~車載向けに進展する静電容量式TP、民生用との違いは?~
~視認性・曲面・立体形状・表面機能性…要求に応える要素技術を解説~

車載用タッチパネルの要求仕様と開発動向
※会場が変更になりました(2/17時点)

車載用タッチパネルの静電容量式へのシフトは規定路線!今後の採用拡大が見込まれるタッチパネルに要求される仕様・機能とはなにか?そして、要求に対応する技術の開発動向はどこまで進んでいるのか?
車載用ディスプレイ、、タッチパネルの市場・技術動向、モジュール開発と構成要素技術、オプティカルボンディング用シリコーンOCR材料、曲面に対応する貼合わせ技術まで、4名の講師が解説します!

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セミナー概要
略称
車載用タッチパネル
セミナーNo.
st170212
開催日時
2017年02月24日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
AP浜松町 B館 地下1F C会議室
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
54,000円 (会員受講料 51,300円)
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
プログラム

第1部 車載用タッチパネルの要求仕様と開発動向 (10:30~11:50)
 Ukai Display Device Institute 鵜飼 育弘 氏

<得られる知識>
 ・ 車載用ディスプレイおよびタッチパネルの市場および技術動向
 ・ 車載用タッチパネル関連の部材開発動向
 ・ タッチパネル電極材料およびプロセスの技術動向

<趣旨>
 ポストスマートフォンとして車載用ディスプレイおよびタッチパネルが注目されている。タッチパネルの市場および技術動向を議論する上で、ディスプレイの動向抜きにタッチパネルを語れない。そこで先ず、ディスプレイの動向を概説し、タッチパネルについて詳細に述べる。
 車載用は民生用と開発から量産に至るプロセス及び要求性能は大きく異なる。中でも、直射日光下での視認性は重要であり、反射防止の原理と対策技術を紹介する。曲面および立体形状(3D)表面へのタッチパネルの要求が高まっている。というのは、自動車のダッシュボードやリモコンなどの入力デバイスとしての機械的なスイッチを無くしデザインの自由度を高めたいことに起因する。
 これらの要求に応えるためのITO代替材料や3Dタッチパネルの最新技術動向についても触れる。

<プログラム>
 1.車載ディスプレイシステムの市場動向

 2.車載ディスプレイ技術動向

  2.1 SID2016 GMの講演紹介
  2.2 車載用と民生用の違い
  2.3 車載用AMOLEDの動向

 3.車載用タッチパネルの市場および技術動向

 4.車載用タッチパネル
  4.1 抵抗膜式
  4.2 投影型静電容量式

 5.タッチパネルの構造と内蔵化の目的

 6.JDIの曲面内蔵型 LTPS TFT-LCD

 7.反射防止の原理と対策技術
  7.1 ダイセル
  7.2 住友化学

 8.ITO代替材料

 9.3D形状タッチパネル

 10.まとめ

 □ 質疑応答 □
 


第2部 : 車載用静電容量方式曲面・異形タッチパネルの開発(12:30~13:40)
 パナソニック(株) オートモーティブ&インダストリアルシステムズ社 小宮 宏文 氏

<得られる知識>
 車載用タッチパネルに求められる要求仕様と、それを実現するための要素技術、および今後の開発動向

<趣旨>
 スマフォ、タブレットなどの普及に伴い、静電容量方式タッチパネルの車載用途への搭載が広がりを見せています。 また、ディスプレイ用途の多様化、安全性・快適性の追求、さらにはデザイン性の向上など、車室内のコックピットにおけるタッチパネルの位置付けは、従来の表示部材上のインプットデバイスの役割に加え、統合コックピットシステムを構成する主要部材の一つとして、大きく変わりつつあります。
 本講演では、車載用タッチパネルに求められる要求仕様と、それを実現する要素技術、および使いやすさ、デザイン性を追求した曲面、異形タイプのオーバーレイ一体型タッチパネルの開発について説明します。また、今後のHMI、要素技術開発の取組みについても概説します。

