コーティングプロセスの付着・密着トラブルを解決するには?
乾燥やウエットプロセスのコントロール・評価も学ぶ!

コーティング膜の付着・密着コントロールとトラブルへの対策
表面・界面を構築するための要素技術

※こちらのセミナーはサイエンス&テクノロジー(株)様主催のセミナーです。
5月下旬より弊社主催と誤った表記をしておりました。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
コーティング膜の付着
セミナーNo.
st150705
開催日時
2015年07月24日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第1講習室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
 ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
昼食・資料付
講座の内容
習得できる知識
 塗工液から乾燥までの一連のコーティングプロセスが理解できます。濡れ・付着・コーティングに関する一連の基礎と実務的応用が習得できます。
 また、付着・密着に関するトラブルへの対応能力を習得できます。日頃のトラブル相談にも応じます。
趣旨
 コーティング技術の高品化および高機能化は、生産効率の向上やコスト削減には不可欠な課題である。しかし、プロセス技術の基礎である塗布乾燥メカニズムは、十分に、理解されているとは言い難い。
 本講座では、コーティングの基礎を学習するとともに、塗膜プロセスの本質を理解し、付着・密着性をコントロールすることを目的としている。また、高品位化・高速化を考察することにより、塗布乾燥におけるトラブルを解決する能力を養う。さらに、研究開発・トラブルフォローといった実務上での取り組み方について、豊富な実例を交えて解説する。
 セミナーで紹介するデータの殆どは講師の研究室で取得したものであり、データの取得方法や解析ノウハウを含めて紹介する。
 本講座を通じて、初心者にも分かりやすく、基礎から学んでいただけます。また、受講者が抱えている日々のトラブル相談にも応じます。
プログラム
1.コーティングの基礎(メカニズム、プロセス)
 1.1 塗工液から塗膜への変化とは (表面と界面の形成)
 1.2 塗膜の乾燥とは (塗膜の凝集性が高められる)
 1.3 ロールコーティングの基礎(正回転、逆回転)
 1.4 ダイ・コンマ・マイクログラビアコーティング
 1.5 スピン、スリット、インクジェット、ナノ粒子ペースト
2.濡れを制御する(濡れの不確定要素を見極める!)
 2.1 Youngの式により濡れ現象を理解する(親水化と疎水化の定義)
 2.2 表面エネルギーの使い方(濡れをエネルギー次元で考える)
 2.3 接触角を理解する(接触角の使い方)
 2.4 動的濡れ性とは(糸曳き現象)
 2.5 ウェットプロセスの評価手法をマスターする (濡れ仕事と拡張係数)
 2.6 パターン配置による濡れ(ピンニング効果を抑える)
 2.7 基板材質の差による濡れ(Cassieの式を使いこなす)
 2.8 基板の凹凸による濡れ(Wenzelの式を使いこなす)
 2.9 時間変化による濡れ(初期濡れを決定する)
3.乾燥を制御する(乾燥のツボを抑える!)
 3.1 拡散(塗膜内の溶剤移動の促進)
 3.2 蒸気圧(乾燥を促進する環境設定)
 3.3 ラプラス力制御 (塗膜の凝集性の発現)
 3.4 乾燥装置の最適化の要因 (乾燥速度、乾燥限界とは)
 3.5 減圧乾燥による膜質改善(膜内応力の緩和)
 3.6 スピン乾燥の膜質制御(膜内均一性の向上)
4.付着・密着トラブルを解決する(発生原因を特定し解決能力を鍛える!)
 4.1 付着性と密着性の違い(乾燥中と液中の挙動の逆転)
 4.2 ピンホールの抑制方法(濡れ不良、拡張濡れ法)
 4.3 表面硬化層の形成過程 (塗膜内の凝集性分布)
 4.4 乾燥ムラの発生メカニズム (塗布膜の面内不均一)
 4.5 膜剥離の防止法 (ポップアップ・ガス発生)
 4.6 クラックの抑制 (積層膜での応力マッチング方法)
 4.7 凝集クラック制御(ナノ粒子ペーストのクラック)
 4.8 クレイズの発生メカニズム (環境応力亀裂)
 4.9 フラクタル粘性指状(VF)変形とは(界面付着面積の減少要因)
 4.10 微粒子の乾燥メカニズム (ウォーターマークの防止方法)
 4.11 フイルム剥離残渣のメカニズム(応力の集中と緩和に支配される)
5.コーティングを管理する(信頼性を高めるには?)
 5.1 光散乱法によるフィルムエッジ検出(膜剥離残り対策)
 5.2 光干渉法による薄膜の膜質評価(屈折率分散による膜質管理)
 5.3 フィルムの帯電制御と評価(帯電メータによる管理方法)
 5.4 塗膜の品質保証(劣化、加速試験、寿命評価の基礎)

6.質疑応答(日頃の疑問・トラブル・解析・技術開発相談に応じます!)
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