油脂含有食品において、油脂の構造と物性は、製品の機能や品質に大きく影響します。
様々な油脂製品を取り上げ、構造や物性と製品への影響を動画や画像や用いながら解説します。

食品油脂の構造・物性の理解とその制御
~結晶ネットワーク形成を中心に製品の品質・機能への影響を考える~

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セミナー概要
略称
食品油脂
セミナーNo.
td140806
開催日時
2014年08月22日(金) 10:30~17:00
主催
(株)テックデザイン
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  30,535円 (本体価格:27,759円)
会員:  30,535円 (本体価格:27,759円)
学生:  30,535円 (本体価格:27,759円)
備考
税込/テキスト付
講座の内容
趣旨
 ゲル、クリーム、エマルションなどのコロイド分散系の油脂含有食品において、固体状の油脂は融解挙動、レオロジー、テクスチャー形成に重要な役割を果たしている。とくに、油脂の結晶多形現象に起因する問題に対しては、結晶化と物性制御の視点で理解することが求められる。
 本講座では、分子レベルから複雑な分子集合体のレベルまで幅広く油脂の存在状態を明らかにするために、固体状油脂を含有する油脂の構造と物性の制御を概説する。前半で油脂の構造と物性の基本的な知識を整理し、後半で代表的なコロイド分散系(油脂含有食品)に焦点を当て、食品内部における油脂の存在状態と油脂の構造的な特徴を理解する。全体を通し、物理化学の初心者にも分かり易いよう、ビデオや電子顕微鏡像等を多用して油脂の物性を具体的にイメージしながら、油脂の結晶化と物性制御に関する理解を深めて頂く。
プログラム
Ⅰ.油脂の「物性-機能」相関
 1.油脂製品の物理的状態と物性
 2.油脂製品の物性と機能性

Ⅱ.油脂の構造と分子間相互作用
 1.油脂の構造と物性
  a.アルカン類
  b.脂肪酸
  c.ワックス
  d.アシルグリセロール
 2.油脂の混合系の相挙動
 3.油脂の結晶化
  a.結晶化過程:核形成と成長
  b.熱力学的要因
  c.核形成
  d.結晶成長
  e.結晶のモルフォロジー
  f.結晶の凝集化
 4.油脂と乳化剤の相互作用

Ⅲ.さまざまな状態の油脂物性
 1.液体
  a.最近の液体構造の研究
 2.バルク固体
  a.チョコレートの構造と物性
  b.ファットブルームのメカニズム
 3.ゲル
  a.オルガノゲルの性質
  b.さまざまなオルガノゲル
 4.エマルション
  a.W/Oエマルション
  b.O/W エマルション
 5.ホイップ
  a.ホイップクリーム
  b.ホイップオイル
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