第1部 アジアの食品包装法規制の最新動向-東南アジアを中心にして-
13:00~14:10
経済成長に伴い、アジア諸国は食品包装の法整備を推進中である。中国は、昨年10月EU類似の国家標準を公布し、韓国と台湾は樹脂のPL化を審議中である。ASEAN10ケ国は食品安全ネートワークを設立し、タイを幹事国として共同基準作りを進めている。日本にとっても大きな関心事であるアジア諸国の最新動向を紹介する。
1. 初めに:食品包装材料の種類と使用割合(日本)
2. 中国・韓国・台湾の最新動向
2.1 中国:食品安全法改正と国家標準の大改正、及び今後の見込み
2.2 韓国:法規制とPL化検討状況
2.3 台湾:法規制と新規申請制度の状況
3. ASEAN諸国の最新動向
3.1 タイ、ベトナム、カンボジア、インドネシア、フィリピン、マレーシ
ア、ラオス、ミャンマー、ブルネイ、ラオス等
3.2 ASEAN食品安全ネットワークにおける共同基準作りの状況
4. 他の近隣諸国の最新動向
4.1 インド
4.2 オセアニア
5. 国内外の食品包装法規制最新動向のまとめ
6. トピックス:日本のPL制度化の最新動向:厚労省の通知とPL法制化見込み
7. 法規制情報の入手方法・調査方法
8. 参考文献と情報入手先
第2部 拡大するアセアンの食市場で求められる食品と包装技術
14:20~15:30
加工食品用のハイバリアー包材や脱酸素剤、青果物鮮度保持用のガス透過性包材などはこれからの課題であり、乾燥食品の防湿包装も油脂の酸化防止と言う意味で課題である。
これらの機能性包装を利用した農産物・食品の品質向上が今後の重要な課題になる。
アセアンで急速な発展を見せる日系のコンビニと、既にタイなどで定着している欧米系のスーパーと、新たにアセアンに進出しつつある日系のスーパーの製品展開と、それらを支援する日本の食品包装技術への期待と今後の発展について展望する。
1. アセアン10ヵ国の多様性と経済事情等
(人口構成、政治状況、経済状況、宗教・言語など)
2. アセアン諸国の活力と発展の可能性
(一人当たりのGDP、華僑事情等)
3. 農産物の包装・流通技術と収穫後ロスの削減
4. 多水分・中間水分食品の加熱殺菌上の注意事項
5. 中間水分食品の開発と品質保持技術
(水分活性調整、ハイバリアー包材と脱酸素剤、ガス置換)
6. その他、食品を取り巻く包装・流通の課題
第3部 東南アジアにおけるコンビニ中食の実状
15:45~16:55
日本のコンビニ各社は新たな市場をアジアに求め、熾烈な出店競争、顧客争奪戦を繰り広げている。参入の伸びしろが、まだまだ大きいASEAN諸国でのコンビニの状況、そこで扱われる中食の実状を、CVS包材に長年携わってきた講師が現地取材から肉薄する。
また、現地コンビニ店舗や中食商品の写真をふんだんに使い、国ごと、店舗ごとの特徴を視覚的にわかりやすく伝える。
1. コンビニ中食とは
2. タイ~コンビニ中食の現状
3. インドネシア~コンビニ中食の現状
4. ベトナム~コンビニ中食の現状
5. マレーシア~コンビニ中食の現状
6. フィリピン~コンビニ中食の現状
7. まとめ