超音波技術を長年研究してきた講師が、洗浄・超音波の基礎と実用ノウハウを事例とともに解説。
今回は、超音波の数値化・観察に関する簡易デモンストレーションも行います。

超音波洗浄の実用技術とトラブル対策

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セミナー概要
略称
超音波洗浄
セミナーNo.
st190513
開催日時
2019年05月29日(水) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F 研修室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円
【2名同時申込みで1名分無料!(1名あたり定価半額の24,300円)】
※2名様とも会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価の半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
受講対象・レベル
特に制限は、ありません。
洗浄に対する関心が高い方であればどなたでも結構です。
習得できる知識
<製造部門>
現状の洗浄を見直すポイントを確認することができます。
問題点を検出して、改善点を見つけることができるようになります。

<研究部門>
超音波とマイクロバブルと表面弾性波による洗浄(表面処理)技術について
洗浄目的に合わせたコントロールが可能になります。
趣旨
 製造工程にとって重要な洗浄。機械加工の工程や表面処理の工程など、製品への付加価値レベルの向上に伴い、洗浄技術は大変重視されるようになりました。
 しかし、洗浄後の汚れが再付着する状況や洗浄物の違いによる洗浄状態のバラツキ、乾燥後のしみの発生など、トラブルやクレーム事例は多く、洗浄工程の考え方や改善方法等は、非常に重要な事項だと言えます。
 特に、ナノレベルの技術進歩に合わせた表面の洗浄、ファインバブルと超音波の相互作用を利用した、表面残留応力の(緩和)均一化は、大きな成果事例が多数あります。
 本セミナーでは洗浄のメカニズムや基本的な知識についてわかり易く解説するとともに、講師の洗浄装置開発、コンサルティング経験から得られた洗浄のテクニック(水槽設計・製造、ファインバブルの利用、キャビテーションと音響流の最適化技術、洗浄中の表面弾性波測定技術等)トラブルシューティング、大小各種材料(部品・製品)の表面処理事例について紹介します。
 超音波の数値化・観察として、メガヘルツの超音波発振制御プローブによる、簡易デモンストレーションを行います。
プログラム

1.洗浄の基礎知識
 1.1 洗浄の目的と原理
 1.2 洗浄のエネルギー
  1.2.1 汚れと付着力
  1.2.2 洗浄と表面エネルギー
 1.3 洗浄の方法
  1.3.1 物理作用
  1.3.2 化学作用
  1.3.3 マイクロバブル
 1.4 一般的な洗浄プロセス
 1.5 洗浄液(洗剤、溶剤、・・・)
 1.6 洗浄効果の確認・評価方法
 1.7 洗浄システムの具体例

2.音圧データの測定解析に基づいた問題と改善策
 2.0 <デモンストレーション> 超音波の発振制御・音圧測定
 2.1 液体、気体、固体が化学反応した汚れには、キャビテーションの変化が有効
 2.2 ナノレベルの精密な洗浄には、複数の異なる超音波周波数による音響流制御が有効
 2.3 再付着には、超音波シャワー・洗浄液の流れの見直しが有効
 2.4 洗浄プロセスの効率改善には、隣接する水槽間の相互作用を確認・解析することが必要
 2.5 部品の隙間に入ったメッキ液の洗浄には、洗浄物の音響特性に合わせた揺動操作が有効
 2.6 超音波が大きく減衰する洗浄液を使用する場合は、水槽の設置・治工具の工夫が必要

3.洗浄で使われる超音波
 3.1 超音波の利用ノウハウ
   3.1.1 設置
   3.1.2 マイクロバブル発生システム
   3.1.3 液循環
 3.2 超音波振動の伝搬現象
   3.2.1 液体
   3.2.2 気体
   3.2.3 弾性体
 3.3 キャビテーションと音響流
   3.3.1 測定
   3.3.2 解析
   3.3.3 評価
   3.3.4 具体例

4.洗浄の問題解決テクニック( トラブルシューティング)
 4.1 大型部品(軸・フレーム…)の洗浄
 4.2 洗浄バレルを使用した洗浄 
 4.3 大量の部品洗浄
 4.4 洗剤・溶剤を利用した洗浄
 4.5 複雑な形状の部品洗浄
 4.6 その他 (線材、素材、粉末、アルミ、セラミック…)

 □ 質疑応答・名刺交換□

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