拡散接合のメカニズムと接合部の評価法、接合改善のための最新技術動向
新素材、異種金属などを接合し、各種の機能部品を組み立てる、部品を高性能化する
接合機構、接合改善策、接合のポイント、実用化に際しての重要な接合部の評価法を解説

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セミナー概要
略称
拡散接合
セミナーNo.
st170213
開催日時
2017年02月24日(金) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の24,300円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
習得できる知識
1.拡散接合技術の適用例と接合特性改善のための技術動向
2.拡散接合の原理と拡散接合のポイント
3.拡散接合部の機械的・金属学的評価法
4.拡散接合部の非破壊的評価の現状
趣旨
 新素材、異種金属などを接合して、各種の機能部品を組み立てる方法として、拡散接合が注目され、インターネットでも最も多くヒットする接合法です。最近、部品の高機能化、冷却性能の高性能化の目的で、微細の中空構造を持つ部品の開発が要望されています。これら中空部品の製作法として、フォットエッチングした金属箔の積層拡散接合法が注目されています。
 本セミナーでは、固相接合における拡散接合の位置づけの紹介に始まり、拡散接合の適用例(現状、適用のポイント、時代的変化)、拡散接合装置、拡散接合の接合機構、接合改善策、接合のポイント等を説明します。また、実用化に際しての重要な接合部の評価法について、接合前・接合中での評価のポイントと接合後の機械的、金属学的、非破壊的(超音波、X線)等の適用例の現状を説明します。さらに、接合のポイントに着目した熱膨張を利用した簡易接合法も紹介します。理解を深めるため、拡散接合を適用した実物の紹介の他、動画を交えて解説します。個別的な質問にも対応します。
プログラム

1.拡散接合の技術動向
 1.1 拡散接合とは
 1.2 古代の接合技術
 1.3 最近の接合技術動向

2.拡散接合の適用例
 2.1 20年前の傾向・適用例
 2.2 最近の傾向・適用例
 2.3 拡散接合部品の実物紹介と接合の実際

3.金属を接合するには
 3.1 理想的な接合実験
 3.2 加圧力と接合温度の関係

4.拡散接合装置について
 4.1 市販の接合装置
 4.2 接合装置の現状

5.拡散接合部の基礎過程
 5.1 接合面積の増加過程
  5.1.1 接合面積の数値計算
  5.1.2 実測値と計算値の比較
  5.1.3 各機構の寄与割合
 5.2 接合表面皮膜の挙動
  5.2.1 真空中加熱でのオージェ分析
  5.2.2 表面皮膜の消失機構
  5.2.3 実用材料でのポイント
 5.3 接合部の空隙内のガスの挙動
 5.4 接合面での結晶方位差の影響

6.異種金属の拡散接合
 6.1 異種金属接合部の組織とその問題点
 6.2 異種金属接合の改善策

7.液相拡散接合
 7.1 液相拡散接合過程
 7.2 液相拡散接合の適用例

8.接合の改善策
 8.1 接合面の清浄化策
  イオン衝撃、相対滑り、ハロゲン化処理
 8.2 接合面の密着化策
  変態超塑性、水素誘起変態、微結晶金属膜

9.拡散接合部の評価法
 9.1 接合前・中の評価
 9.2 接合後の機械的評価

10.拡散接合部の非破壊検査
 10.1 X線CT評価
 10.2 超音波探傷評価

11. 最新簡便接合法
 11.1 熱膨張を利用した加圧法
 11.2 熱膨張加圧の有利性
 11.3 大型加圧装置不要拡散接合

12. 拡散接合実用製品の展示と質疑

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