2015年04月27日(月)
10:30~16:30
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49,500円
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学生:
49,500円
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溶射に関する基礎的な知見を有し、ある程度の実務経験をお持ちの方
・溶射法の成膜メカニズムが分かる
・皮膜膜質の制御因子が分かる
・皮膜膜質の制御方法が分かる
サステイナブル人類社会の構築に向けて、材料工学の果たす役割は大きい。材料工学におけるサステイナブル実現への要求項目は、材料における高品位化、高特性化とリサイクル性の両者を兼備する材料、構造体の創成にある。これを可能にする最新技術の一つがナノテクノロジーである。ナノテクノロジーでは、材料の構成単位をナノレベルにまで小さくすることで、新たな機能、特性発現の可能性を与える。この場合、構成単位を小さくするだけで、物質そのものの変化を伴わないことから、リサイクル性を可とし、人類の未来にとって重要な技術の一つである。
一方、サステイナブル人類社会構築におけるもう一つの重要な技術が表面技術である。この場合は構造部材の部位における革新であり、表面機能、特性を高品位化すればするほど、その機能を表面に局所化することができ、また表面ゆえに容易にリサイクルが可能である。本講では、この表面技術の中でも、特に数十ミクロンの粒子の積層を基本原理とし、数十ミクロン以上の厚膜創成を可能とする技術としての溶射法、コールドスプレー法、エアロゾルデポジション法の基本原理、技術の現状、将来展望等を講述する。
1.はじめに
1.1 表面改質,被覆技術の分類,特徴
1.2 本講習のカバーする技術領域
2.溶融粒子による膜創成:溶射法
2.1 溶射法の基本原理
2.2 溶射法の種類
2.3 代表的装置構造
2.4 適用事例
2.5 粒子偏平の基礎 動的ぬれ現象
2.6 プロセス制御法,制御指針
2.7 最近のトピックス 耐環境遮蔽皮膜
3.固体粒子による膜創成:コールドスプレー法
3.1 CS法の基本原理
3.2 CS法の種類
3.3 代表的装置構造
3.4 適用事例
3.5 粒子付着偏平の基礎原理 せん断不安定現象
3.6 プロセス制御法
3.7 最近のトピックス
4.非加熱での膜創成:エアロゾルデポジション(AD)法
4.1 AD法の基本原理
4.2 AD法の装置構造
4.3 適用事例
4.4 粒子付着の原理 常温衝撃固化現象
5.粒子積層厚膜創成技術の将来展望
6.終わりに
□ 質疑応答 □