センサ・ロボット・非破壊検査・ネットワークシステム・・・etc. 農・畜・水産物の生産効率・品質の向上のためのデバイス・システムの導入に期待が掛かっている。現場で役立ち使われる情報・技術・システムとは何なのか?生産現場の実情を捉えた開発事例から、新市場に向けた製品の開発指針を掴み取る。

農業支援デバイス・システムの開発に!現場に求められる情報・技術と開発の実情
~環境モニタリングから農・畜・水産物の生産・流通支援、食品としての品質管理まで~

※こちらのセミナーはサイエンス&テクノロジー(株)様主催のセミナーです。
5月下旬より弊社主催と誤った表記をしておりました。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
スマートアグリⅡ
セミナーNo.
st150702
開催日時
2015年07月13日(月) 11:15~16:40
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第3講習室
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
54,000円 (会員受講料 51,300円 )
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
 ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
講座の内容
プログラム

第1部 現場で求められる農地環境センサ・モニタリングシステムの開発現状と課題

 農業現場で求められる計測データやセンサネットワークがどのようなものか、どういう利用法が考えられるのかについて、演者が開発したフィールドサーバ・システムを中心にハードウェア・ソフトウェア・アプリケーションなどの詳細や農業現場への適用事例、普及・実用化に向けた課題などについて述べる

1.農業用センサネットワークの背景
 1.1 農業現場で求められる情報とは
 1.2 モニタリングシステムの現状
 1.3 センサネットワークとは
 1.4 農業用センサネットワークに必要な機能
2.農業用センサネットワーク「フィールドサーバ」の特徴
 2.1 フィールドサーバのハードウェア構成
 2.2 気温・湿度計測方法
 2.3 データ収集システムの特徴
3.フィールドサーバの運用実験の様子
 3.1 国内での運用事例
 3.3 運用実験における失敗事例
4.フィールドサーバの農業適用事例 
 4.1 センサデータの利用事例
 4.2 画像情報の利用事例
 4.3 その他・応用事例
5.農業用センサネットワークの今後の課題と展望
 5.1 普及・実用化に向けた課題
 5.2 今後の展望・応用・発展性

  □質疑応答・名刺交換□
 

第2部 精密農業,精密畜産,精密水産におけるシステム開発に必要な視点と最新開発動向

 今後の世界人口90億人時代到来のために,食料生産を行いながら環境を保全するというトレードオフの問題を同時に解決することが急務である。その一つの手段として,精密農魚,畜産,水産は重要なフィロソフィであり,方法論となり得るが,そのために必要な技術的ポイントを講演する。

1.人口90億人時代の食料生産と環境保全
 1.1 人口増加予測
 1.2 食料自給と世界の農業
 1.3 食料生産に関わる問題点
2.精密農業
 2.1 土壌センサ
 2.2 自律移動ロボット
 2.3 苗生産ロボット
 2.4 収穫ロボット
 2.5 前処理・選別ロボット
 2.6 情報の流れ
3.精密畜産
 3.1 肉牛生産
 3.2 乳牛生産
 3.3 ブロイラー生産におけるハッチングウインドウ
 3.4 情報の流れ
4.精密水産
 4.1 生け簀での養殖
 4.2 ヘルムホルツ共鳴
 4.3 情報の流れ
5.まとめ 

  □質疑応答・名刺交換□
 

第3部 畜産物品質評価への近赤外分光法の応用と技術開発において失敗しないためのノウハウ

 近赤外分光法の原理を概説するとともに、同法を農畜産物の品質評価へ応用し、実用的な測定システムを開発する場合に必要となる検討すべき項目について解説する。これらの項目を事前に検討すれば技術開発は成功する。

1.はじめに
 1.1 食品等品質管理のためのオンライン計測技術の必要性
 1.2 オンライン計測が可能な非破壊品質評価の現状
2.近赤外分光法による品質・危害要因の迅速測定の事例
3.測定システムの開発法 ~近赤外分光法の食品品質管理への応用~
 3.1 近赤外分光法の原理
 3.2 定量分析・定性分析
 3.3 技術開発において失敗しないためのノウハウ
 (1)目的を明確にする
 (2)試料の前処理操作を予め決定する
 (3)スペクトルの測定環境条件を予め確認する
 (4)目的に適合したスペクトル測定方法を選定する
 (5)目的に適合した近赤外装置を選定する
 (6)目的に適合した良好な検量モデルを作成する
 (7)機器の日常的な点検方法を確立する
 (8)精度確認方法を確立する
  キーワード:残留農薬・微生物汚染・害虫汚染の検出、タンパク質・脂質など主要成分の定量
4.おわりに

  □質疑応答・名刺交換□

≪得られる知識≫
 近赤外分光法、実用機のシステム設計、精度管理方法
関連するセミナー
関連する書籍
関連するタグ
フリーワード検索