<プログラム>
 1.車載用タッチパネルに求められる基本特性
  1.1 タッチパネルの基本構造、主な特徴(抵抗膜方式、静電容量方式)
  1.2 光学特性(視認性)
  1.3 表面機能性
  1.4 感度、位置精度
  1.5 信頼性、耐久性

 2.曲面、異形タッチパネルの開発
  2.1 市場動向
  2.2 基本構造
  2.3 樹脂製オーバーレイ(カバーレンズ)の生産プロセス、特徴
  2.4 静電容量方式センサ
  2.5 貼り合わせプロセス開発
  2.6 高信頼性を支える主要技術

 3.今後の開発取組みについて
  3.1 センサの開発(大画面化、曲面・異形への追従性向上)
  3.2 さらなる視認性向上に向けて
  3.3 安全性、快適性向上に向けた新たなHMIデバイスの開発

 4.まとめ

  □質疑応答・名刺交換□
 


第3部 : オプティカルボンディング用シリコーンOCR材料の紹介(13:50~15:00)
 旭化成ワッカーシリコーン(株) 平澤 俊和 氏

<得られる知識>
 オプティカルボンディング用シリコーンOCR材料に関する最新技術動向

<趣旨>
  オプティカルボンディング用シリコーンOCR(Optical Clear Resin)材料は、従来のアクリル系材料に比べ、光学特性の熱安定性、寸法安定性、耐候性に優れることから、車載用ディスプレイや大型ディスプレイ、屋外用ディスプレイ等の静電容量式タッチパネルの視認性向用材料して、近年急速に需要が拡大している素材である。
 本講ではオプティカルボンディング用シリコーンOCR材料の特性並びに車載用ディスプレイに求められる特性や使用方法、および最新技術動向について紹介する。

<プログラム>
 1.シリコーンとは

 2.オプティカルボンディングとは

 3.車載用ディスプレイのオプティカルボンディング材料に求められる特性

 4.オプティカルボンディング用シリコーンOCR材料の特性

 5.オプティカルボンディング用シリコーンOCR材料とアクリル系材料との比較

 6.オプティカルボンディング用シリコーンOCR材料の使用方法

 7.弊社製品のご紹介 (製品ラインナップ、特徴、各種信頼性データ)


  □質疑応答・名刺交換□
 

第4部 : 2D平面形状・3D曲面形状に対応する貼り合わせ技術(15:10~16:30)
 (株)FUK 佐伯 和幸 氏

<得られる知識>
 材料選定における注意点など

<趣旨>
 当社はこれまでにモバイル製品の2Dラミネートプロセスを搭載した量産装置を数多く開発して参りました。その流れはディスプレイの多様化に伴い広がっており、特に曲面貼りのニーズが急激に高まっております。
 本講演では、最新の粘・接着剤と貼り合わせ技術を動画も交えながら詳しく解説いたします。

<プログラム>
 1.会社紹介
  1.1 会社紹介
  1.2 製品ラインナップ

 2.ディスプレイの多様化
  2.1 ディスプレイの変遷
  2.2 薄く・軽く・曲がる・割れないデバイスの登場
  2.3 ディスプレイの多様化

 3.貼り合せと粘・接着剤
  3.1 モバイル製品の貼り合せ
  3.2 どうして貼り合せるの?
  3.3 光学粘着剤OCA
  3.4 光学接着剤OCR
  3.5 粘・接着剤の比較

 4.貼り合せプロセス
  4.1 フィルムラミネートプロセス
  4.2 ガラスラミネートプロセス
  4.3 曲面ラミネートプロセス

 5.ディスプレイの多様化に対する提案
  5.1 スリムベゼル
  5.2 大型ディスプレイ
  5.3 車載CID
  5.4 OCAを使用する場合の注意点
  5.5 OCRを使用する場合の注意点
  5.6 曲面貼りする場合の注意点

  □質疑応答・名刺交換□

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