~質感研究動向、実空間での質感演出法、品質管理に使える質感測定技術~

質感の認知メカニズムおよび定量化・評価と質感表現技術
画像処理・脳科学・光計測技術の発展に伴い加速している質感研究の現状とは?
建築仕上げに学ぶ実空間での質感の演出方法や、目視による質感検査からの脱却を助ける質感測定技術など、
質感を商品で表現し、管理するために役立つ技術情報を提供!

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セミナー概要
略称
質感
セミナーNo.
st170802
開催日時
2017年08月07日(月) 10:30~16:15
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第2講習室
価格
非会員:  55,000円 (本体価格:50,000円)
会員:  52,250円 (本体価格:47,500円)
学生:  55,000円 (本体価格:50,000円)
価格関連備考
54,000円 (会員受講料 51,300円)
定価:本体50,000円+税4,000円
会員:本体47,500円+税3,800円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の27,000円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
プログラム

第1部  [10:30~12:00]

「質感の認知メカニズムと質感制御・管理の最新研究動向」  

​ 「質感」は色と同様に感性情報ですが、バリエーションが多く、定量化が困難であるため、色彩学においても無視されてきましたが、高級感やシズル感等の感性的価値が商品の差別化には重要なファクタであり、質感を制御・管理するための質感工学の確立が求められています。今回、これまでは科学的アプローチが困難であった質感研究が、最近の画像処理・脳科学・光計測技術の発展に伴い、加速している現況と、最新の研究動向について具体例を示しながら紹介・説明します。

1.質感の測定と認知メカニズム
 1.1 鮮度
  1.1.1 輝度と色
  1.1.2 鮮度の変換
  1.1.3 応用例
 1.2 肌年齢   
  1.2.1 肌年齢予測式
  1.2.2 肌年齢の変換
 1.3 退色・劣化
  1.3.1 退色実験
  1.3.2 退色劣化シミュレーション
 1.4 光沢
  1.4.1 光沢検出フィルタ
  1.4.2 質感の制御

2.食品における質感クロスモーダル効果
 2.1 HMDによる研究事例
 2.2 プロジェクションマッピングによる研究事例

  □質疑応答・名刺交換□

第2部 [13:00~14:30]
「建築材料のテクスチャーの評価および実空間の質感演出への展開​」

 建築仕上げには様々な手法があり,材料ごとにテクスチャーや質感を表現する呼称がある。多くの材料と仕上げが組み合わされる建築空間において,内装・外装仕上げの質感がどのように評価され,光環境の影響によってどのような変化が生じるか,評価実験から得られた傾向を紹介する。実空間の質感演出への可能性を考える機会としていただければ幸いである。

1.建築仕上げ材のテクスチャー     
 1.1 内外装の仕上げのいろいろ
 1.2 光沢の表示・粗さの表示・テクスチャーの表示

2.材料の質感評価 
 2.1 視覚による質感評価・触覚による質感評価
 2.2 質感の対比効果とマテリアルコーディネート

3.実空間における質感評価
 3.1 内装材の質感評価
 3.2 質感におよぼす光環境の影響

  □質疑応答・名刺交換□

第3部 [14:45~16:15]
"人が見たままの色・質感”の測定・再現を実現する評価技術 ~二次元色彩計による質感の定量化~

 人の目ではメタリックやパールのあるワーク等の乱反射を生じる対象に対して、質感の情報は明確に分離されて色彩が認識されるのに対し、従来の分光色度計では画像の色情報が混然と混合されて取得してしまうため、実際に人の目で見た情報と乖離した数値が測定されていることが問題となっている。現状は、人の目による官能的な判断に頼らざるを得ない状況が生まれているが、目視による官能検査では品質のバラつきが発生し、色彩品質が安定しないという課題が残されている。こうした問題点は、各種業界で多岐にわたって存在し、検査工程にかける費用対効果は低い。
 2次元色彩計は、従来の分光方式での色を正確に捉える方式と比べて、対象物の色と質感を合わせて、評価する新しい評価法であり、本装置を用いることにより、従来の色測定方式に対して、一線を画した色管理の厳しい用途での応用についてその可能性について図などを用いて解説する。​

1.2次元色彩計の技術的特徴(視覚全色域方式の解説)
 1.1 はじめに
 1.2 本装置の概要、特徴、原理、システム
 1.3 現行カラーカメラの色取得における課題:色域について
 1.4 視覚色域カメラの基本特性

2.2次元色彩計の応用
 応用1. 自動車のメタリック塗装評価装置(PPLB-500)
 応用2. 化粧品応用で色分布等高線(Lab)
 応用3. 絵柄測定方式

  □質疑応答・名刺交換□

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