~高分子材料・製品の長持ち化の科学と技術~

高分子の耐久性、劣化度の評価、寿命予測
高分子材料・製品の長持ち化をするための必要知識を学ぶ
高分子に対する各種劣化要因、各種劣化度評価法について耐久性能との関係を解説

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セミナー概要
略称
高分子耐久性
セミナーNo.
st171232
開催日時
2017年12月21日(木) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5階 第2講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
受講対象・レベル
・プラスチック製品の研究開発、設計、成形、生産管理、生産技術、品質管理、技術営業に携わる方 
・高校卒業程度の化学知識が理解するために必要となります
習得できる知識
・高分子製品の各種劣化要因とその作用の科学
・耐久性、および劣化度の評価法とその原理
・高分子製品の寿命予測法
・高分子に添加される安定剤の種類、その作用と効果
・各種インフラ設備に使用されている高分子製品の長寿命化のための分子設計
・高分子の結晶構造、タイ分子と耐久性能との関係
・高分子の極初期の劣化を捉えるケミルミネッセンスの基礎と応用事例
趣旨
 高分子材料・製品の長持ち化を科学的に追求することは、製品信頼性、資源問題、環境問題、等の観点から非常に重要である。これらの課題について、高分子製品の劣化度や寿命をなるべく迅速に、的確に判定し、耐久性能を判断することが求められている。セミナーでは高分子に対する各種劣化要因を挙げ、要因ごとにその作用について概説するとともに、各種劣化度評価法について具体例を挙げながら、耐久性能との関係を説明する。
 一方、パイプや大型タンクのような高分子製品の長期機械的耐久性向上のために、力学強度と関係の深いタイ分子を増やすために、材料の設計段階からどのような工夫がなされ、製造されているかについても解説する。
 また極初期の劣化を高感度に捉える方法として注目されている化学発光法(ケミルミネッセンス)についても、本手法の基本原理と解析法について説明し、高分子の熱酸化、光劣化、機械的劣化、電気劣化などへの応用事例を挙げる。
プログラム
1.高分子製品の長持ち化の意義(基本的考え方)

2.高分子製品の劣化度評価

 2.1 高分子のライフステージの科学
  ・ライフサイクルと劣化因子
  ・プロセス安定性とサービス安定性
 2.2 高分子の劣化要因;
  ・熱機械的劣化(溶融状態での剪断力等)
  ・熱酸化劣化(自動酸化と劣化)
  ・光劣化(波長と劣化)
  ・機械的劣化(延伸、振動、剪断、等)
  ・電気劣化(電界と構造変化)
 2.3 各種耐久性試験法
  ・耐熱性試験
  ・耐候(光)性試験
  ・その他
 2.4 高分子の劣化度評価法
  ・機械的性質の変化
  ・分子構造の変化
  ・酸化過程の評価
 2.5 高分子の寿命予測
  ・アーレニウスプロットからの予測
 2.6 添加剤処方と耐久性
  ・安定剤の種類と作用

3.高分子材料の機械的耐久性向上への分子設計
 3.1 インフラ用製品(ガスパイプ、大型タンク、等)に求められる長期耐久性と評価法
  ・各種促進試験(応力下亀裂抵抗、等)
 3.2 機械的耐久強度と固体状態でのタイ分子の約割
 3.3 高性能パイプ、大型ブロー用材料の高性能化
  ・高耐久性の分子設計とその達成のための製造法

4.高分子の劣化評価法としての化学発光法(ケミルミネッセンス)
 4.1 化学発光の原理
 4.2 医学生理学分野、食品分野等への応用例
 4.3 高分子材料の化学発光
  ・高分子分野での化学発光の歴史
  ・熱酸化劣化と化学発光
  ・光劣化と化学発光
  ・機械的劣化と化学発光
  ・電気劣化と化学発光
  ・測定技術の進歩(発光スペクトル、発光の画像化)
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