非会員:
30,535円
(本体価格:27,759円)
会員:
30,535円
(本体価格:27,759円)
学生:
30,535円
(本体価格:27,759円)
官能評価は、食品産業に携わる者にとって不可欠なツールであり、その重要性は今後も大きくなる一方だと思われますが、広範な知識が必要なことや、目的や実施規模によって条件・方法が多様に変化する等の難しさがあります。また、既に取り組んでいる方でも、知らず知らずのうちに誤りに陥っているという場合も少なくありません。
本講座では、その定義や前提となる知識、準備・実験・評価方法に加え、パネル管理や効果的な運営のコツなど、官能評価全体を順を追って丁寧に解説していきます。私自身の経験も交えながら説明しますので、イメージも湧きやすいと思います。
官能評価を始めたばかりの方や、導入を検討している方には、本講習で基本的なルールを学び自社での取組みに臨んでいただき、また、すでに実施している方には、自社の官能評価と比較することで、新たな課題や視座の発見、知識の整理に役立てていただければと考えています。
はじめに.
企業活動・商品開発における官能評価
Ⅰ.官能評価と世界標準(ISO)
1.官能評価の定義と目的
2.標準化の動向
3.ヒトの感覚の仕組み
4.官能評価と理化学分析の比較
Ⅱ.おいしさを測るための前準備
1.実験環境を整える
2.サンプルの調製
3.分析型か嗜好型か?
4.味わい方のポイント
Ⅲ.パネルの管理ノウハウ
1.パネルの選択(選抜)と育成
2.パネルのスキル維持と動機づけ
Ⅳ.評価法と用語・尺度
1.尺度の種類
2.用語例と用語の抽出
3.代表的評価手法
4.記述的評価法(QDA法及びプロファイル法)
Ⅴ.データ解析(実施例から解析のコツをつかむ)
1.官能評価の統計学的考え方
2.確率分布
3.推定・検定
4.統計的検定方法
Ⅵ.効果的な官能評価のポイント
1.運営方法とそのコツ
2.商品開発における統制と整合性