部材となっています。これらのハイバリアを可能にするためにはCVDのようなナノテク技術による高度な成膜技術とその生産技術が求められます。本講演ではそのための材料技術と生産技術についてわかりやすく解説します。
1.バリアフィルムとは
2.ガスバリア材料
3.CVD法の種類と特徴
4.ラジカルを用いる「有機触媒CVD法」の基礎
5.有機触媒CVD装置(バッチ式)
6.有機触媒CVD装置(ロールツーロール式)
7.有機・無機ハイブリッド材料
8.SiCN系ガスバリアフィルム
9.ガス透過性の評価法の種類と問題点
10.ハイガスバリアフィルムの商品化と事業化
11.ハイバリアフィルムをベースに新産業・新事業の創出


  □質疑応答・名刺交換□
 

第3部:バリアフィルム・膜および容器のバリア性評価方法

(14:50~16:30)
<得られる知識>
 フイルムおよび容器形状での最新ガスバリア評価方法と技術を実例と共に学ぶことが出来ます。
<趣旨>
 ガスバリア性試験はフイルム・膜が気体の透過を遮断する特性を利用して開発された製品のガスバリア性を求める評価方法であり、樹脂メーカから食品、衛生・製薬、電気電子、自動車分野などあらゆる分野に必要とされている。各分野における評価対象製品および高温高湿度試験方法についての最新ガスバリア性評価方法について述べる。
1.新たな分野で、ガスバリア性が必要とされてきました。
 食品包装関連100℃dry条件、各分野で要求されるガスバリア値、ガスバリアテストの世界のトレンド

2.等圧法試験装置の測定原理と測定ポイント
 バリア試験装置の測定原理、バリアに影響する因子の説明~温度・湿度・ガス透過方向・厚さ・気圧・貼り付けグリース・等圧法と差圧法・透過面積・システムリーク量の補正など

3.フィルム、封し樹脂、パッケージの評価方法
 例えば封止樹脂はどのようにしてバリアを測定するか?

4.高温高湿度試験85℃85%RH,100℃0%RHシステム試験
 高温下ではこんなにバリア性は低下する。アレニウスプロット作成による測定時間の短縮など。

5.最終製品形状(容器)での酸素、水蒸気、炭酸ガスバリアの実例紹介
 ペットボトル、コンタクトレンズパッケージ、PTP、カップ麺容器、乳飲料容器、袋チャックの性能、ケッチャプ容器など

6.世界と日本のバリア性試験規格の紹介

  □質疑応答・名刺交換□
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