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Ⅰ.序論; 睡眠および概日生物時計の重要性
1.概日生物時計の概論
2.なぜヒトには睡眠が必要か; 睡眠の役割(睡眠が損なわれるとどうなるか)
3.現代日本の社会的状況と睡眠; 社会の24時間化・夜型化・情報化が睡眠・概日リズムに及ぼす影響
Ⅱ.正常睡眠の基礎
1.睡眠とはどういう状態か; 行動睡眠・脳波睡眠
2.睡眠中の心身の状態変化; 2種類の睡眠、睡眠段階と睡眠経過、体温・自律系との関係、記憶・学習
3.睡眠を調節する2つのしくみ; 概日リズムとホメオスタシス
4.睡眠のライフサイクルと個体差; 睡眠の成長発達、加齢変化、個体差(睡眠時間、朝型-夜型)
5.どこまでが正常睡眠か
Ⅲ.睡眠・生活リズムの計測評価手法
1.睡眠・概日リズムの計測基礎; 睡眠ポリグラフィ(PSG)、体温リズム計測評価
2.「睡眠の質」の評価指標; 正常睡眠範囲内=良質・健康的 とは限らない
3.日常生活での計測評価の可能性について; 目的に応じた必要記録項目とは
Ⅳ.より健康的な睡眠を確保するための「生活習慣マネジメント」
1.生活習慣マネジメント概論; マネジメント必要性と実践手法概要
2.就寝起床を主体とする生活習慣の記録; sleep-log、自動計測可能性
3.記録に基づいた生活リズム現状解析と問題点抽出; 周期性・安定性・位相の評価
4.問題点解決のための生活目標の設定; 最終目標と段階的実施目標
5.対応策検討と実施; 概日リズム規則性確保、日中覚醒確保、睡眠環境整備、就寝前準備行動
6.睡眠環境の整備概論; 物理的環境3要素(温熱・光・音)
7.睡眠衛生の向上; 寝室と寝具、香気成分、入浴、食事、運動、嗜好品、睡眠文化と生活行動