環境負荷の低減、高効率、安全性など、様々な利点をもつフロー合成。
その基礎から、動向、研究例、実用化に向けた課題や展望などについて解説します。

フロー精密有機合成の基礎と応用および現状の課題と今後の展望

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セミナー概要
略称
フロー合成
セミナーNo.
st191005
開催日時
2019年10月25日(金) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 4F 第1グループ活動室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
44,000円 ( 会員受講料 41,800円 ) 会員登録について
定価:本体40,000円+税4,000円
会員:本体38,000円+税3,800円

【2名同時申込みで1名分無料!(1名あたり定価半額の22,000円)】
※2名様とも会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価の半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
受講対象・レベル
アカデミアにおける連続フロー合成の研究例が学習できます。
有機合成化学がベースとなる学問体系の一環なので、有機合成化学への理解が必要です。
フローケミストリー経験の有無は必要ありません。
習得できる知識
・連続フロー合成の最近の動向
・連続フロー合成の課題
趣旨
 あらゆる製品の供給において、利潤を最大化するためには製造から市場までを一体化(連続)させることが重要です。食品や電化製品、自動車などではこの方式により既に効率の良い生産システムが構築されています。ところが、化学製品、特に医薬品などを代表とする高付加価値化学品の製造においては、生産システムの上流、すなわち製造過程で特に連続化が困難とされてきました。これは、医薬品などは構造が複雑なため、「流れ作業」的には到底製造できないと考えられてきたためです。従って、このような高付加価値化学品は大企業においても、高校・大学の化学実験で行うようなフラスコ反応様式によって製造されています。一方、演者らの注目する連続フロー法はこの現状を一変させる能力があり、化学品連続生産を現実にする切り札と言われています。しかし当然、これを現実のものとするためには、ボトルネックとなっている課題を解決する必要があります。
 本講演では、この課題克服のために検討されてきた、過去10年ほどの研究例をベースに、演者らの考えや展望などを概説します。
プログラム
1.連続フロー法とは
 1.1 バッチ法とフロー法
 1.2 フロー法の特性
 1.3 フロー有機合成の種類
 1.4 開発の歴史
 1.5 国内外の動向

2.マイクロフローケミストリー
 2.1 マイクロフローケミストリー概説
 2.2 マイクロフローケミストリー研究例

3.連続フロー有機合成研究例
 3.1 有機金属試薬を用いる反応
 3.2 固定化試薬を用いる反応
 3.3 光有機合成反応
 3.4 均一系触媒反応

4.連結・連続フロー有機合成研究例
 4.1 高付加価値化学品の多段階合成研究

5.「タイプIV」フロー有機合成研究
 5.1 連続フロー水素化
 5.2 連続フロー炭素ー炭素結合生成反応
 5.3 連続フロー炭素―窒素結合生成反応
 5.4連結型「タイプIV」フローによる医薬品の連続合成

6.連続フロー実用化に向けて
 6.1 実用化に向けての課題
 6.2 想定される波及効果

 □質疑応答・名刺交換□
 
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