金属材料の腐食について基礎から腐食の種類、代表的な産業分野での腐食・防食事例、対策を半日で解説

金属材料の腐食防食の基礎と腐食損傷事例
~産業分野別腐食損事例の発生原因と防止対策~

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セミナー概要
略称
金属腐食・防食
セミナーNo.
st160603
開催日時
2016年06月10日(金) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん  4F 第2特別講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・金属材料学、無機化学の基礎知識を有する工業高校・高専卒レベル以上
趣旨
 金属材料の腐食防食は重厚長大から軽薄短小に至る多くの産業分野で重大問題となっており、経済的損失は膨大であるばかりでなく製品等の安全性・信頼性の低下や時には大きな社会問題となっている。
 そこで本講では腐食防食の基礎を紹介するとともに、代表的な産業分野として石油・化学、社会資本、電力、エレクトロニクス、自動車の各分野における腐食の発生原因とその防食対策について概説する。
プログラム

1.  金属材料の腐食防食の基礎と腐食機構
 
1.1 腐食の電気化学機構
  1.1.1 腐食の電気化学機構(局部電池説)
  1.1.2 金属の平衡電極電位とネルンストの式
  1.1.3 代表的な金属の電位-pH平衡図
  1.1.4 金属の熱力学的貴/卑と実環境中での耐食性
  1.1.5 金属の不動態
  1.1.6 防錆防食法の基本的な考え方
 1.2 代表的な腐食形態と発生機構及び防止技術
  1.2.1 全面腐食
  1.2.2 異種金属接触腐食
  1.2.3 孔食
  1.2.4 すきま腐食
  1.2.5 粒界腐食
  1.2.6 応力腐食割れ

2.産業分野別の腐食と対策事例
 2.1 石油・化学分野
  2.1.1 化学装置におけるステンレス鋼の応力腐食割れ
  2.1.2 APC型SCC事例
  2.1.3 ステンレス鋼製海水熱交換器管の孔食
  2.1.4 ステンレス鋼製配管溶接部の低融点金属(亜鉛)割れ
  2.1.5 チタン製反応器内散液管支持板の水素脆性割れ
 2.2 社会資本分野
  2.2.1 橋梁の腐食
  2.2.2 高力ボルトの遅れ破壊
  2.2.3 テープ巻埋設管外面の局部腐食
  2.2.4 住宅用銅管の孔食
  2.2.5 給湯用銅管の孔食事例
 2.3 電力分野
  2.3.1 BWR構造材料の腐食が関与した高経年化事象
  2.3.2 PWRの系統概要及び蒸気発生器の構造と腐食損傷発生部位
  2.3.3 火力発電の海水冷却復水器管の腐食と防食
  2.3.4 復水器銅合金看板の脱亜鉛腐食事例と対策
  2.3.5 汽水循環系(タービン)の腐食損傷事例と対策
 2.4 エレクトロニクス分野
  2.4.1 エレクトロニクス部品用金属材料の主な腐食損傷形態
  2.4.2 銅および銅合金製接点の導通不良と対策
  2.4.3 銀製小型リレー接点のクリープと対策
  2.4.4 錫めっき品に生じたウイスカと対策
  2.4.5 イオンマイグレーションと対策
 2.5 自動車分野
  2.5.1 自動車の錆故障事例と腐食形態
  2.5.2 外観錆:スキャブコロージョンの発生機構と対策
  2.5.3 内面錆:穴あき錆の腐食機構と防止対策 
  2.5.4 機能錆:排気系部品錆と防止対策
  2.5.5 自動車の錆と防錆対策のまとめ


  □質疑応答・名刺交換□
 

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