金属加工業のCFRP参入による用途拡大は可能か?熱硬化性から熱可塑性CFRPまで

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セミナー概要
略称
CFRP参入
セミナーNo.
stb160511
開催日時
2016年05月27日(金) 10:30~16:30
主催
S&T出版(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  50,722円 (本体価格:46,111円)
会員:  48,176円 (本体価格:43,796円)
学生:  50,722円 (本体価格:46,111円)
価格関連備考
49,800円 会員価格47,300円 ※資料代を含む
<1名様分の受講料で2名様まで受講できます>
 ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
 ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
 ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。
講座の内容
習得できる知識
・熱硬化性CFRPと熱可塑性CFRPの特徴
・熱可塑性CFRPの材料特性
・熱可塑性CFRPの成形加工技術
・熱可塑性CFRPの融着接合技術
・熱可塑性CFRPの再利用技術
・熱可塑性CFRPの課題と今後の応用展望
・欧州での熱可塑性CFRPの最新技術動向
趣旨
CFRPは軽量で高強度・耐食性に富む材料であるため輸送機器を中心に今後用途拡大が期待されているが、コスト、生産性、耐久性およびリサイクルなど克服すべき課題は多い。これまで、輸送機器や産業機器、さらに建設土木などのインフラを支えてきたのは金属加工業であり、今後も重要な基盤産業であることに変わりはない。一方、熱可塑性CFRPは、CFRP特有の軽量かつ高強度,耐食性に優れていることに加え、生産性、耐衝撃性さらに再利用性に優れており、今非常に注目されている。また、熱可塑性CFRPは金属のように加熱プレス成形が可能であるため金属加工業が参入しやすい先進材料である。しかし、材料特性の理解、製品および金型の設計、加熱・搬送方法,および再利用時の破砕粉砕・混錬・再成形における技術課題も多い。
 本講座では、CFRPおよびプラスチック加工業のみならず、金属加工業がCFRPに参入する際の強みと弱み、金属加工が必要とされるCFRPの産業用途への有効性について提示します。CFRPについての基礎的な内容から、熱硬化性CFRPの様々な適用事例について紹介するとともに、熱可塑性CFRPの量産化のための製造法と技術課題、ならびに製造工程で排出される不用品の高度利用法,さらに熱可塑性CFRP特有の融着接合法について、欧州での最新事例と演者らが行った産学連携による研究開発事例を紹介し、今後の熱硬化性と熱可塑性CFRPの用途拡大のための技術動向を提言します。
プログラム
1. CFRPとは?なぜCFRPか?
 1) カーボンの時代?炭素繊維は大阪生まれ!
 2) FRPとは?カーボンではなく,樹脂
 3) 熱硬化性CFRPの適用事例
 4) マルチマテリアルデザイン化

2. インダストリアルCFRP
 1) CFRPの産業機器応用事例
 2) 金属とCFRPのハイブリッド化
 3) クラッド,メッキ,溶射による高機能化
 4) 産業機器応用での課題

3. 熱硬化性CFRPと熱可塑性CFRP
 1) 熱硬化性CFRPの利点と欠点
 2) 熱可塑性CFRP材料とその製造技術
 3) 熱可塑性CFRPが注目される理由
 4) これまでの熱可塑性CFRPとの違い

4. 様々な熱可塑性CFRPの製造法
 1) 加熱プレス成形と打ち抜き
 2) ハイブリッド射出成形
 3) 自動テープ/ファイバ積層
 4) 引抜き成形と押出し成形
 5) Additive Manufacturing

5. 様々な熱可塑性CFRPの融着接合技術
 1) 熱硬化性と熱可塑性CFRPの接合法の違い
 2) 熱可塑性CFRPの融着接合法の種類
 3) 誘導融着接合法
 4) 超音波式融着接合法
 5) 電気式融着接合法
 6) レーザー融着接合法

6. 熱可塑性CFRPの再利用技術
 1) 破砕・粉砕
 2) 破砕片の混錬
 3) 再生材の押出成形
 4) 再生材の加熱プレス成形

7. 熱可塑性CFRPの課題と今後の応用展望
 1) 熱可塑性CFRPの用途展開の難しさ
 2) 熱可塑性CFRPへの参入の効果
 3) 金属加工技術を利用した熱可塑性CFRP製造
 4) 熱可塑性CFRPの中間素材化による低コスト量産化

8. 個別技術相談
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