非会員:
30,535円
(本体価格:27,759円)
会員:
30,535円
(本体価格:27,759円)
学生:
30,535円
(本体価格:27,759円)
近年、臭気に関する問題が変化してきています。生活環境のにおいに関しては、これまであまり気にされていなかった身近なにおいが気にされ始め、介護環境特有 のにおいの問題も取り上げられるようになってきました。建物の高気密化もにおいの残留に影響を与えていると考えられます。
本講座では、室内におけ る臭気源を紹介し、臭気の測定・評価方法に関する基礎知識を解説するとともに、嗅覚測定については体験を通して理解を深めて頂きます。また、臭気対策を検 討する際に必要な臭気の発生量、許容レベルの考え方、既往の研究によって求められている基準値を紹介します。さらには、実際の室内における臭気の測定・評 価事例、臭気の制御方法の考え方、脱臭機能を有するとされる製品の脱臭性能や実際の現場で対策を施した場合の効果に関する調査結果を示し、それぞれの脱臭 効果と課題について考察します。
■第1部 生活環境におけるにおいの特性・測定評価の概要、対策の考え方
1.室内における臭気源・・・住宅,高齢者施設,病院
2.生活環境のにおいの測定・評価方法の解説・・・事例も紹介
3.室内の臭気の許容レベルの紹介・・・
生ごみ臭,調理臭,トイレ臭,たばこ臭,
介護環境の臭気を対象とした基準値の紹介と個人差について
4.臭気の制御方法の解説・・・
臭気の制御方法に関する考え方、臭気の発生源管理、換気、消・脱臭、
感覚的消臭、臭気発生量の定量化
5.脱臭性能評価の事例紹介
6.今後の課題、展望・・・他の室内環境要素とにおい評価の関係、においの提示法など
■第2部 生活環境の臭気測定・成分分析の現状と課題【体験つき】
1.においの計測法概論
2.嗅覚測定法・・・
嗅覚を用いた臭気の数値化、パネルの選定(パネル選定試験の体験を含む)、
臭気濃度(三点比較式臭袋法)、臭気強度、快・不快度、
容認性評価(臭気強度評価の体験を含む)
3.機器分析法・・・
分析機器の種類と原理、GC,GC/MSを用いた臭気分析、ガスセンサを用いた臭気測定、
試料の作成・調製方法、臭気成分分析事例紹介
4.臭気測定・成分分析の課題