高分子の絶縁破壊や劣化のメカニズム、絶縁特性の計測や対策に焦点を当てわかりやすく解説します!
ますます苛酷な環境で求められる高分子絶縁材料を、どのように考え、どのように高機能化していくか!

絶縁破壊・劣化の基礎・測定・劣化診断と高分子絶縁材料の高機能化

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セミナー概要
略称
絶縁破壊・劣化
セミナーNo.
st150803
開催日時
2015年08月24日(月) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第1講習室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
講座の内容
習得できる知識
・絶縁破壊や劣化のメカニズム
・絶縁特性の計測法
・絶縁破壊や劣化の対策(防止方法)
・高分子の電気絶縁特性の実例    などを習得することが出来ます。
趣旨
 電気を使用する全ての機器やデバイスにとって、必須の絶縁を担っているのは、多くの場合、高分子である。機器の小型化や高機能化に伴い、高分子絶縁体はますます苛酷な環境に置かれるようになって来ており、絶縁破壊や絶縁劣化の懸念が避けられない。
 本セミナーでは、高分子絶縁体(誘電体)の性質について基礎的な考え方を講義した後、高分子の絶縁性(絶縁破壊と絶縁劣化)、中でも絶縁破壊や劣化のメカニズムや絶縁特性の計測や対策(防止方法)に焦点を当てて分かり易く講義していきます。
プログラム
1.誘電体とは?
 1.1 誘電体の重要性(誘電体の性質と用途)
   ~電気の時代にも、光の時代にも重要~
 1.2 誘電体(絶縁体)のエネルギー構造
   ~導体、半導体、絶縁体のちがい~
 1.3 誘電分極
   ~サブナノ秒から日以上まで~

2.高分子の導電性
 2.1 電気絶縁材料としての高分子
   ~「高分子ならでは」の長所と欠点~
 2.2 電気伝導の基礎理論
   ~イオン、電子、正孔はどのように運ばれるか~
 2.3 高分子の導電性
   ~「高分子ならでは」の電気伝導~

3.絶縁破壊とその理論 ~絶縁破壊は何故起こる~
 3.1 真性破壊
 3.2 電子なだれ破壊
 3.3 ツェナ破壊(回復性)
 3.4 純熱的破壊
 3.5 電気機械的破壊
 3.6 部分放電劣化
 3.7 電気トリー・水トリー

4.用途に応じた絶縁破壊や劣化の対策
 4.1 電界集中の防止
   ~電界を下げる工夫~
 4.2 電極配置/機器構造の最適化
   ~破壊を防ぐ知恵~
 4.3 材料・材質の選択
   ~材料選択の考え方~

5.導電性・絶縁性の測定と劣化診断の技術
 5.1 導電率 ~導電率を正しく測るためには~
   ・2端子法と3端子法
 5.2 絶縁破壊電界
   ~簡単には測れない真の値~
   ・部分放電、沿面放電の防止
 5.3 空間電荷
   ~最近可能となった空間電荷測定~
 5.4 ケーブルの劣化診断の一手法 ~高感度なFDR法~

6.特殊環境下で使用される高分子絶縁材料
 6.1 耐熱性 ~耐熱性に対する1つの視点~
 6.2 耐放射線性 ~意外な材料が放射線に弱い~

7.高分子の電気絶縁特性の実例
 7.1 汎用高分子とエンジニアリングプラスチック・スーパーエンプラ
   ・低密度ポリエチレンからポリフェニレンサルファイドまで
 7.2 高分子ナノコンポジット(有機・無機ナノコンポジット)

8.まとめ

  □質疑応答・名刺交換□
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