接触角、表面張力の評価からこれまで講師が対応した相談事例を元に
接触角の測定と表面自由エネルギー解析の留意・注意点まで詳しく解説します。

ぬれ・接触角の基礎と測定・評価

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セミナー概要
略称
ぬれ・接触角
セミナーNo.
st161008
開催日時
2016年10月18日(火) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第3講習室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
講座の内容
受講対象・レベル
・高校卒業程度の数学・化学・物理の知識を有するかた。
・これから接触角測定、表面自由エネルギー解析などを始めようとするかた。
・すでに接触角測定や表面自由エネルギー解析を行っているが、基本の理解に不安のあるかた。
趣旨
 ぬれ性は、親水化や撥水化の技術だけでなく接着性、離型性、防汚性等にも密接に関連しています。
 本セミナーではまず、ぬれ性評価の基本となる接触角と表面張力の概念について説明します。次に、これまでの相談事例などを踏まえ、接触角の測定上の注意点を解説します。さらに応用として、表面自由エネルギー解析について解説します。
プログラム

1.ぬれと接触角
 1.1 接触角とは
 1.2 ぬれ性と接触角との関係
 1.3 接触角から何がわかるか
 1.4 接触角測定の表面感度~膜厚と表面被覆率

2.表面張力
 2.1 表面張力とは
 2.2 液体の表面張力が大きくなるとぬれ性はどうなるか
 2.3 表面張力から何がわかるか

3.ぬれ現象の理解
 3.1 界面張力とは
 3.2 固体の表面張力の意味
 3.3 固体の表面張力が大きくなるとぬれ性はどうなるか
 3.4 Youngの式~接触角と表面張力との関係
 3.5 ぬれ性を制御するにはどうすればよいか

4.表面張力の理解
 4.1 表面張力の定義
 4.2 表面張力とばねの張力との違い
 4.3 表面自由エネルギーとは
 4.4 表面張力は何に由来するか
 4.5 液滴はなぜ丸くなるか
 4.6 表面張力と温度との関係

5.表面粗さと接触角
 5.1 Wenzel理論
 5.2 Cassie理論
 5.3 親水表面を撥水化するにはどうすればよいか
 
6.接触角の測定方法と測定上の注意点
 6.1 接触角の測定方法
 6.2 接触角は10°ばらついてアタリマエ
 6.3 接触角は何回測定すればよいか
 6.4 接触角と表面汚染~大気曝露時間、汚染量
 6.5 各種洗浄による接触角の変化
 6.6 接触角の定義をどうするか~液量依存性と経時変化
 6.7 固体表面の帯電の影響
 6.8 試液として蒸留水は使えない

7.表面自由エネルギーと接着性,離型性
 7.1 Dupreの式~界面分離でのエネルギー保存
 7.2 接着性がよいとはどういうことか
 7.3 Young-Dupreの式~接着性と接触角の関連づけ

8.表面自由エネルギー解析
 8.1 表面自由エネルギーの成分分けとは
 8.2 表面自由エネルギー解析から何がわかるか
 8.3 分散力と配向力
 8.4 Fowkesの理論と検証
 8.5 解析の実際~Kaelble理論の例
 8.6 なぜ成分を分ける必要があるのか
 8.7 表面張力が同じでも,ぬれは変わる
 8.8 ぬれ性と表面自由エネルギー成分との関係
 8.9 接着性と表面自由エネルギー成分との関係

9.表面自由エネルギー解析の注意点
 
9.1 解析理論の未確立
 9.2 液体の組み合わせによって解析結果が異なる
 9.3 接触角0°のときは解析できない
 9.4 接着性評価に表面自由エネルギー解析を適用できるか


  □質疑応答・名刺交換□

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