糖質の消化・吸収・代謝の基本事項を解説した後、昨今研究の盛ん炭水化物(糖質・食物繊維)健康機能性について、国内外の研究成果を交えながらわかりやすく解説します。

糖質の消化・吸収・代謝と糖質・食物繊維の機能性

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セミナー概要
略称
糖質
セミナーNo.
td141202
開催日時
2014年12月05日(金) 10:30~16:30
主催
(株)テックデザイン
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  30,535円 (本体価格:27,759円)
会員:  30,535円 (本体価格:27,759円)
学生:  30,535円 (本体価格:27,759円)
備考
テキスト付
講座の内容
趣旨
 炭水化物は自然界に広く,多量に存在する有機化合物であり,脂質,たんぱく質,核酸,配糖体の構成成分や各種の生体成分を生合成する際の素材となる.さらに炭水化物は日本人が摂取する食物中,最も多い栄養成分であり,炭水化物の消化・吸収・代謝について知ることは非常に重要である.また,それだけでなく,炭水化物はさまざまな機能性を有している.たとえば,炭水化物は消化吸収されるものを糖質,消化されにくいものを食物繊維として分類しているが,前者には,脳や神経系,赤血球にグルコースを供給する重要な機能があり,後者には,食物繊維,レジスタントスターチや難消化性オリゴ糖などに見られるような健康機能性がある.昨今こうした炭水化物の機能性に高い注目が集まっており,企業や研究機関等で活発な取り組みがなされている(研究や商品開発に向けた取り組みが活発化している).
 こうした背景を踏まえ,本講義では,炭水化物(糖質)の消化・吸収・代謝の基本的なメカニズムなどをわかりやすく解説するとともに,糖質・食物繊維,とくに水溶性食物繊維と不溶性食物繊維のそれぞれの機能性について,演者の研究成果(十勝の食材を用いたプレバイオティクス効果)や国内外の最新動向を含めて詳しく紹介する.
プログラム
Ⅰ.消化と吸収について
 ①糖質の消化  
 ②糖質の吸収
Ⅱ.代謝について
 ①食後・食間期の糖質代謝
 ②各臓器における糖質代謝(肝臓,骨格筋,心筋,脳,赤血球,脂肪組織)
Ⅲ.栄養と病態について
 ①糖質エネルギー比率/タンパク質節約作用
 ②糖尿病/糖尿病が起こす3大合併症/乳糖不耐症
     /腎性糖尿/う蝕/2型糖尿病の倹約(節約)遺伝子仮説
Ⅳ.炭水化物(糖質・食物繊維)の機能性について
 ①レジスタントスターチ(難消化性デンプン)
 ②食物繊維(水溶性および不溶性の種類,特徴,機能性)
 ③難消化性オリゴ糖
Ⅴ.本研究室で行ってきた十勝の食材を用いたプレバイオティクス効果
 ①豆澱粉  
 ②ビートファイバー
 ③馬鈴薯
 ④雑豆澱粉の食べ合わせ 
 ⑤チコリイヌリンの機能性
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