★ セルロースナノファイバーの現状と最新技術動向を把握する!

セルロースナノファイバーの技術動向と
複合化・成形、使用への考え方・活かし方
世界的動向、CNF/熱可塑性樹脂、射出成形・微細発泡成形、染色・着色、使いこなし方、応用・実用化

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セミナー概要
略称
セルロースナノファイバー
セミナーNo.
st200502
開催日時
2020年05月14日(木) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第3講習室
価格
非会員:  49,500円 (本体価格:45,000円)
会員:  46,970円 (本体価格:42,700円)
学生:  49,500円 (本体価格:45,000円)
価格関連備考
49,500円 ( 会員受講料 46,970円 )
定価:本体45,000円+税4,500円
会員:本体42,700円+税4,270円

【2名同時申込みで1名分無料!(1名あたり定価半額の24,750円)】
※2名様とも会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価の半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
※資料・昼食付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
習得できる知識
・ナノセルロース(CNF, TEMPO等酸化CNF, CNC,バクテリアセルロース他)の特徴と国内CNF製造各社の生産、サンプル提供状況
・CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの技術開発状況とその実用化試作・事業化動向
・同上材料の特に混練技術、射出成形技術、射出発泡成形技術のポイント
・ISO国際標準化及び安全性評価技術等の動向
・CNFを使った製品化・商品化・試作事例
・自社技術、自社製品にどのようにCNFを取り込んで行けば良いのか、その進め方
趣旨
 セルロースナノファイバー(CNF)を取巻く状況はこの1~2年で大きく変わり、実用化・事業化検討段階に移りました。製造・サンプル提供企業も増え、一部では商業生産も始まりました。CNFによる製品化/商品化・事業化事例も多くの分野から出て来ています。一方で、CNFを使ってみたがうまく行かないといった声も多く聞くようになりました。本セミナーでは、自社製品・自社技術にどのようにCNFを取込んで行くのかのポイント等についてサンプル等を持参し解説します。
プログラム
1.ナノセルロースの種類・特徴及び製法・生産状況等について
  ~CNF, TEMPO等酸化CNF, CNC, バクテリアセルロース, キチンナノファイバー~
 1.1 セルロースナノファイバー(CNF)の特徴とその製法及び原料
  1.1.1 TEMPO等酸化セルロースナノファイバー(化学処理/解繊)
  1.1.2 セルロースナノファイバー(機械的解繊)
 1.2 セルロースナノクリスタル(CNC)の特徴とその製法
 1.3 バクテリアセルロースの特徴とその製法
 1.4 キチンナノファイバーの特徴とその製法
 1.5 現在サンプル供給しているCNFメーカー22社の特徴及び提供サンプル等のご紹介
  1.5.1 サンプル提供企業一覧[2020/2/27改訂9版発行]の配布及び説明
  1.5.1 CNF他生産各社の拠点とその生産能力及び量産化計画

2.ナノセルロース研究開発の世界的動向とISO国際標準化の動向

3.CNF/熱可塑性樹脂ナノコンポジットの複合化技術の開発

 3.1 粉末法による[親水性]CNFと[疎水性]熱可塑性樹脂の複合化
 3.2 CNFの化学変性によるナノコンポジットの高性能化
  3.2.1 化学変性の考え方
  3.2.2 CNFの分散特性と化学処理法
  3.2.3 変性CNFによる性能アップ(分散性・強度・耐熱性等)
  3.2.4 パルプ直接解繊法「京都プロセス」の開発
  3.2.5 ASA変性とセルロースの耐熱性を向上するアセチル変性
  3.2.6 DS(変性反応の程度)による性能の違いと最適化
 3.3 CNF/樹脂の混練技術とそのポイント
  3.3.1 CNF/樹脂混練の考え方
  3.3.2 「京都プロセス」における混練技術
  3.3.3 混練にあたってのポイント
  3.3.4 CNFの分散性とその評価法
 3.4 CNF強化ポリプロピレンの性能向上手法について
  3.4.1 セルロース膨潤剤(例えばε-カプロラクタム)の効果
  3.4.2 曲げ特性/衝撃特性のバランスが取れた複合化
 3.5 CNFナノコンポジットの樹脂種横展開について(特性・性能等)
  3.5.1 LDPE, HDPE, PP, PS,PLA, PA11, PA12, ABS,POM, PA6, PA MXD6,PA MXD10, PBT,PC/ABS
 3.6 材料メーカーにおける変性パルプ及びCNF/樹脂マスターバッチ(MB)のサンプル供給及び商業生産開始
 3.7 海洋プラスチック問題からみたCNF/生分解性樹脂ナノコンポジットの開発

