再発防止策の一助となり、生産効率の向上、コスト削減、安全対策につなげるセミナー

潤滑油・添加剤の取り扱いの基礎と生産・品質管理現場でのトラブル対策、クレーム解決講座
~潤滑油・添加剤・グリースの作用機構、構造、寿命評価~

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セミナー概要
略称
潤滑トラブル
セミナーNo.
st181103
開催日時
2018年11月08日(木) 10:30~15:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第3講習室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料キャンペーン!(1名あたり定価半額の24,300円)】
 ※2名様ともS&T会員登録が必須です。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
 ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
  (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
 ※他の割引は併用できません。
備考
資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
プログラム

第1部 潤滑油添加剤基礎講座 添加剤の分離・分析方法 
  10:30-13:45(昼食時間含)

 産業、工業の発展に伴って各種機械に使用される潤滑油は多岐にわたり、また、要求される性能は年々厳しくなってきている。潤滑油を厳正に選び、正しく使用することにより、工場の省エネルギー効果が増大し、利益向上につながる。また、機械装置の進歩に応じて、新しい潤滑剤の開発も重要である。 このような観点から、鉱油系潤滑剤の作り方、種類、組成、機能を熟知することは重要であり、また、潤滑油の品質、寿命を左右する添加剤の化学構造と作用機構を学習することは大いに意義がある。さらに、潤滑油の市場調査、製造工程管理、競争他社品の解明や新製品の開発のため潤滑油と添加剤の分離・分析法を体得することはきわめて大切である。本セミナーでは、初歩的な入門講座から始まって、暫時専門的な知識に至るまで易しく解説し、特に分析については具体的な手法を解説して、実践に役立つ内容とした。

1.潤滑油添加剤の化学構造と作用機構
  ○酸化防止剤
  ○粘度指数向上剤
  ○流動点降下剤
  ○清浄分散剤
  ○腐食防止剤
  ○さび止め剤
  ○極圧添加剤
  ○油性向上剤
  ○消泡剤
  ○乳化剤
  ○摩擦調整剤
  ○防かび剤(エマルション用)
  ○抗乳化剤

2.潤滑油および添加剤の分離、分析方法
  ○潤滑油の系統的分離分析法
  ○潤滑油基油の成分分析法
   ・n-d-M法による環分析
   ・液体クロマトグラィ-
   ・迅速微量クロマトグラフ分析法
  ○添加剤の分離法
   ・ゴム膜透析
   ・液体クロマトグラフィー
   ・イオン交換クロマトグラフィー
   ・薄層クロマトグラフィー
   ・高速液体クロマトグラフィー
  ○潤滑油無機成分の化学分析および機器分析
   ・化学分析法
   ・蛍光X線分析法
   ・X線回折法
   ・原子吸光分析法
   ・プラズマ発光分析
  ○潤滑油有機成分の機器分析法
   ・赤外線吸収スペクトル分析
   ・紫外線吸収スペクトル分析
   ・核磁気共鳴スペクトル分析
   ・質量スペクトル分析

3.潤滑油新商品の開発事例
  ○高性能電気絶縁油の開発
  ○高粘度指数作動油の開発
  ○高塩基性舶用シリンダ油の開発
  ○潤滑油流動点降下剤の新合成法の開発

  □質疑応答□
 

第2部 潤滑油・トライボロジー分野における生産・品質管理現場での
各種課題、トラブルおよびクレームの機器分析による解決事例 14:00-15:30

 製品のクレーム、工程トラブル・事故の再発防止のためには、原因調査と発生メカニズムを知ることが大切である。クレームやトラブルの場に存在する物質を機器分析によって素性を明らかにすることで、原因を究明できる。原因をとりのぞく操作によって、再発防止策の一助となり、生産効率の向上、コスト削減、安全対策に繋がる。

1.製品分析事例
 1.1 界面活性剤の組成/構造解析
  1.1.1製品に含まれる界面活性剤の成分分析
  1.1.2界面活性剤の未特定成分のNMR、FD‐MSによる化学構造の解明
 1.2 バイオディーゼル油中の高級脂肪酸の分析
  1.2.1高級脂肪酸のGC‐MSによる分析法確立
  1.2.2樹脂燃料タンク材におけるバイオディーゼル油中の有害物質の分析手法

2.潤滑油・トラボロジー分野の化学分析事例
 2.1 潤滑油インヒビターの化学構造と腐食抑制機構
  2.1.1 インヒビターのMR、MSによる化学構造の特定
  2.1.2 インヒビターの性能と化学構造の関係および腐食抑制機構の解明
 2.2 グリースの熱分析による寿命評価
  2.2.1 経緯と評価法の選定
  2.2.2 熱分析を用いた反応速度論的解析
  2.2.3 劣化反応の活性化エネルギーの算出手順
  2.2.4 グリースの寿命評価試験
  2.2.5 まとめ 

  □質疑応答□

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