気体分離向け高分子材料の設計指針や高分子膜の作製法も解説

高分子膜を活用した気体分離技術の動向と分離膜の高機能化
他のガス分離技術よりコストが低い点から注目集める膜による気体分離技術
本セミナーでは高分子膜を使った気体分離技術の開発動向と高分子膜の高機能化技術を解説する

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セミナー概要
略称
気体分離膜
セミナーNo.
st161107
開催日時
2016年11月28日(月) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第1講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
講座の内容
受講対象・レベル
 基本的な内容を含めてわかりやすく説明する予定です。化学の知識や高分子化学の知識がある方が望ましいですが、誰が受講しても全く理解できないということはないと思います。
習得できる知識
・高分子膜の気体透過機構
・高分子構造の設計指針
・高分子膜分離のメリット・デメリット
・最近の気体分離用途
・最近の高分子材料開発
趣旨
 高分子膜による気体分離は、他のガス分離技術よりも省エネルギー・低コストであるため実用化が求められている。混合ガスから高分子膜によって目的ガスだけを取出すことは現状では不可能である。しかし、特定のガスを濃縮することは可能であるため、限られた用途であれば実用化することができる。特定ガスを濃縮するには、そのガスを優先的に透過するような高分子設計をする必要がある。例えば、水素の分離にはガラス状ポリマーからなる緻密膜が有効であり、二酸化炭素の分離には二酸化炭素と相互作用する官能基をもつポリマーが有効である。また、効率よくガスと取出すためには薄膜化も重要である。
 本セミナーでは気体分離の方法・機構と分離膜素材となる高分子の設計指針、高分子膜の作製法を解説する。
プログラム

1.気体分離技術の現状
 1.1 気体分離の需要
 1.2 深冷分離法
 1.3 吸着法・吸収法
 1.4 膜分離法

2.分離膜の種類と透過機構
 2.1 多孔質膜とその透過機構
 2.2 非多孔質膜とその透過機構

3.分離膜と高分子の種類
 3.1 ゴム状高分子
 3.2 ガラス状高分子

4.高分子構造と気体透過の関係
 4.1 高分子鎖と気体の拡散
 4.2 置換基と気体の拡散
 4.3 官能基と気体の溶解度

5.代表的な高分子膜
 5.1 ポリイミド
 5.2 ポリアセチレン
 5.3 PIM膜
 5.4 デンドリマー
 5.5 コンポジット膜
 5.6 その他

6.高分子膜の作製
 6.1 薄膜化
 6.2 非対称膜
 6.3 中空糸膜

7.実用化への展望
 7.1 無機材料と有機高分子材料の比較
 7.2 耐圧・耐熱性
 7.3 構造安定性
 7.4 求められる分離能と現状の高分子膜の性能

□質疑応答・名刺交換□

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