高電圧環境下で引き起こされる絶縁特性劣化、破壊への対策
信頼性の高い電動・電装部品、材料を

高分子材料の誘電・絶縁特性の基礎、劣化・破壊のメカニズムとその制御
~EV/HEV、電力、高電圧機器で引き起こされる絶縁破壊の過程~
~寿命を決める要素である部分放電、トリーがどの様に影響するか~
~フィラー添加の効果と引き起こされる劣化・破壊の過程~

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セミナー概要
略称
誘電・絶縁
セミナーNo.
st160313
開催日時
2016年03月24日(木) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
講座の内容
習得できる知識
数100V以上の電気絶縁を扱ったことのない場合に、より高い電圧を扱う際の考慮すべき事項
趣旨
 絶縁材料に加わる電圧が高くなると低い電圧では起きない部分放電など高電圧特有の現象が起き、絶縁特性が劣化、ついには破壊に至ることがある。講座では絶縁材料として広く用いられている高分子材料の誘電・絶縁特性の基礎について説明するとともに、高分子絶縁材料の絶縁破壊がどの様な過程を経て生じるかについて説明しつつ、絶縁破壊のメカニズムについて説明するとともに、電力、高電圧機器、EV/HEVなどで用いられている高分子について概説する。基礎的な物理現象から話を始めて、高電圧印加の際にほとんどの寿命を決める要素である部分放電、トリーがどの様な影響を及ぼすか、それらの評価方法などを理解するとともに、絶縁特性の劣化を経て破壊にいたる場合にどの様な要因が影響を及ぼすか、複合体において劣化に伴う破壊に及ぼすフィラーの効果について説明しつつ、それらにフィラーがどの様に絶縁破壊にいたる過程に影響を及ぼすかを理解する。
プログラム
1.はじめに
 1.1 気体の絶縁破壊理論は固体を考える時にも大切
 1.2 液体・固体中への電荷の供給
 1.3 絶縁での弱点

2.高分子材料の誘電特性
 2.1 誘電率及び誘電損率の周波数特性
 2.2 電子分極と原子分極
 2.3 配向分極
 2.4 緩和時間の分布
 2.5 高分子の分子構造と誘電特性
 2.6 複合体の誘電特性

3.高分子絶縁材料の短時間破壊のメカニズム
 3.1 高分子の絶縁破壊
 3.2 電子的破壊
 3.3 熱破壊
 3.4 機械的破壊

4.高い電圧を用いるところでの高分子材料
 4.1 電力ケーブル
 4.2 電力機器
 4.3 EV/HEV

5.高分子絶縁材料の長時間破壊とフィラーの効果
 5.1 高分子材料の劣化現象
 5.2 部分放電とトリー
 5.3 部分放電特性の評価
 545. V-t特性
 5.5 フィラーの効果
 5.6 フィラー/高分子界面の影響
 5.7 フィラーによるトリー劣化抑制

  □質疑応答□
キーワード
高分子絶縁材料,誘電特性,絶縁破壊,部分放電,トリー,劣化,フィラー
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