勘コツ経験に頼らない、経済性を根拠にした、
合理的かつJISに準拠した規格値の決定法【損失関数の基礎と応用】

<PC演習付> 利益を生み出す「開発時の安全係数と量産展開時の規格値」論理的決定法
PC演習を行うため、お一人様1台Excelが使用可能なパソコンのご持参をお願いいたします。
演習用のExcelファイルは、開催1週間前を目安にメールにて配布させていただく予定です。

※受付を終了しました。最新のセミナーはこちら

セミナー概要
略称
損失関数
セミナーNo.
st190611
開催日時
2019年06月25日(火) 10:30~17:00
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F 第1特別講習
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  47,025円 (本体価格:42,750円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
48,600円 (会員受講料 46,170円 )
定価:本体45,000円+税3,600円
会員:本体42,750円+税3,420円

【2名同時申込みで1名分無料!(1名あたり定価半額の24,300円)】
※2名様とも会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価の半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。

※講師と同業者(技術コンサルタント・講師業)の方のご受講はご遠慮いただいております。
講座の内容
受講対象・レベル
・製品開発、要素技術、生産システム、加工技術などの技術者、及び管理職
・品質管理部門の技術者、及び管理職
・重大事故を避けるための安全係数、許容差の合理的な決定方法を求めている方々
・安全係数、閾値の設定を勘コツ経験から脱却したいと考えている管理者の方々
・顧客に迷惑をかけず、自社の経済性も考慮した安全係数、閾値の設定を行いたい方々
・生産における不良率管理で、市場クレームが減らない課題をお持ちの方々
・生産における工程能力指数を元に生産改善を行う場合、
かけたコストに見合った生産品質改善が得られているか明確にしたい方々
・品質工学の重要概念の1つである損失関数を学びたい方々
習得できる知識
・重大事故を避けるための安全係数、許容差の合理的な決定方法
・顧客に迷惑をかけず、自社の経済性も考慮した安全係数、閾値の決定方法
・生産における不良率管理で市場クレームが減らない理由と解決方法
・工程能力指数改善の問題点と改善費用対効果を明確にする方法
・品質工学の重要概念『損失関数』の基礎知識と演習
(JIS Z 8403(製品の品質特性-規格値の決め方通則))
趣旨
 製造業では、市場での事故や問題発生を防ぐために、製品に対して開発・設計時に安全係数(安全率)を設定し製品仕様に余裕を持たせ、生産時には不良品判定を行う閾値(許容差、公差、規格値)管理を行い、良品のみを出荷しています。しかし、それでも製品が市場で事故や問題を起こす場合があります。また、生産で不良率を管理し、トラブル時は閾値を厳しく設定しなおしても、市場クレームが減らず、コストのみが増大することも多々あります。
 このような場合、安全係数や閾値に対する根本的な考え方に誤りがあるケースがほとんどです。開発・設計時の安全係数、生産時の閾値を決定する際、何を根拠に決定しているでしょうか?また、その安全係数、閾値は顧客満足を高め、同時に企業の経済性を考慮した決定でしょうか?
 本講座では、経済性を根拠に合理的に安全係数、閾値を決定する方法である『損失関数』について、詳細に解説いたします。加えて、事例演習を行うことで、実践的な手法を身に付けることができるようになっています。
本講座で解説する手法を使うことで、勘コツ経験から脱却し、品質とコストのバランスが取れた安全係数と規格値を合理的に決定することが可能になります。
 安全係数・規格値の合理的な決定方法を求めている方、市場クレームが減らないという課題をお持ちの方、かけたコストに見合った生産品質改善が得られているかを明確にしたい方等におすすめできる講座です。
プログラム
1.品質工学概要
 ・品質工学とは
 ・損失関数の位置づけ
 
2.安全係数、閾値の概要

 ・安全係数(安全率)、閾値(許容差、公差、工場規格)の関係
 ・基本計算式
 ・機能限界の考え方
 ・損失関数とは(数式の導出)
 
3.不良率と工程能力指数
 ・不良率の問題点
 ・工程能力指数とは
 ・工程能力指数の問題点
 ・工程能力指数を金額換算する損失関数とは
 ・生産工程改善の費用対効果検討方法
 
4.安全係数(安全率)の決定方法
 ・不適正な安全係数の製品による事故ケーススタディ
 ・適切な安全率の算出
 ・安全係数が大きくなる場合の対策
 
5.閾値(許容差)の決定方法ケーススタディ
 ・目標値からのズレが市場でトラブルを起こす製品の閾値決定
 ・騒音、振動、有毒成分など、できるだけ無くしたい有害品質の閾値決定
 ・無限大が理想的な場合(で目標値が決められない場合)の閾値決定
 ・応用:部品やモジュールなどの閾値決定
 ・参考:製品、部品の劣化を考慮した初期値決定と閾値決定
 ・事例演習

 □ 質疑応答 □

※説明の順序が入れ替わる場合があります。
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