加速するHFC系冷媒の代替品開発の現状はどうなっているのだろうか?
次世代冷媒の研究開発動向を斯界の第一線を走る講師が詳説する

低GWP化を目指した次世代混合冷媒の研究開発動向
冷媒の基礎から第5世代冷媒開発と今後の展望まで

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セミナー概要
略称
冷媒
セミナーNo.
st200603
開催日時
2020年06月15日(月) 13:00~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
きゅりあん 5F 第4講習室
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,800円 (本体価格:38,000円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
44,000円 ( 会員受講料 41,800円 ) 会員登録について
定価:本体40,000円+税4,000円
会員:本体38,000円+税3,800円

【2名同時申込みで1名分無料!(1名あたり定価半額の22,000円)】
※2名様とも会員登録が必須です。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※3名様以上のお申込みの場合、1名あたり定価の半額で追加受講できます。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
※資料付
※講義中の録音・撮影はご遠慮ください。
※講義中のパソコン使用はキーボードの打音などでご遠慮いただく場合がございます。
講座の内容
受講対象・レベル
次世代冷媒に関心のある研究者・エンジニア
習得できる知識
・冷媒の基礎知識
・次世代冷媒とは何か
・冷媒開発の歴史と地球環境問題との関係
・混合冷媒の組み合わせの選び方
・冷媒熱物性の測定方法
・REFPROP計算結果と実測値情報との信頼性比較(実際の混合冷媒を対象にして)
趣旨
 地球温暖化の進行が否定できなくなった現在、その要因の1つとして考えられているものに、冷凍機やヒートポンプで作動媒体として使用されている冷媒がある。パリ協定やキガリ改正によって、現在 HFC系冷媒の代替品開発が注目されており、早急に低GWP冷媒を世の中に普及させることが必須となっている。
 冷媒の変遷は、自然冷媒から始まる第1世代冷媒(流行の言葉を使えば、1G冷媒)から、1930年代に開発された2G冷媒のCFCおよびHCFC、そしてオゾン層破壊対策で1980年代に登場した塩素原子を含まない3G冷媒のHFC、さらには現在新たに研究開発が進められている、大気寿命を短くすることで地球温暖化対策を考慮した炭素の2重結合を有する4G冷媒のHFOと、かなりのハイペースで開発が進められている。特に4G冷媒の開発段階で、単一冷媒で候補冷媒を探索するには限界を迎えているとも言われており、5G冷媒ともいうべき次世代混合冷媒が、将来の冷媒の主流になるのは確実であろう。しかしながら、混合冷媒の活用には、冷媒選択だけでなく、その取り扱いに関しても未だ大きな課題を残している。
 本講演では、冷媒に関する基本的な知識から始まり、冷媒と地球環境問題の関係を説明した上で、代替冷媒の必要性、現在開発が進められている次世代混合冷媒について概説するとともに、未だ理解されていない喫緊の課題についても紹介したい。
プログラム

1.冷媒の基礎知識
 1.1 冷媒の分類
 1.2 フロンガスとは?
 1.3 代替冷媒探索の経緯
 1.4 次世代冷媒とは何か

2.冷媒の変遷に関わる地球環境問題の影響
 2.1 オゾン層破壊とモントリオール議定書
 2.2 地球温暖化と京都議定書
 2.3 パリ協定とキガリ改正
 2.4 HFO系冷媒の登場

3.次世代冷媒の探索
 3.1 次世代冷媒の必須条件
 3.2 探索における大きな課題
 3.3 混合冷媒候補物質の選択

4.次世代冷媒熱物性の評価方法
 4.1 様々な熱物性測定方法
 4.2 単一冷媒と混合冷媒の違い

5.REFPROP計算結果と実測値情報との信頼性比較
 5.1 REFPROP 
 5.2 REFPROPは最新版を使うべきと言う根拠
 5.3 実測データと計算結果との比較(熱物性値の実質的な評価)

6.まとめ

□ 質疑応答 □

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