2018年09月25日(火)
10:30~16:30
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp
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非会員:
49,500円
(本体価格:45,000円)
会員:
47,025円
(本体価格:42,750円)
学生:
49,500円
(本体価格:45,000円)
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料キャンペーン!(1名あたり定価半額の24,300円)】
※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
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※他の割引は併用できません。
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
本講座では、下記について、非水溶媒やイオン液体を中心に学びます。
1.溶媒の分子構造と液体構造
2.溶液や溶解の熱力学的な考え方
3.溶液や溶解の分子論に基づいた考え方
4.溶液中のイオン伝導の分子論
5.溶媒の酸塩基性や種々の溶媒パラメータ
持続的社会の実現に向けて、CO2やVODといった環境破壊の恐れがある物質から、環境への負荷が小さく、より安全な物質への代替が強く求められています。すべてイオンのみからなり100℃以下の融点を持つ物質群と定義されるイオン液体は、蒸気圧が無視できるほど小さく、したがって大気への拡散や人体への吸入の心配がなく、新たな溶媒や液体としてだけでなく、電解質など機能性物質として強く期待されています。物質の持つ性質、『物性』は、ある目的に合致すると『機能』と呼ばれます。イオン液体の物性を機能に高めるには、分子レベルの知見から巨視的な物性を予測できるよう、イオン液体の基礎科学を理解することが重要になります。
本講座では、大学初年次程度の溶液や液体の基礎からイオン液体の基礎科学の最先端を概説し、基礎科学の立場からイオン液体の活かし方に迫ります。
1.イオン液体とは何か? ~歴史と先端~
1.1 水から非水溶媒へ
~溶媒の分類~
1.2 イオン液体の出現
~イオン液体の定義と種類~
1.3 イオン液体低融点の秘密
~固体と液体の相転移~
2.イオン液体をどう理解するか? ~熱力学と分子論~
2.1 巨視的な溶液物性
~溶液の熱力学~
2.2 溶液物性を決める微視的要因
~溶液の分子論~
2.3 分子設計から液体・溶液設計へ
~分子論と熱力学の懸け橋~
3.イオン液体をどう活かすか? ~基礎科学と物性、機能~
3.1 リチウム伝導体として
~イオン液体中のイオン伝導~
3.2 プロトン伝導体として
~イオン伝導の古典論と分子論~
3.3 CO2吸収剤として
~イオン液体による溶媒和の分子論~
4.まとめ
□質疑応答・名刺交換□