~新規ナノコンポジット材料創製の設計指針~
1.高せん断成形加工法の開発
1.1 研究の背景
1.1.1 なぜ、高分子をブレンドするのか?
1.1.2 実際に異種高分子をブレンドすると?
1.1.3 分散相サイズの定式化
1.1.4 従来技術の問題点と限界
1.1.5 構造制御プロセスとそこに係る“場”との関係
1.2 高せん断成形加工法
1.2.1 高せん断成形加工装置の特徴と原理
1.2.2 高せん断成形加工によりどのような構造が実現するのか?
2.高せん断成形加工法による非相溶性ポリマーブレンドのナノ混合化と相溶化
2.1 PVDF/PA11ブレンド系
2.1.1 ナノ混合化と"相溶化"の検証(TEM-EDX解析、小角X線散乱解析)
2.1.2 ナノ構造形成により向上した物性(強誘電性、圧電性)
2.2 PC/PMMAブレンド系
2.2.1 PC/PMMA透明ブレンドの実現
2.2.2 透明ポリマーに求められる実用性能とは
3.高せん断成形加工法による各種フィラーのポリマーへのナノ分散化
3.1 ナノ分散化の要因
3.1.1 フィラーの凝集力と粒子径との関係
3.1.2 せん断流動場の効果(ポリマー/フィラー系)
3.2 ポリマー/フィラー系ナノコンポジットの創製とフィラーの分散性
3.2.1 熱可塑性エラストマー/CNT系の分散と物性
3.2.2 ポリマー/CNT系の分散と物性
3.2.3 ポリマー/TiO2系の分散と物性
3.2.4 ゴム/POSS系の分散と物性
3.2.5 CFRP系の改質
4.三元系(高分子ブレンド/フィラー) ナノコンポジットの創製 : 階層的構造制御
4.1 フィラー添加による高分子ブレンド系のモルフォロジー制御
4.2 ”共連続構造”の構築
4.3 “ダブルパーコレーション構造”の構築
5.高せん断流動場と動的反応場との統合技術
5.1 エコマテリアル(PE/PLLAブレンド)の創製およびその構造と物性
5.2 バイオマス由来ポリマーブレンドの創製
6.高せん断成形加工法のまとめと今後の展開
6.1 高せん断成形加工法のまとめ
6.2 残された課題
6.3 完全連続式高せん断加工機の開発
6.3.1 バッチ式と連続式装置の長所・短所の比較
6.4 (補足)レアメタル代替材料
6.4.1 Pd 代替材料
6.4.2 Pt 代替材料
□質疑応答・名刺交換□