手触り、肌触りの良い布や繊維とはどういったものなのか?また、それを開発するためにはどうすれば良いのか?
布の風合い(手触り、肌触り)の評価手法を解説すると共にそれを応用する際の考え方を紹介する

布の風合い客観評価法の開発とその応用

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セミナー概要
略称
風合い評価
セミナーNo.
st160311
開催日時
2016年03月17日(木) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F 第1特別講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・布の風合いに興味がある方
・テキスタイル(繊維)に関連した仕事をしている技術者、研究者、営業担当者など
習得できる知識
1.布、繊維等の基本力学特性について学ぶことが出来る
2.風合いの客観評価法について学ぶことが出来る
趣旨
 布の風合い(手触り、肌触り)は、明治に入って英国から紳士服が導入されて以来、テーラーや消費者から重要視されるようになった。戦後の物のない一時期を除いて、風合いの良いスーツを着ることが消費者の夢であった。合成繊維の普及と大量生産、大量消費の時代の中で風合いが軽視されることもあったが、現在では真に人間にフィットした風合いが求められている。

 しかしながら、風合いを判断する専門的熟練者の不足化の中で、風合いの客観評価技術の必要性が叫ばれるようになった。川端、丹羽教授らは、風合い判断が微小な荷重レベルでの初期力学特性に基づいていることを見いだし、弊社と共同でKESシステムの設計、開発に成功した。日本繊維機械学会内に風合い計量と規格化研究委員会(略称HESC)を組織し、基本風合い、総合風合いを定義し、布の風合い客観評価法の開発に成功した。本講座ではその詳細を解説する。

 KES特性値を用いた風合い客観評価法は実に多くの分野で応用されている。例えば、シルクライクポリエステル織物の風合いがポリエステル織物に比べてどの程度天然シルク織物に接近しているかを定量的に把握可能である。仕上げ工程を経るに従い変化する布の風合いを追跡可能である。単にテキスタイル製品だけでなく、皮革、紙、ゴム、プラスチック、木材、等の人間が接する材料での応用が期待されている。
プログラム

1.風合いとは

2.風合い計測技術の歴史

3.KESシステム、基本力学特性

4.基本風合い、総合風合いの定義

5.風合いの主観評価

6.風合い客観評価法の開発

7.風合い客観評価法の応用

8.服地以外のテキスタイルの風合い客観評価例
  
(ふとん地、不織布、紙おむつ用トップシート、トイレットペーパー、毛布、タオル地など)

9.紳士服外観客観評価式

10.フレアースカートの外観客観評価

11.衣服の快適性客観評価


□ 質疑応答 □

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