SAM(Self-Assembled Monolayer)の形成、分子配列構造、物性、工学的応用…etc.

自己集積化分子膜の基礎と応用
有機分子の化学吸着によって形成される単層膜SAM(Self-Assembled Monolayer)
SAMの形成、分子配列構造、物性などの基礎から工学応用まで解説

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セミナー概要
略称
自己集積化分子膜
セミナーNo.
st170624
開催日時
2017年06月30日(金) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4階 第2特別講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
資料付
講座の内容
受講対象・レベル
理工系の大学で基礎化学・基礎物理を学習している方。有機化学、物理化学に関する専門知識があればより理解しやすくなるが、必ず必要ということはありません。
習得できる知識
・Self-Assembled Monolayer(SAM)の概略
・SAMの分析評価に関する基本的知識
・気相法による有機シランSAM被覆
・SAMの表面処理への応用例
趣旨
 有機分子の化学吸着によって形成される単層膜、Self-Assembled Monolayer, SAM、さらには多層集積膜に関する研究が、近年大きく進展し、基礎・応用の両面から注目されるようになった。SAMは、いわゆる自己集積化あるいは自己組織化と呼ばれる過程を経て形成される単分子膜であり、有機分子の化学吸着過程で固体表面上に形成される分子会合体である。吸着分子同士の相互作用によって会合体構成分子が密に集合し、分子配向と配列が高度に規則的な構造が、自発的に形成されていることが特徴である。
 本セミナーでは、自己集積化によるSAM形成、SAMの分子配列構造と物性、および、SAMを積層して作製する多層膜、すなわち、Self-Assembled Multilayerについて、さらには、膜厚を分子レベルで比較的簡易に制御できるこれらの分子薄膜の工学的応用について解説する。
プログラム
1.自己集積化単分子膜 − Self-Assembled Monolayer
 ・遷移金属表面へのSAM形成
 ・酸化物表面へのSAM形成
 ・水素終端化シリコン表面へのSAM形成
 ・SAMの多層化

2.SAMの分析方法
 ・接触角と表面エネルギー測定
 ・膜厚測定(偏光解析,X線反射,AFM)
 ・構造分析(XPSとIR)

3.有機シラン系SAMの気相成長
 ・有機シランSAMの液相成長と気相成長
 ・密閉型システムによる有機シランSAM被覆
 ・気相成長アルキルシランSAMの欠陥修復
 ・アルキルシランSAMとフッ化アルキルシランSAM

4.自己集積化分子膜による材料表面処理への応用
 ・アミノシランSAMによる無電解めっき前処理
 ・ガスバリア膜の表面改質
 ・ホスホン酸−ジルコニウム自己集積化積層防食被膜
 ・SAMによる密着性・接合性の改善

5.SAMのマイクロパターニング
 ・SAMの光パターニング
 ・真空紫外光を利用したSAMのパターニング
 ・マイクロテンプレートとしての微細構造化SAM

6. まとめ
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