★ 有機・無機ハイブリッド、フィラー分散で高屈折率化、屈折率1.7以上を目指すには!?
★ さらなる高屈折率化に向けて、3講座から現状・トレンドなどわかりやすく解説します。

新しい高屈折率透明樹脂の開発動向とその評価
~さらなる高屈折率・機能化への展望~

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セミナー概要
略称
高屈折率透明樹脂
セミナーNo.
st151119
開催日時
2015年11月24日(火) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん  5F 第3講習室
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
54,000円 (会員受講料 51,300円)
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
講座の内容
プログラム

第1部:新しい高屈折率透明樹脂の開発とハイブリッド化による樹脂の機能化

(10:30~12:10)
<得られる知識・技術>
 高屈折率材料(特に高分子)の基礎と具体例。ブレンドや高強度材料を指向したコンポジットなどハイブリッド化による高機能化。高屈折率材料と高複屈折材料の関係についてを習得することが出来る。
<趣旨>
 高屈折率高分子材料を開発する上での注意点について、実例をあげながら解説する。高屈折率材料の設計は理論的には容易であるが、様々な問題点(相反する物性)が隠れている。あわせて、デバイスや機能材料への応用へ向けた新しい戦略についても紹介する。

1.高屈折率材料の基礎
2.高屈折率材料の設計法
3.測定法(プラズムカプラー法)
4.原子屈折と共役系の拡張
5.低複屈折かつ高屈折率の実現

 5.1 例:フルオレン系高分子
 5.2 例:縮合系高分子
 5.3 例:アクリル系高分子
 5.4 例:ネットワークポリマー系
 5.5 例:天然高分子の利用
 5.6 例:フェノール系高分子(縮合系)
 5.7 例:フェノール系高分子(側鎖型)
6.高屈折率高分子のブレンド
7.屈折率制御型ナノフィラーの試み
8.有機・無機ハイブリッド系
9.高複屈折材料と高屈折率材料
10.液晶材料との接点
11.まとめ

  □質疑応答・名刺交換□


第2部:屈折率1.7以上の高屈折率材料の合成・開発とその評価

(13:00~14:40)
<得られる知識・技術>
高屈折率、低屈折率、高アッベ数のポリマーの合成方法。ポリマーの屈折率の評価方法を習得できます。
<趣旨>
 ポリマーの屈折率は、ローレンツ・ローレンツの式で表されるように、ポリマーを構成する分子屈折率と、ポリマーの密度に依存される。すなわち、ポリマーを構成する元素と構造に依存する。構成成分の元素に多くは注目されるが、ポリマーの構造により屈折率も大きく異なることを明らかにした。さらに、高屈折率ポリマーを合成するための分子設計指針について考察を加える。
1.ポリマーの屈折率とその評価方法
2.高屈折率ポリマーの開発例
3.含硫黄ポリマーの特性
4.含硫黄ポリマーの合成方法
5.特殊構造高分子とそれらrの物理的特性
6.低屈折率ポリマーの合成例
7.ポリマーの構造と屈折率特性
8.高アッベ数ポリマーの分子設計
9.屈折率が制御されたポリマー
10.含硫黄スターポリマーの合成と屈折率特性
11.含フッ素ポリマーの合成と屈折率特性
12.含テルルポリマーの合成と屈折率特性
13.屈折率変換材料の開発とその応用
14.高密度なポリマーと屈折率特性
15.含ケイ素ポリマーの合成と屈折率特性


  □質疑応答・名刺交換□

第3部:ZrO2ナノ微粒子による光学材料の高屈折率化

(14:50~16:30)
<得られる知識・技術>
 高分子材料中に如何に異物質をナノ分散できるかについての基本的アプローチについての知識・技術が得られる。
<趣旨>
  一般に透明な有機材料に屈折率の異なるフィラー(無機微粒子)を混合すると著しく散乱が起き、不透明化する。しかし、加える微粒子の粒子径をナノスケールまで小さくできれば、光学的散乱が抑制された透明な材料が得られると期待される。これまで5 nm以下の無機ナノ微粒子をポリマーバルク中にナノ分散させ、屈折率などの制御、特に高屈折率化を行う手法は必ずしも確立されていないのが実情である。
 本講座では、水中で分散安定化されている無機ナノ微粒子(ZrO2)を水と混ざらない疎水性の有機媒体中(例えばトルエン)に1次粒子径を保ったまま相移動と同時に疎水化する方法、さらに、そのような方法で表面処理された無機ナノ微粒子を用いて高分子中にナノ分散させることによって透明性を維持しながら高屈折率なハイブリッドバルク材料を合成する方法について講義する。
1.はじめに
 1.1 透明材料の光学的性質と要求される性能
 1.2 有機-無機コンポジット化からハイブリッド化へ
2.ナノZrO2水分散液の新規表面処理化方法
3.ナノZrO2微粒子の表面官能基化と性質
4.各種ハイブリッドバルク材料の創製
 4.1 熱硬化性樹脂とZrO2微粒子とのナノハイブリッド化
 4.2 熱可塑性樹脂とZrO2微粒子とのナノハイブリッド化
 4.3 エポキシ樹脂とZrO2微粒子とのナノハイブリッド化
 4.4 ZrO2微粒子含有ナノハイブリッド材料の屈折率とアッベ数
5.ZrO2微粒子含有高分子微粒子
6.高屈折率透明ラテックスフィルム
7.おわりに

  □質疑応答・名刺交換□
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