蓄熱・蓄冷技術の基礎から応用まで分かりやすく解説

蓄熱・蓄冷技術と熱エネルギー搬送技術の
基礎および研究開発の現状と新展開【WEBセミナー】
蓄熱蓄冷・熱エネルギー搬送技術の基礎から蓄熱材料開発の動向、最先端蓄熱蓄冷システム化技術の導入事例と採算性まで

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セミナー概要
略称
蓄熱・蓄冷技術【WEBセミナー】
セミナーNo.
st210202
開催日時
2021年02月03日(水) 10:30~16:30
主催
サイエンス&テクノロジー(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  35,200円 (本体価格:32,000円)
会員:  33,440円 (本体価格:30,400円)
学生:  35,200円 (本体価格:32,000円)
価格関連備考
定 価 :1名につき 35,200円(税込)
会員価格:1名につき 33,440円 2名の場合 49,500円、3名の場合 74,250円(税込)

※上記会員価格は受講者全員の会員登録が必須となります。
※同一法人内(グループ会社でも可)による2名同時申込みのみ適用いたします。
※受講券、請求書は、代表者に郵送いたします。
※請求書および領収証は1名様ごとに発行可能です。
 (申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」と記入ください。)
※他の割引は併用できません。
備考
資料付
※講義の録画・録音・撮影はご遠慮ください。
<配布資料>
・製本テキスト(開催前日着までを目安に発送)
※セミナー資料はお申し込み時のご住所へ発送させていただきます。
※開催日の4~5日前に発送します。
 開催前日の営業日の夕方までに届かない場合はお知らせください。
※開催まで4営業日~前日にお申込みの場合、セミナー資料の到着が開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。Zoom上ではスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
<視聴方法>
【ライブ配信(Zoom使用)セミナー】
・本セミナーはビデオ会議ツール「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
・お申し込み後、接続確認用URL(https://zoom.us/test)にアクセスして接続できるか等ご確認下さい。
・後日、別途視聴用のURLをメールにてご連絡申し上げます。
・セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
・リアルタイムで講師へのご質問も可能です。
・タブレットやスマートフォンでも視聴できます。
講座の内容
受講対象・レベル
特に、受講者の分野やレベルへの要望はありません。蓄熱・蓄冷技術や熱エネルギー搬送関連に興味がある受講者に参加頂ければと思います。
習得できる知識
・我が国における蓄熱・蓄冷技術に関連する環境とエネルギー政策等の動向
・建築物・自動車空調分野における省エネルギー技術としての蓄熱・蓄冷技術
・蓄熱・蓄冷材料とその分類
・蓄熱・蓄冷技術とそのシステム化
・蓄熱・蓄冷システムの経済性
・蓄熱・蓄冷技術と建物のエネルギーマネジメント
・内燃機関自動車や電動車の省エネルギーに向けての蓄熱・蓄冷技術の新展開
・開発途上の新たな蓄熱・蓄冷材の現状
・熱エネルギー輸送媒体としての機能性熱流体の特徴
趣旨
 国際的な気候変動枠組条約であるパリ協定(COP21)において、我が国は2030年の温室効果ガス削減目標を26%(2013年比)とする約束草案を提出している。その削減量の76%を省エネルギー関連に振り分けている。蓄熱関連技術は、環境親和型の省エネルギー技術に位置付けられており、蓄熱システム研究開発や商品流通に対する期待は大きい現状にある。
 最近のネット・ゼロ・エネルギー建物や省エネルギー情報機器そして環境対応自動車などの普及による温熱・冷熱エネルギー需要の急増そして多様なエネルギー供給源の最適化に向けての調整、さらに上述の化石燃料利用による環境問題などを勘案した省エネルギーの立場から、蓄熱技術開発に対する期待が大きい現状にある。
 特に、我が国の民生部門は、最終エネルギー消費の約3割を占め、その増加割合が顕著であることから、調温調湿などの快適性の追求を基本として、省エネルギー、創エネルギーそして蓄エネルギーを主体とするエネルギーマネジメントシステムの推進が重要課題となっている。最近建築物省エネルギー-法が施行されて、具体的なネット・ゼロ・エネルギー・ビル(ZEB)や住宅(ZEH)の構築に欠かせない蓄熱技術に対しても新たな展開が期待されている。一方、運輸部門においても、調温などの車内環境の快適性の確保を基本として、環境規制や経済性を勘案した上で、その変動性を有する排熱(エンジン冷却熱、排ガス)を活用した蓄熱技術の採用が重要視されている。
 さらに、産業部門においても、様々な産業排熱や未利用熱エネルギーの活用から、省エネルギーや創エネルギー機器開発に蓄熱技術の活用などのネット・ゼロ・エネルギー・コンストラクション(ZEC)が進みつつある。このように熱エネルギー有効利用技術としての蓄熱技術は、環境親和型省エネルギーに位置づけられる熱マネジメント技術と言える。
 本セミナーでは、蓄熱技術の基礎や蓄熱材料の紹介そして具体的な蓄熱システムの導入事例や採算性などを体系的に説明し、さらに今後の蓄熱技術開発の最新動向にも幅広く言及し、熱エネルギーマネジメント技術としての蓄熱技術の将来像についても明らかにする。
プログラム

