~界面活性剤及び粉体の基礎知識と分散への応用~

分散剤を適切に選定し、理想の分散体を得るために
数ある分散剤を端から試していくような、やみくもな分散剤選定をしていませんか?
自身が扱う粉体の特性、分散媒・分散剤の特性を理解し、最適な組み合わせを理論的に導き出すために!

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セミナー概要
略称
界面活性・分散剤
セミナーNo.
st160905
開催日時
2016年09月14日(水) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第3講習室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
講座の内容
習得できる知識
・粉体の物性の差異
・分散を理解するための界面活性剤基礎知識および応用知識
・分散剤の差異および使い方
・分散剤の簡易選定方法および分散体の簡易評価方法
趣旨
 現在分散剤は水系、溶剤系を合わせ200種類ほど販売されている。分散剤ならどのような粉体でも分散できるかというと答えはN0!である。分散剤そのものも組成、構造、極性、分子量等に大きな差異があり、また被分散体である粉体も粒子径、粒子形、極性等が非常に異なる。これらの組み合わせを適切に選定しないと良好な分散体は得られない。そのため分散剤、粉体について基礎的な知識が必要である。特に分散剤の基礎知識、応用知識のベースになるのが界面活性剤の知識であり、この講ではまず界面活性の基礎知識を学び、分散及び分散剤の理解へ繋げたい。分散には“分散の三要素”という考え方がある。この考え方は非常に古い考えであるが最近検討が盛んになっているナノ粒子の分散にも使える考え方であるので詳細を論じたい。
プログラム

1.分散とは・・・分散及び分散剤について

2.粉体とは 
  ~粉体の粒子径(Particle Size)と粒子形(Particle Shape)と分散との関係~

 2.1 粒子径と粉体の凝集性・・・何故粉体は凝集するのか、しているのか。
 2.2 粒子形と粉末凝集性・・・板状粉体(平面体)は凝集しやすい。
 2.3 粒子の持つ表面エネルギーと凝集性・・・微粒子になるほど凝集が強く分散しにくくなる
 2.4 等電点とは・・・分散系のpHと粉体の表面電荷について

3.界面活性剤とは
 
3.1 界面活性剤の基本的性質と作用・・・界面活性剤の定義、基本性質、基本作用について
 3.2 界面活性剤のイオン性による特性の差異・・・アニオン、カチオン、ノニオン、両性

4.分散を理解するために必要な界面活性剤の基礎知識
 4.1 表面張力とは・・・お互いに接する面積を最小にしようとする力(凝集力)・・・考えの使い方
 4.2 ぬれとは・・・凝集粒子への浸透による初期分散性
 4.3 ミセルとは・・・ミセルの形成と分散の関係について
 4.4 HLBとは・・・親水性と親油性のバランス・・・水系分散と溶剤系分散での使い分けについて

5.DLVO理論について
 5.1 電気二重層とは・・・電気二重層の意味合いの理解
 5.2 ゼータ電位と分散性について・・・ゼータ電位の厚みと分散の関係について

6.分散の三要素について・・・古い考えであるが現在のナノ粒子の分散にも通じる考え方
 6.1 ぬれ(初期分散性)性・・・如何に凝集粒子をぬらし膨潤させるかの意味合いについて
 6.2 解こう性(解きほぐし性)・・・膨潤した凝集粒子を一次粒子に解きほぐすか
 6.3 安定性・・・スラリーの安定性の確保・・・一次粒子が再凝集しないようにするにはどうするか

7.水系分散剤について
 7.1 水の高い表面張力と分散の関係について・・・界面活性剤(分散剤)の使い方
 7.2 水系分散剤選定のポイント・・・粉体の性状、物性により使用する分散剤の使い分けについて
 7.3 低分子湿潤・分散剤と高分子分散剤について・・・分子量による使い分けについて

8.分散剤選定法及び評価方法について・・・簡易方法と機器分析について

9.ナノ粒子の分散について

 9.1 ナノ粒子の分散のまとめ・・・ナノ粒子分散時のポイント(ぬれ性の考慮、分散剤添加量)について
 9.2 カーボンナノチューブの分散について・・・CNT用分散剤のポイントについて

10.溶剤系分散について・・・溶剤系分散のポイントについ
 10.1 分散剤/溶媒/粉体の相関による分散性の違いについて 
 10.2 SP(溶解性パラメータ)値の考え方と分散への応用について
 10.3 酸・塩基相互作用の考え方と利用実例の紹介・・・酸価、アミン価の使い方

11.水系、溶剤系分散剤のメーカー別品名一覧

12.参考資料、書籍一覧


  □質疑応答・名刺交換□

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