イオン伝導特性に優れる、液体などの漏洩が無い、高分子特有の柔軟性を活かす、、、
新規固体電解質材料としてのポテンシャルと応用・実用化に向けた課題

固体高分子電解質(SPE)の基礎、材料特性および最新の研究開発動向
~SPEの構造、塩溶解メカニズム、イオン輸送現象、高次構造の影響~
~デバイスの軽量化や薄膜化につなげるために~
~新規固体電解質材料としての応用の可能性~

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セミナー概要
略称
固体高分子電解質
セミナーNo.
st181007
開催日時
2018年10月15日(月) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第2講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 (会員受講料 41,040円 )
定価:本体40,000円+税3,200円
会員:本体38,000円+税3,040円
【2名同時申込みで1名分無料(1名あたり定価半額の21,600円)】
  ※2名様とも会員登録をしていただいた場合に限ります。
  ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
  ※3名様以上のお申込みの場合、上記1名あたりの金額で追加受講できます。
  ※受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
  ※請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
   (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
  ※他の割引は併用できません。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
趣旨
 固体高分子電解質(SPE)は、ポリエーテルなどの極性高分子と塩(イオン源)から構成される新しい電解質材料である。これまでの電解質材料は、有機溶媒や無機系固体が主流であった。SPEは、液体などの漏洩が無く、かつ高分子特有の柔軟性を活かすことができる。このような特徴は、デバイスの軽量化や薄膜化につながるため、次世代イオニクス材料として近年改めて注目されはじめている。
 本講演では、SPEの基礎(高分子の構造、塩溶解メカニズム、イオン輸送現象、高次構造の影響など)を解説し、実用化に向けた問題点や今後の課題について述べる。さらにSPEに関連する最新研究動向についても紹介し、新規固体電解質材料としての応用の可能性について考察する。
プログラム
1.基礎編
 1.1 電解質材料とは
 1.2 電解質材料の分類(液体電解質と固体電解質)
 1.3 固体高分子電解質の本質的な特徴
 1.4 固体高分子電解質のはじまりと歴史
 1.5 固体高分子中における塩解離とイオン生成
 1.6 固体高分子中のイオン移動メカニズム
 1.7 固体高分子電解質の物性

2.材料編
 2.1 固体高分子電解質の基本構造
 2.2 固体高分子電解質の種類(バイイオン型・シングルイオン型)
 2.3 固体高分子電解質の基本物性
 2.4 固体高分子電解質の相図
 2.5 錯体結晶化と高次構造の形成
 2.6 高分子の開発動向1(ポリエーテル型)
 2.7 高分子の開発動向2(ゲル型)
 2.8 高分子の開発動向3(ブレンド型)
 2.9 高分子の開発動向4(コンポジット型)

3.測定・評価編
 3.1 イオン伝導度
  3.1.1 測定法(交流法と複素インピーダンス測定)
  3.1.2 測定用セルの構造
  3.1.3 測定システムの基本構成
  3.1.4 データ解析と結果の解釈
 3.2 イオン輸率
  3.2.1 測定法の種類
  3.2.2 測定システムの基本構成
  3.2.3 データ解析と結果の解釈
 3.3 その他の測定・評価

4.最新研究編(演者による研究を中心に)
 4.1 現状のまとめと課題
 4.2 最近の研究動向
 4.3 富永研究室の研究紹介
  4.3.1 新規カーボネート型高分子の合成と電解質特性
  4.3.2 高分子/無機フィラー複合体の可能性
  4.3.3 固体ポリマー型Li電池の充放電特性

  □質疑応答□
キーワード
固体高分子電解質、イオン伝導性高分子、リチウム電池、固体電池、イオン伝導度、ガラス転移温度
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