< 車載カメラに要求される課題と解決策 >

車載カメラの技術・市場動向
~「ぶつからない車」実現に向けカメラを中心にSensor Fusionで精度の高まるADAS~
~国際標準に向け動き始めたMirror置換カメラ機能「e-mirror」~

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セミナー概要
略称
車載カメラ
セミナーNo.
tr160509
開催日時
2016年05月31日(火) 13:00~16:30
主催
(株)トリケップス
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
開催場所
価格
非会員:  47,300円 (本体価格:43,000円)
会員:  47,300円 (本体価格:43,000円)
学生:  47,300円 (本体価格:43,000円)
価格関連備考
お1人様受講の場合 46,440円(43,000円+税)/1名
1口でお申込の場合 61,560円(57,000円+税)/1口(3名まで受講可能)
講座の内容
趣旨
 日本の「Telematics」は世界に先駆け「情報と通信の融合」をコンセプトとして始まりました。Car-NaviやETCとの連携によりITSというインフラ構築を20年ほど前から着実に進めてきましたが、海外では「インフラ構築」という膨大な費用を掛ける方法は不適であるとの考えもあり、Connected Carに向けての動きは緩慢でした。ところが、その後新たに登場したiPhoneやAndroid Phoneなどのスマホが本格的に普及するにともない、Cloud Computing環境が確立されTelematicsはスマホと連携した「Infortainment」という形で急激な普及が始まりました。古くからある「Telematics」は国家や自動車産業が牽引しましたが、「Infortainment」の主役はIT産業です。そのため、スマホへの変化に乗じることが出来なかった「携帯電話の巨人NOKIA」が急激に衰退したのと同様な変化が自動車業界でも起きる可能性があります。車載Entertainment機器は、以前の「スタンドアローン」な状態からインターネットと融合して利便性を高めた「Infortainment」機器へと進化しつつあるのです。そして、「運転」に対する考え方も日本のASV構想のようなConcept止まりの安全性の追求だけに止まらず、利便性・快適性も同時に高めるADASが世界的に本格化し、最終的なゴールである自動運転実現に向けImagingやSensingなどのセンサ機能搭載が活性化しています。それらを実現する上で、カメラの果たす役割はますます重要度が高まっています。さらに、アメリカのKT法成立や、欧州のHigh Beam Regulation法の成立、e-mirrorの国際的な認可、新車購入時の目安となる各国のNCAPの本格化、NHTSAによる「ぶつからない車機能」の全車種搭載の行政指導・合意、市場での信頼度の向上など、カメラの必要性が高まるインフラ整備が着々と進んでいます。本講座では、このような市場背景や、自動車用として最適なカメラの機能や仕様について詳説します。
プログラム
1.スマホからTelematics市場へ、その戦略とは

 ・iPhone登場から始まっていたConnected Car具現化に向けた変化
 ・iPhone成功の鍵は「Human Interaction」にあり
 ・「3次元のHuman Interaction」に沿った商品企画が構築できず衰退した日本のTV産業
 ・スマホが構築した巨大Cloud Computing環境の新たな活路を車載に求めたOSメーカー
 ・Apple、Googleが提唱したInfortainment OSにより急変する自動車勢力図

2.欧米の安全自動車機能の法制化促進により標準搭載が進むカメラモジュール

 ・自動運転の定義と「4次元のHuman Interaction」
 ・High Beam Regulation立法化がきっかけとなった世界的なADAS本格化への進展
 ・KT(Kids Transport Safety Act)法成立により世界的に標準搭載が進むBack View Camera
 ・国際標準に向け動き始めたMirror置換カメラ機能「e-mirror」
 ・北米市場でのNHTSAと2022年「ぶつからない車」全車種対応合意により加速するADAS機能搭載
 ・Euro-NCAP 2018で加点対象になり搭載検討が高まる赤外線カメラ「Night Vision」

3.車載カメラに要求される課題を解決する様々な機能

 ・明暗差が大きい環境に対応した短時間反応自動車用HDR機能搭載カメラ
 ・RGB+IR Sensorによる車載用昼夜兼用カメラ
 ・「4次元Human Interaction」実現に向けた3D Gesture機能搭載と、実現させるカメラ機能
 ・Euro NCAP2018で加点対象となるPD(夜間歩行者検出)機能を実現するFIRカメラの低価格化技術
 ・魚眼Lensを使用しない「参入障壁が低い」WLOを使用した広角Lensシステム
 ・ADAS本格化、自動運転進化の中、車載カメラの員数を減らすシステムモジュールの工夫

4.車載カメラにより進化するADAS、Infortainmentの融合により現実味が増す自動運転車

 ・車載カメラの市場動向
 ・「ぶつからない車」実現に向けカメラを中心にSensor Fusionで精度の高まるADAS
 ・ADASの本格化により実現される多くの安全機能
 ・Infortainment機能の標準搭載とADASの本格化により進展する自動運転車の概要
 ・自動運転車実現に向けたメーカーの取り組みとカメラが果たす役割
 ・Cloud Computing ~ Ubiquitous Networking、そして最終形はIoT
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