工業発展に伴い成長した実用技術:コーティング層と基材間の密着性を丁寧に解説いたします。
よくある密着トラブルと抑制のための密着設計とは?

フィルム表面へのコーティング加工技術:入門講座
~密着力・接着とその評価・密着設計の考え方~

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セミナー概要
略称
フィルム・シートコーティング
セミナーNo.
st150905
開催日時
2015年09月09日(水) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第1講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
 ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
講座の内容
習得できる知識
・界面現象の理解
・密着性と凝集力の関係
・評価方法
・密着設計の理解
趣旨
 フイルム表面へのコーティング加工技術は印刷や接着と同じく工業的な発展に伴って成長した実用的な技術であり、科学的な体系の中から生まれた技術ではありません。そのため、コーティング層と基材間の密着性は特別に重要な要素であるにもかかわらず、体系的な整理があまりなされてきませんでした。
 また、「密着性というのは物理的特性でしょうか?」、「性能でしょうか?」それとも「機能でしょうか?」と問いかけると、帰ってくる答えは様々で異なったものとなるでしょう。それは、技術分野が多岐に渡るが故に抱える「技術課題」や「とらえ方」が異なるからです。
 一見して複雑な現象や多岐に渡る技術課題でも、考え方を整理し、各分野で共通的な事項を抽出することができれば、比較的容易にアプローチすることが出来るのではないでしょうか。本セミナーでは共通的な事項を抽出し、基本的な評価の方法や密着設計の考え方について解説いたします。
プログラム
1.密着性の発現と接着のメカニズム
 1.1 造膜過程での凝集力の変化
 1.2 接着と密着
 1.3 密着力と凝集力
 1.4 界面剥離と凝集破壊
 1.5 材料間相互作用の種類
   ・機械的結合相互作用(投錨効果)
   ・ファンデールワールス相互作用(分子間力)
   ・化学結合相互作用(共有結合またはイオン結合)
 1.6 密着性に影響を及ぼす因子
   ・材料の溶解性パラメータ
   ・基材(例:PETフイルム・シート)の表面特性

2.高分子材料アプローチ
 2.1 易接着材料
 2.2 難接着材料の易接着化
   ・プライマーコート法
   ・表面酸化処理法(コロナ放電処理、紫外線処理、プラズマ処理、火炎処理他)
   ・機械的処理(サンディング他)
   ・化学的処理

3.評価方法
 3.1 実用性能評価(テープ剥離、碁盤目試験他)
 3.2 JIS評価法
   ・剥離接着強さ
   ・引張り接着強さ
   ・引張りせん断接着強さ
   ・圧縮せん断接着強さ

4.よくある密着トラブルと抑制のための密着設計
 ・密着力(adhesion)と凝集力(cohesion)のバランス設計
 ・その他

  □質疑応答・名刺交換□
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