■オープンイノベーションの全体像と多様性■
■オープンイノベーションの阻害・抵抗要因の除去、メリットを実現する具体策■
1.はじめに
1.1 オープンイノベーションの発端(P&G)
1.2 オープンイノベーションの世界中の企業への普及
1.3 多様なオープンイノベーションの概念・活動
1.4 本セミナーの目的:以下の理解
-オープンイノベーションの必要性・合理性
-多様性を含めオープンイノベーションの全体像
-オープンイノベーションを成功させる要点
-要点を踏まえた具体的施策
2.日本企業のオープンイノベーション推進上の問題
2.1 オープンイノベーションを一時的な流行と考える
2.2 オープンイノベーションを目的と取り違える
2.3 オープンイノベーションの矮小化
3.なぜ今オープンイノベーションなのか
3.1 オープンイノベーションの究極目的:『価値づくり』
3.2 『価値づくり』の定義
3.3 『価値づくり』への脱皮が求められる6つの背景
3.4 『価値づくり』を支えるオープンイノベーション:オープンイノベーションと『価値づくり」との関係
4.オープンイノベーションの類型と事例:オープンイノベーションの多様性と戦略の必要性の理解
4.1 オープンイノベーションの類型
4.2 何を大きな目的として
4.3 イノベーション発生の場
-自社
-他社
-共同
4.4 具体的に何を求めて
-市場の知識(GEの例等)
-製品企画・設計(サンスター文具、P&G、ARMの例等)
-技術(東洋紡の例等)
-バリューチェーン・サプライチェーン(ユニクロ-東レ)
4.5 誰と:協創対象先
-大学・公的研究機関(大阪大学)
-顧客(日立とリオ・ティント)
-中小企業(GEの技術公募2014)
-サプライチェーン上の企業(三菱ケミカル)
-市井の技術者・科学者・一般人(GE)
-競合企業(P&Gとクロックス社、ホンダとヤマハ)
-自社他部門(三菱ケミカル)
4.6 誰と:協創メンバーの数
-1×Some(自動車メーカーの系列)
-1×N(トヨタの燃料電池)
-Some×Some(スーパーセンシング・フォーラム)
4.7 どのような関係性の下
-短期×点(P&G)
-長期×点(東レとユニクロ)
-長期×面(自動車メーカーの系列)
4.8 どのように実現:探す vs. 探される
-探す(コニカミノルタ、KDDI、エルゼビア)
-探される(富士フイルム、GE、3M)
5.オープンイノベーションの経済学
5.1 促進要因(経済合理性)と阻害要因
5.2 範囲の経済性
-経営資源の使いまわし
-ビジネスモデル戦略の必要性
5.3 比較優位の原則
5.4 競争原理
5.5 Time to Marketの短縮
-収益創出期間の拡大
-無競争期間の創出
-キャッシュフローの早期創出
5.6 固定費の変動費化
-売上変動への対処の容易化(キーエンス)
-テーマ設定の自由度の向上
-ROAの向上
5.7 不確実性への対応
-米経済学者のフランク・ナイトの言葉
5.8 取引コスト(日本精工)
5.9 オープンイノベーション:日本企業の行くべき道
6.オープンイノベーションの心理学(組織の心理的抵抗)
6.1 外部依存への不安・怖さ
6.2 自分の関心外の新たな業務や知識習得への抵抗
6.3 膨大な煩雑な作業が面倒
6.4 NIH(Not Invented Here)症候群
6.5 自分達の能力の置き換えへの脅威
6.6 オープンイノベーションの心理と対応策まとめ
7.オープンイノベーションの成功に向けて
7.1 オープンイノベーション経営への転換の必要性(価値づくりと経済合理性)の周知
7.2 経営陣全員のオープンイノベーションへの強いコミットメント(P&G、GE)
7.3 オープンイノベーションの多様性と戦略の必要性の理解
7.4 自社の強みの本質の明定
7.5 自社のコア技術の設定(GE)
7.6 確実に収益を生むビジネスモデル構築(P&G、アップル、インテル、シスコ、富士フイルム)
-ヘンリー・チェスブローによるビジネスモデルの必要性の強調
7.7 小規模の成功事例を早期に生み出す(GE)
7.8 オープンイノベーションを組込んだステージゲートプロセスの導入
7.9 取引コストを徹底して低減する
7.10 オープンイノベーション実行のための推進・支援体制の構築(P&G、GE、大阪ガス)
8.最後
□質疑応答□