低コスト・軽量・フレキシブル等の特長を有し、次世代太陽電池として期待されているペロブスカイト太陽電池。
変換効率や耐久性が向上し実用化が見えてきた“今”知っておきたい、基礎・最新動向と実用化に向けた技術を解説。

ペロブスカイト太陽電池の最新動向と課題・展望および変換効率・耐久性向上技術

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セミナー概要
略称
ペロブスカイト太陽電池
セミナーNo.
st170807
開催日時
2017年08月23日(水) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F 第2特別講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
資料付
講座の内容
受講対象・レベル
パワーデバイス(光電変換素子)に関心のある、あるいは開発に携わる方、市場調査をされる方など。
習得できる知識
・ペロブスカイト太陽電池がなぜ高効率化を達成しているか?その原理的根拠を知る
・ペロブスカイト太陽電池がほかの太陽電池に比べて持つ長所と短所
・鉛がペロブスカイト材料に必要なのか?
・ペロブスカイト太陽電池の実用化が向かう方向
趣旨
 有機無機ハイブリッド構造のペロブスカイト結晶を光吸収材料に用いる太陽電池のエネルギー変換効率はCIGSやCdTeのレベルと並ぶ22%に達している。シリコンの効率にも近づいているが、安価な溶液塗布によって大面積製膜ができるためコストはSi 結晶太陽電池よりかなり安価となる。性能面ではGaAsと並ぶ高い開放電圧(低い電圧損失)が、さらなる高効率化を可能にしている。
 研究開発が世界規模で広がる中、すでにモジュール開発が始まっており、用途においては、化学合成によって多くの構造と物性を設計できるために、発光素子(LED)、光センシング素子、スイッチング素子、トランジスタ等を含めて、産業の応用範囲を大きく広げている。
 本講演では、ペロブスカイト太陽電池の特徴と今後の技術革新の可能性について、ペロブスカイトの持つ特徴を分かりやすく解説し、現在の課題を述べます。
プログラム
1.有機無機ペロブスカイト太陽電池の原理と特徴
 1.1 有機無機ペロブスカイト結晶材料の光物性
 1.2 セル構造と発電の基本原理

2.ペロブスカイト結晶層の製膜方法
 2.1 溶液塗布法
 2.2 結晶層の平坦化処理法

3.薄膜セルの作製と光電変換特性の高効率化
 3.1 高効率化につながる層構造の特徴
 3.2 電流-電圧特性のヒステリシスの問題
 3.3 高電圧の取り出しにつながる層構造
 3.4 粒子の界面(grain boundary)にかかわる不効率化の抑制

4.ペロブスカイト太陽電池の耐久性の改善
 4.1 耐熱性向上のためのペロブスカイト組成の改良
 4.2 正孔輸送材料の改良
 
5. 環境安定性の確保に向けた対策
 5.1 鉛を用いないペロブスカイトの開発
 5.2 鉛の回収プロセスにむけて

6.用途開発
 
7.産業の動向と特許出願状況

 
□質疑応答・名刺交換□
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