アクチュエータとして様々な可能性を持つ人工筋肉に注目が集まっている
人工筋肉のアクチュエータとしての面に重きをおきつつ、その物性や動作原理、用途展開などについて解説する

ソフトアクチュエータの最新動向と今後の展開
~人工筋肉の基礎とヘルスケア・ロボット・発電システムへの応用 ~

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セミナー概要
略称
人工筋肉
セミナーNo.
st151118
開催日時
2015年11月24日(火) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん  4階 第1特別講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
講座の内容
趣旨
 誘電型ソフトアクチュエータ・トランデューサは、非常に優れた性能を有する新しい省エネルギー型人工筋肉である。この人工筋肉トランスデューサは、製作コストが安く、従来のコイルを用いたアクチュエータの半分以下の電力で駆動でき、かつ簡単な構造で柔軟な生物と同じような動きを実現できることから、モーターや電磁コイルなどを用いたアクチュエータに変わる新技術として、注目を集めている。

 最新の実験データでは、 0.1gの誘電エラストマーで1.5kgの重りを持ち上げることが可能で、かつ超柔軟な透明電極を用いた透明人工筋肉が開発された。この人工筋肉の応用例として、①ロボティクス・パワースーツやモーター②流体・流量制御、ディスプレイ、③表面構造を瞬時に変化させるデバイス、④センサー、⑤インクジェットやナノ・マイクロデバイス、⑥指向性を有したスピーカ、⑦人工装具(器官)を含む多様な医療・介護アプリケーションなどが挙げられる。また、この誘電型人工筋肉のもう1つのモードに、発電モードがある。このモードを上手く利用することにより、今まで余り利用できなかった「人・動物の動き」、「弱い水の流れ」、「微風」、「波の上下運動」といった穏やかな動き等から発生する振動を電気エネルギーに変換可能となった。また「機械や構造物の微振動」からも発電が可能である。

 本セミナーでは、人工筋肉の現状、様々な応用、今後の展開などを徹底的に解説する。
プログラム
1.人工筋肉型アクチュエータの現状
  1.1 エレクトロアクティブポリマー(EAP)概論
  1.2 電気を利用せずに変形するポリマー
  1.3 電気を利用するポリマー
  1.4 イオンなどを用いたポリマー
 
2.誘電型人工筋肉トランデューサの進化と今後
  2.1 省エネルギー型人工筋肉の動作原理、製作方法および使用時のポイント
  2.2 省エネルギー型誘電型人工筋肉の応用例
   2.1.1 ロボット(手術用ロボットを含む)、ポンプ、モーター、バルブ、センサー、スイッ
             チなどへの応用
   2.1.2 スマートマテリアルなどへの応用(マイクロ工場への応用など)
   2.1.3 指向性を有したスピーカ、ノイズリダクション・システム、ソナーなどへの応用
   2.1.4 医療用器具、介護器具、ヘルスケアなどへの応用
   2.1.5 超柔軟な透明電極を有した透明人工筋肉
   2.1.6 高効率人工筋肉発電システムへの応用
         発電原理/小型発電システム/水車発電システム/波発電システム/船舶発電システム/
           微小発電システム/ウエアラブル発電システム/人工筋肉発電システムの将来
   2.1.7. 誘電型人工筋肉の駆動体験
   2.1.8. 今後の展開
     ・スーパー人工筋肉の可能性 (小型自動車のエンジンを越えるパワー)太陽熱を利用
              した大規人工筋肉発電
     ・津波等のエネルギーを低減し電気を得る人工筋肉
     ・地震から構造物を守る人工筋肉

□ 質疑応答 □
 
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