技術・特許情報、環境規制から読み解くEVシフト・モビリティ化動向と
これからの知財戦略の在り方
2か月連続コースセミナー 【軽量・マルチマテリアル化編】

自動車軽量化・マルチマテリアル化技術動向の特許・知財分析
― 繊維強化樹脂材料・金属材料・異種材接合/接着技術 ―

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
軽量化特許
セミナーNo.
st181213
開催日時
2018年12月12日(水) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 6F 中会議室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料キャンペーン!(1名あたり定価半額の24,300円)】
 ※2名様ともS&T会員登録が必須です。
 ※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
 ※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価半額で追加受講できます。
 ※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
 ※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
  (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
 ※他の割引は併用できません。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

当セミナーは「―変わる自動車産業・変わる競争ルールに対応するために― 技術・特許情報、環境規制から読み解くEVシフト・モビリティ化動向とこれからの知財戦略の在り方 2か月連続コースセミナー」の[軽量・マルチマテリアル化編]です。 
講座の内容
趣旨
 自動車および自動車部品に関わる業界は、まさに変革期に直面しています。「社会問題化している新興国の大気汚染」と「地球環境におけるCO2濃度上昇に伴う温暖化問題」への対策として、さまざまな環境規制が出現しています。このような環境規制は、各国/各地域の政策的意図に基づくものですが、企業間競争のルールまでも変革させ、これまでの勝者を敗者に追い込む力さえもつ可能性を秘めています。
 従来のメカ系をエレキ系に置き換えることから始まった電動化は、車輛重量の増加をもたらしました。そして、車輛重量増加を相殺するために、車輛軽量化をめざしたマルチマテリアル化がすでに進められています。
 そして、各国/各地域における環境規制のさらなる厳格化が、自動車の電動化シフトを加速化しつつあります。しかしながら、エンジン搭載車であるHV(Hybrid Vehicle)が、これまで通り存在し続ける可能性が高い状況にあることも事実です。
 自動車産業新興国では、世界的な環境規制強化を活用して、自国の自動車産業を育成しようと試みています。その結果、EV(Electric Vehicle)が新たな車種として存在感を増しつつあることも確かなことです。
 したがって、自動車電動化とそれに伴うモビリティ化は、これまでエンジン車が主体の自動車産業そのものをディスラプト(破壊)するものになる可能性を秘めています。
それに対し、自動車軽量化を実現するマルチマテリアル化は、エンジン車のメカ系からエレキ系への転換に伴う、車輛重量増加軽減策としてすでに登場しており、顕在した課題に対応するためのリプレイス(置き換え)と考えられます。

今回のセミナーでは、公開情報と特許情報に基づき、

 ・上記のような現状をどう捉えるべきか?
 ・どのように取り組むべきか?
 ・どのようなビジネスモデルを描くべきか?
 ・どのような知財戦略をもつべきか?

について、ご出席の企業様が状況に応じて考え、戦略を立てていくために必要な視点と情報をお伝えしたいと思っています。
プログラム

1.はじめに
 1.1 企業における知的財産
 1.2 企業における特許の役割
 1.3 知的財産権:「技術進化の方向性」まで支配可能!
   参考)FCV関連特許の条件付き期間限定無償開放 ~トヨタが狙ったことは・・・

2.自動車軽量化の狙いは?
 2.1 メカ制御からエレキ制御へ ~ワイヤーハーネスが車輛重量増加を加速
 2.2 自動車:環境規制 ~燃費・CO2規制の世界的な拡大・強化 
 2.3 自動車:燃費・CO2規制への対応 ~対応策:車輛軽量化と電動化
 2.4 軽量かつ高強度材料の採用 ~マルチマテリアル化で対応

3.各国/各地域の政策的規制
 3.1 カリフォルニア州の政策 ~ZEV規制
 3.2 2021年EU規制:非対応企業も出現? ~48VマイルドHVを産み出す?
 3.3 中国:NEV規制 ~環境問題とエネルギー問題への対応
   参考)中国リスク(合弁出資比率?、技術流出) v. 中国進出(事業、現地生産)
   参考)中国リスク:欧米企業の行動 ~国際仲裁裁判所を活用
   参考)中国リスク:欧米企業事例が日本企業に示唆すること

4.自動車向け材料 ~マルチマテリアル化が進展
 4.1 車体材料のマルチマテリアル化 ~軽量化の必然的対応策に
 4.2 自動車:部位に応じた材料選択 ~マルチマテリアル化
 4.3 環境規制対応と電動化がもたらすものは? ~自動車部品点数の減少

5. 異種材料の接合/接着 ~マルチマテリアル化への対応策
 5.1 異種材料の接合/接着
 5.2 CFRP/CFRTPとの接合/接着
 5.3 CFRP/CFRTPとの接合 ~高張力鋼板と樹脂との接合特許
 5.4 CFRP/CFRTPとの接着 ~金属との接着関連特許

6.自動車車輛向け金属材料
 6.1 車輛:軽量かつ高強度 ~選択基準
 6.2 鉄鋼:高張力鋼板 ~摩擦撹拌点接合への取り組み
 6.3 アルミニウム材料 ~摩擦攪拌接合から摩擦撹拌点接合へ(特許出願動向)
 6.4 マグネシウム材料 ~摩擦攪拌接合から摩擦撹拌点接合へ(特許出願動向)

7.自動車向け繊維強化樹脂
 7.1 炭素繊維 ~特許を交えた技術開発の歴史
 7.2 炭素繊維強化樹脂の製造方法
   参考)炭素繊維:種類と特徴
 7.3 CFRP(炭素繊維強化樹脂) ~日本特許出願動向に注目
 7.4 CFRP v. CFRTP(炭素繊維強化樹脂:熱硬化性 v.  熱可塑性)
 7.5 CFRTP:CFRPの課題解消を狙う!
 7.6 事業開発競争の主戦場 ~CFRPからCFRPTへ

8.CRPとCFRTP、そしてCNF ~日本特許の出願動向
 8.1 量産車への採用 ~CFRP(2013 年:欧州)、CFRTP(2018年:米国)
 8.2 CFRTP:3大企業Grの見解(2015年当時)
 8.3 東レの取り組み ~CFRPで先行したが・・・
 8.4 東レ ~自動車部品への取り組み
 8.5 帝人/東邦テナックスの取り組み ~自動車向けCFRTPで巻き返し
 8.6 三菱化学/三菱レイヨン/三菱樹脂の取り組み ~これからの動きは?
   参考)カンパニー制(三菱ケミカルホールディング)と事業統合へ
 8.7 CFRP普及に必要なリサイクル技術の動向
   参考)CNF(セルロースナノファイバー)への取り組み

9.商流における自社ポジションに応じた知的財産戦略
 9.1 素材企業の知的財産戦略 ~リニア発想からトライアングル発想へ
 9.2 部品企業の知的財産戦略 ~リニア発想からトライアングル発想へ
 9.3 最終製品企業の知的財産戦略 ~リニア発想からトライアングル発想へ
 9.4 サービス提供企業の知的財産戦略 ~プラットフォーム発想で
 9.5 世界市場を意識した知財訴訟戦略

10.まとめ

  □質疑応答・名刺交換□

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