僅かな光でも無駄なく取り入れ、反射を抑制するモスアイ(蛾の目)を
光学用途へ応用した反射防止フィルムが注目されている!
製造方法、構造、効能の最適化など、可能性の拡がりをとらえ製品へと応用する!

反射防止フィルム高機能化へのモスアイ構造・その効果
~生体模倣で成し遂げる反射防止の高性能・低コスト化とは

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セミナー概要
略称
反射防止フィルム
セミナーNo.
st150314
開催日時
2015年03月23日(月) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4階 第2特別講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 ( 会員受講料 41,040円 )
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
 ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
 ※他の割引は併用できません。
備考
※資料付
講座の内容
習得できる知識
ナノインプリント、生体模倣、反射防止、光取り出し向上、量産化、大面積
趣旨
 生物のしくみや機能を解明して、人間や社会に役立てる模倣を行う技術のことを生体模倣技術と呼ばれている。モスアイ構造は、生体模倣技術の中から生み出された構造として近年注目を集めている。
 蛾の眼(モスアイ)は、夜間に活動する為に僅かな光でも無駄なく取り入れることや外敵から身を守る為に反射を抑制することで夜行性を獲得したと言われている。蛾の眼の表面には光の波長より小さな約数百ナノメートルの微細な凹凸構造が形成されており、可視光域の反射を大幅に低減する機能を持っている。モスアイ構造の反射防止機能は、従来の多層膜の反射防止フィルムに比べ波長依存性や角度依存性が少なく高い反射防止性能を持っている。さらにナノインプリント技術を用いることで工程数を減らすことが可能であり、反射防止フィルムの高性能・低コスト化が期待されている。
 ナノインプリントとは、マイクロやナノメートルサイズの微細な構造を持つ金型を用いて樹脂に金型の形状を複製する微細加工技術である。イメージとしては、ハンコを押していくようなものである。生体模倣技術で見出された構造や光学設計に基づいて設計された構造を安価に製造することが可能となる。
 本セミナーでは、ナノインプリントの生体模倣技術の中でも代表的なモスアイ構造に焦点を当てて解説し、効能の最適化や製造方法、フィルムへの応用について解説する。
プログラム
1.はじめに
 1.1 ナノインプリント事業展開体制

2.ナノインプリント
 2.1 ナノインプリントの概要
  2.1.1 ナノインプリントとは?
 2.2 量産化における要素
  2.2.1 干渉リソグラフィによる大面積金型
  2.2.2 Roll-to-Roll装置
  2.2.3 量産時の課題

3.モスアイ構造
 3.1 反射防止フィルムとメカニズム
  3.1.1 現行の反射防止フィルム
  3.1.2 モスアイフィルム
 3.2 モスアイ構造の設計
  3.2.1 簡易的な反射特性計算
  3.2.2 拡散性モスアイ

4.モスアイ構造の応用展開
 4.1 有機ELにおける輝度向上機能
  4.1.1 有機ELとは
  4.1.2 モスアイ構造の応用
 4.2 太陽電池における集光効率向上機能
  4.2.1 モスアイ構造の応用
 4.3 LEDにおける輝度向上・光制御機能
  4.3.1 モスアイ構造の応用
 4.4 その他アプリケーション

5.まとめ

 □ 質疑応答 □
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