~ゴムと高分子組成物技術者のための集中講義(電気性能編)~

電気特性テーマ 配合設計 自由自在

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
高分子の電気特性
セミナーNo.
st160901
開催日時
2016年09月09日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
講座の内容
趣旨
 プラスチック・ゴム・繊維・接着剤・塗料などに電気的特性を付与するには、多くの 技術的な障壁を乗り越える必要があります。ポリマーは基本的に強い絶縁性を有しています。そこに導電性の高い材料を混和したところで、「水と油の関係」ばかりが際立ち、目的とする安定的な品質の製品は望みにくいのが現状です。
 本講では、高分子組成物に求められる代表的な5つの電気特性を取り上げ、配合設計と混練および加工における核心的な技術を、物理学的論拠と共に解説します。固有の配合技術を会得すると共に、見過ごしがちな製造技術を学ぶことで、高付加価値製品の開発と更なる市場拡大が図られることを、講義の目的に置いています。
プログラム

1.【高導電性】 材料選択とコンパウンド設計の考え方 
 1.1 高分子に共通する量子論的電気挙動 
 1.2 高導電設計の基本的な設計技術 
 1.3 理論的に得られる導電性上限と阻止要因 
 1.4 金属系キャリア材料の選択 

2.【半導電性】 安定製造のためのポイントと布石の技術 
 2.1 「計測技術の確立なくして設計不可能」の現実 
 2.2 半導電設計の考え方と物理学的検証 
 2.3 半導電領域に適したカーボンブラックの見分け方 
 2.4 分配係数という概念と必要な混練技術 

3.【静電気放散性】 静電気制御という概念の把握 
 3.1 静電気の本質と定量化 
 3.2 用途で変わる静電気放散性付与の設計 
 3.3 帯電防止剤選択のポイントと機能の限界 
 3.4 フィルム製造における剥離帯電現象と加工技術 

4.【電波吸収性・遮蔽性】 基本的指針と材料の選択眼 
 4.1 電界・磁界・周波数の関係を理解する 
 4.2 電波吸収用配合材料と周波数に適した設計指針 
 4.3 シールド設計の鍵は「アルミ箔を超えられるか」に在り 
 4.4 技術よりもマーケテイング力が制する市場の異質 

5.【高絶縁性】失敗例に学ぶバイパス阻止の構想力 
 5.1 電気の通り道を分子レベルで考察する 
 5.2 ポリマー分子構造から絶縁能力を読み取る 
 5.3 フィルムとシート製造における水分と異物対策 
 5.4 絶縁に関する測定値のバラツキをどう捉えるか 

  □質疑応答・名刺交換□

フリーワード検索