4.CNF/熱可塑性樹脂の射出成形並びに微細発泡成形
 4.1 CNF/熱可塑性樹脂の射出成形技術
 4.2 CNF/熱可塑性樹脂射出成形及び金型設計のポイント
 4.3 超臨界CO2バッチ発泡法による微細発泡基盤技術の開発
  4.3.1 微細発泡成形におけるCNF複合化の効果
 4.4 変性CNFナノコンポジットを用いた超臨界N2射出発泡成形
 4.5 大型射出発泡成形品の試作
 4.6 ポリエチレン/化学バッチ発泡品の試作

5.CNFの染色と材料着色法の開発
 5.1 CNFの染色
 5.2 粉末法による材料着色成形品の試作
 5.3 材料着色事例とサンプル見本
 5.4 カラーCNFの製造とサンプル提供開始

6.CNF100%板材等の製造とその応用について
 6.1 CNF100%材の工業的生産とその特徴
 6.2 その応用展開について

7.CNF材料の社会実装化動向
 7.1 経済産業省主導「ナノセルロースフォーラム」とこれからの展開
 7.2 地域におけるCNFに関する取組みの活発化
  7.2.1 「部素材産業―CNF研究会」の活動
 7.3 「新素材-CNFナショナルプラットフォーム」の活動

8.CNF材料を使いこなす/どのように自社製品に取込んで行くかのポイント
 8.1 先ず材料を良く知るー多種多様になって来た状況のもとで―
 8.2 応用展開における3つの方向性と実際例について
 8.3 どのCNF材料から触るか、取り寄せるか?

9. CNFを使った応用・実用化、事業化事例のご紹介
 <製品化・商品化事例>
 1)水性ゲルインク・ボールペン
 2)消臭機能増大・大人用紙おむつ
 3)トイレクリーナー
 4)スピーカーコーン(バクテリアセルロース応用又はCNF応用)
 5)酒類のろ過助剤
 6)食品保形材
 7)食品(どら焼き等)の食感改良剤・増粘剤
 8)紙力増強材等(特殊フィルター、電池用セパレーター)
 9)粉体・繊維状物のバインダー
 10)化粧品のゲル化剤等
 11)ランニングシューズのミッドソール材
 12)生コンクリート圧送先行剤  
 13)透光性磁器鋳込み成型時の脱型助剤及び製品表面のマット化
 14)自動車タイヤ  
 15)卓球ラケット  
 16)CNF混合漆喰  
 17)CNF砥石 
 <試作例>
 1)CNF/熱可塑性樹脂複合材
  a)モーターボートインパネ(CNF/PLA)
  b)化粧品ケース(CNF/PLA)
  c)電気・電子部材カバー(CNF/PP)
  d)リレー装置カバー(CNF/PP)
  e)照明器具カバー(CNF/PP)
  f)自動車エンジンカバー(CNF/PA6)
  g)大型成形品(同上エンジンカバー)無電解メッキ品
  h)自動車ドアトリム(CNF/PP)
  i)自動車リクラカバー(CNF/PP)
  j)自動車トランクリッド/アッパー(CNF100%材)
  k)自動車トランクリッド/ロアー(CNF/PA6)
  l)自動車インテークマニホールド(CNF/PA6)
  m)自動車デッキボード(CNF/PP)
  n)シューズキーパー(CNF/PP)
  o)ミニバスケット(CNF/PP)
  p)ペンスタンド(CNF/PP)
  q)トラッシュビン(CNF/PP)
 2)CNF/ゴム複合材、その他
  a)スポーツシューズ・アウターソール
  b)ウエットスーツ
  c)ベアリンググリース・増ちょう剤

  □質疑応答・名刺交換□​
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