ゴム・エラストマーの配合設計と疲労・劣化対策
ゴム製品の耐久性、寿命をさらに向上するための手法と考え方について、
原料の選択、疲労・劣化要因の理解と対策のための配合技術、
製造工程の疲労寿命への影響と課題、ゴム製品劣化事例と対策などを
配合設計、加工技術の説明と交えながら解説します。

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セミナー概要
略称
ゴム・エラストマー配合設計・対策
セミナーNo.
st161018
開催日時
2016年10月25日(火) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
講座の内容
受講対象・レベル
・ゴム材料を利用した製品の研究開発・設計・生産技術・製造・品質管理に関わる方
・ゴム材料の研究開発・製造に関わる方
趣旨
 過酷化する使用環境において、ゴム・エラストマーの耐久性向上や製品寿命の延長が求められています。
 本講座ではエラストマーの劣化の評価・解析、劣化メカニズムの推定、劣化抑制と長寿命化など「ゴム・エラストマーの劣化」に関する課題、対策を解説します。具体的には、原料の選択、製造工程での課題解決、製品での劣化対策など、配合設計、加工技術の説明とリンクさせながら解説します。
プログラム

1.ゴム材料に使用される高分子物質の特徴
 1.1 化学的特徴
 1.2 物理的特徴

2.ゴム材料の特性 
 2.1 ゴム材料の機械的性質
  2.1.1 応力―ひずみの関係
  2.1.2 各種条件に対する応力‐ひずみ曲線(架橋密度、使用条件、環境条件)
 2.2 ゴム材料の粘弾性特性
  2.2.1 ゴムのヒステレシス(ヒステレシスロス、疲労劣化)
 2.3 ゴム材料の疲労特性
   2.2.3.1 応力‐ひずみ曲線と製品設計 
   2.2.3.2 ゴムの疲労破壊(疲労寿命、酸素の影響)

3.材料要因に由来する疲労と劣化
 
3.1 架橋構造の影響
 3.2 充てん剤の影響

4.外部刺激による疲労と劣化
 4.1 力学的刺激
 4.2 熱刺激
  4.2.1 熱による物理的構造変化
  4.2.2 熱による化学的構造変化
   ・ゴム分子主鎖の切断と構造変化(原料ゴムの選定、老化防止剤の選定)
   ・架橋構造の切断と構造変化(架橋構造の種類、硫黄架橋について)
 4.3 日光ばく露(オゾン、光)

5.耐老化性を向上する配合設計
 
5.1 硫黄による架橋
 5.2 有機過酸化物による架橋
 5.3 加硫方法の違い

6.耐候性(オゾンなど)を向上する配合設計
 
6.1 オゾンによる影響を抑制
 6.2 老化防止剤の選定
 6.3 老化防止メカニズム
 6.4 各種ゴムの耐オゾン性比較
 6.5 オゾン劣化防止法

7.疲労寿命に影響する加工工程での問題点
 ・
配合、混合、成形加工、加硫の各工程

8.ゴム製品の劣化事例と対策
 
8.1 劣化原因の特定事例
  8.1.1 自動車用タイヤ部材の市場での材質変化‐
 8.2 劣化特性からみた長寿化技術(ポリマー、配合剤などの選定)
 8.3 ゴム・プラスチック製品の寿命評価


  □質疑応答・名刺交換□

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