情報通信用光デバイス・ガラスの接着技術と接着・接合部における劣化とその対策

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セミナー概要
略称
情報通信用光デバイス
セミナーNo.
stb160605
開催日時
2016年06月20日(月) 13:00~16:30
主催
S&T出版(株)
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
価格
非会員:  44,000円 (本体価格:40,000円)
会員:  41,759円 (本体価格:37,963円)
学生:  44,000円 (本体価格:40,000円)
価格関連備考
43,200円 会員価格41,000円 ※資料代を含む
<1名様分の受講料で2名様まで受講できます>
  ※2名様ご参加は同一会社・法人からの同時申込に限ります。
  ※2名様ご参加は2名様分の参加申込が必要です。ご連絡なく2名様のご参加はできません。
  ※3名様以上のご参加は、追加1名様あたり10,800円OFFになります。
講座の内容
必要な予備知識
高分子化学
習得できる知識
ご参加の接着剤ユーザで、ご要望やご質問などが有れば、接着剤の評価・選定技術、接着剤の耐久性評価技術、各種部品の信頼性評価技術なども解説・紹介、個別対応など致します。
(セミナー終了後に、短時間の技術相談、個別に対応できます。場所と時間を確保していただければ、無償サービスで対応します)
趣旨
現代の情報化社会は、大容量・高速通信を可能にする光通信技術によって支えられています。 近年、インターネットの爆発的な普及などで光通信のトラフィックが急激に増大し、光通信システムで使用される高品質で低廉な光通信用光部品の大量供給が益々必要となっています。これを実現するため、光部品の組立において、より簡便で経済性に優れた接着技術が活用されています。
 本セミナーでは、光部品の組立に使用されている光路結合用透明接着剤、精密固定用接着剤などを紹介するとともに、光学部品における耐湿接着信頼性技術をお話しします。また、光学部品で使用されているガラスは、一般的に接着し易いが、金属などに比べ、耐湿接着性に劣る材料です。ガラスの接着性を阻害する要因とその対策を概説するとともに、シラン系化合物を接着促進剤として使用してガラス接着用に開発された紫外線硬化型接着剤、熱/湿気硬化型接着剤やホットメルト型接着剤などの高耐湿性化技術を紹介します。
プログラム
1. 光部品の種類と接着技術の概要

2. 接着剤の劣化と光部品の特性低下
  (1)湿熱劣化 耐湿接着性低下、吸水劣化、分解
   ① 光路劣化  PLC-光ファイバ結合、スプライス、波長板/フィルタ挿入
   ② 非光路劣化 アレイ組立、コネクタ組立、微小部品精密固定
  (2)熱・光パワーによる劣化 変質劣化、光学特性の劣化――光路結合部、Si-photonics

3. 各種光部品で使用される接着剤の劣化
  (1) 光路結合、精密固定、防湿シール、光ファイバアレイ、光コネクタ、スプライス:剥離
  (2) 精密固定、光路結合:変形
  (3) 光コネクタ:ナノオーダのクリープ変形

4. ガラス用接着剤の耐湿性の向上
 4.1 ガラス用接着剤
  種類と応用技術分野:
   ①航空機、船舶、車両用の複層合わせガラス
   ②建築用の複層ガラス
   ③自動車の窓ガラス用接着シール
   ④太陽電池封止
   ⑤LED封止
   ⑥光通信部品の組立
 4.2 ガラスの接着性を阻害する要因とその対策
   ①ガラス表面の汚れと洗浄方法
   ②UV照射の表面処理による接着性向上
   ③シランカップリング剤のガラス表面処理による接着性向上
 4.3 シランカップリング剤のインテグラルブレンド法による耐湿性向上技術
  (1) UV硬化型光学接着剤
  (2) シアノアクリル系室温短時間硬化接着剤
  (3) 室温硬化型防湿接着シール材
 4.4 シランカップリング剤を用いた化学的変性による耐湿性向上技術
  (1) シラングラフト重合による高耐水性ホットメルト接着剤
  (2) シラン変性エポキシ系高耐湿性接着剤

5. 将来の課題など
 接着技術への要望:
   ①組立部品のリユース接着技術
   ②簡便な使用/一液型、短時間硬化
   ③高耐久性接着技術
   ④高防湿接着シール技術
   ⑤高熱伝導性接着技術 など
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