1.最近の熱エネルギー活用に対する蓄熱・蓄冷技術の社会的動向
  蓄熱・蓄冷そして熱エネルギー搬送技術に対する社会的要請に対して解説する。
 1.1 地球環境保全と熱エネルギー需給緩和に向けての蓄熱・蓄冷技術の社会的要請と現状
 1.2 建築物や自動車そして各種産業における熱エネルギー貯蔵や輸送技術の社会的認知と展開
 
2.蓄熱蓄冷技術の基礎
  熱エネルギーマネジメント技術で重要な蓄熱・蓄冷技術の基本的特性など解説する。
 2.1 熱マネジメント技術としての蓄熱・蓄冷技術
 2.2 蓄熱・蓄冷システムの展開
 2.3 蓄熱・蓄冷システムのコストと経済性
 2.4 蓄熱技術開発の計画フロー
 2.5 蓄熱技術に要求される機能特性
 2.6 蓄熱材料として具備しなければならない特徴
 
3.蓄熱材料の分類と蓄熱システム
  各種蓄熱・蓄冷材料やシステム化技術の紹介からその新展開に言及する。
 3.1 蓄熱・蓄冷材料の種類と分類
 3.2 蓄熱・蓄冷技術と伝熱機構
 3.3 顕熱蓄熱材と顕熱蓄熱システムの特徴とその新展開
 3.4 潜熱蓄熱材と潜熱蓄熱システムの特徴とその新展開
 3.5 化学蓄熱材と化学蓄熱システムの特徴とその新展開
 3.6 自動車(内燃機関自動車・電動車)関連の蓄熱・蓄冷システム特徴とその新展開
 
4.熱エネルギー搬送技術と機能性熱流体
  熱エネルギーの距離的空間的課題を克服する手段としてのオンライン熱搬送やオフライン熱搬送に関する基礎と応用に関する様々な技術を解説する。
 4.1 二次冷媒としての機能性熱流体の基礎
 4.2 熱エネルギー搬送エネルギーの低減技術
 4.3 製氷法と氷スラリーの蓄冷と冷熱搬送技術
 4.4 潜熱マイクロカプセルとマイクロエマルションの熱搬送技術
 4.5 オフラインによる温熱・冷熱搬送技術
 
5.今後の蓄熱・蓄冷システム展開と方向性
  蓄熱・蓄冷技術や熱搬送技術の利用範囲の拡張に向けての最新動向そして先駆的蓄熱・蓄冷技術の基礎となる新たな材料開発について解説する。
 5.1 顕潜熱分離型空調システムや放射空調システムへの蓄熱・蓄冷技術の展開
 5.2 最近の先駆的蓄熱技術の展開
   (固体転移蓄熱、柔粘性結晶化蓄熱、熱弾性蓄熱、光熱変換蓄熱、吸着型蓄熱など)

□ 質疑応答 □

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