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撥水・撥油の技術と市場

Technology and Market of Water- and Oil-Repellent

★撥水・撥油技術に関する最新技術動向を解説!!
★フッ素系・シリコーン系撥水化素材や構造制御による表面制御材料を網羅!!
★携帯電話,自動車,塗料・繊維・キッチン用品・化粧品など用途別市場動向も網羅!!

商品概要

略称
撥水・撥油
商品 No.
bk7676
発刊日
2018年07月26日(木)
ISBN
978-4-7813-1342-9
体裁
B5判、259ページ
価格
91,800円(本体価格:85,000円)
送料
当社負担(国内)
発行
(株)シーエムシー出版
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
著者
矢嶋龍彦 埼玉工業大学
内田欣吾 龍谷大学
西出利一 日本大学
天神林瑞樹 慶應義塾大学
白鳥世明 慶應義塾大学
山口央基 ダイキン工業㈱
森田正道 ダイキン工業㈱
山廣幹夫 JNC ㈱
鈴木一子 ㈱KRI
福井俊巳 ㈱KRI
石崎貴裕 芝浦工業大学
嶋田雄太 芝浦工業大学
岸野峻佑 芝浦工業大学
久田柊太朗 芝浦工業大学
小林靖之 (地独)大阪産業技術研究所
後藤景子 奈良工業高等専門学校
伊藤隆彦 ㈱フロロテクノロジー
平社英之 AGC㈱
増田万江美 AGC㈱
近藤洋文 デクセリアルズ㈱
井須紀文 ㈱LIXIL
松田康司 ㈱フジコー
発刊にあたって
液体と固体の界面はぬれの中心的な界面であり、染色、接着、粒子分散、洗浄など非常に多くの局面で重要な役割を果たしている。

“ぬれ”現象は日常局面で発生している界面現象で、建材、化粧品、電気・電子部材など幅広い産業分野において重要な影響を与えている。撥水・撥油現象は、まさに濡れの一分野である。

水滴を固体表面上に置くと、水滴は固体表面との相互作用(ぬれ)の程度によって、撥水、超撥水、親水、超親水などの形状となる。撥水と親水の状態は、水滴と固体の粒子間の相互作用の大きさに依存しており、相互作用が小さければ撥水、反対に相互作用が大きければ親水状態となる。

本書はもともと撥水・撥油性を持つ素材、また素材の表面凹凸制御により撥水・撥油性を持つ材料,そして日用品からエレクトロニクス機器,自動車,建材までの様々な用途の技術動向・市場動向をまとめた。

撥水・撥油あるいは親水性能に関連する有機・無機材料,材料プロセス,応用製品メーカーや大学・研究機関の方々に最新の情報をご提供できれば幸甚に存じます。

(本書「刊行のねらい」より)
書籍・DVDの内容
【第1編 撥水・撥油化素材と表面凹凸制御技術】
第1 章  超親水・超撥水化のメカニズムと制御技術・評価法
1  はじめに
2 フォークスの式
3 フッ素原子は撥水表面をつくる
4 接触角と表面エネルギーの関係
5 拡張フォークス式の応用
5.1 固体の表面エネルギーを求める
5.2 液体の等接触角線とウェッティングエンベロープ
5.3 固体の等接触角線
6 超親水・超撥水化のためのモルフォロジー
6.1 ウェンゼルの表面
6.2 カッシー-バクスターの表面
6.3 微細な凹凸構造と超親水・超撥水表面の構築
6.4 表面における微細な凹凸効果と実表面における等接触角線
6.4.1 親液性の固体材料とウェンゼルの効果
6.4.2 撥液性の固体材料とカッシー- バクスター効果
7 おわりに

第2章 ジアリールエテン微結晶表面への光照射で可逆的に生成する超親水性表面
1 はじめに
2 光で表面形状が変化するシステムの発見
3 光誘起表面形状変化で超親水性表面を生成するシステムの開発
4 おわりに

第3章 ゾル-ゲル法による撥水性・親水性薄膜の作製と表面機能性材料への応用
1 はじめに
2 「弾く・濡れる」の科学
3 ゾル-ゲル法による超親水性薄膜の作製と応用
4 ゾル-ゲル法による超撥水性薄膜と応用
4.1 超撥水性表面
4.2 織物の超撥水化
4.3 撥油性・親油性と水/油分離機能
4.4 耐指紋性
4.5 超撥水性膜の膜強度(機械的強度)の改善
4.6 水捕集技術(水ハーベスタ)

第4章 ウェットプロセスナノコーティングによる超撥水・超親水性薄膜の作製
1 はじめに
2 超撥水性と超親水性の決定因子
3 超撥水・超親水性コーティング技術と応用
3.1 交互積層(Layer-by-Layer,LbL)法による超撥水・超親水性コーティング
3.2 超撥水性面と超親水性面の二面性を持つJanus コーティング繊維の開発
3.3 導電性超撥水コーティングによる防氷アプローチ
4 おわりに

第5章 フッ素系撥水・撥油化素材
1 はじめに
2 動的な撥水撥油性能の向上検討
2.1 ポリマー主鎖のα位に着目した動的撥水・撥油性向上検討
2.2 コモノマーを用いた動的撥水・撥油性向上検討
3 超撥水・超撥油表面の作製
3.1 短鎖Rf 基含有メタクリレートを用いた超撥水表面の作製
3.2 表面の水滴の弾き性に関する考察
3.3 耐摩耗性の評価
3.4 超撥油性の発現
4 まとめ

第6章 シルセスキオキサン系撥水化剤
1 はじめに
2 パーフルオロアルキル基含有シルセスキオキサンの合成
3 リビングラジカル重合法を用いた含フッ素系ハイブリッド高分子の精密合成
4 汎用ラジカル重合を用いた含フッ素系ハイブリッド高分子の合成
5 含フッ素系ハイブリッド高分子の表面改質材としての応用
6 高耐久性ハードコートフィルムの開発
7 超撥水膜の開発
8 おわりに

第7章 ウレタン/エポキシ/シロキサン撥水撥油素材
1 はじめに
2 ウレタン/エポキシ/シロキサン撥水撥油材料の作製
3 ウレタン/エポキシ/シロキサン撥水撥油材料の特徴
3.1 ナノ相分離構造
3.2 機械特性
3.3 耐熱性
3.4 プライマリーフリーでの成膜性
4 まとめ

【第2編 用途別撥水・撥油化技術】
第8章 マグネシウム合金の防食機能向上のための超撥水処理技術
1 はじめに
2 超撥水表面を作るために必要な要素
3 マグネシウム合金への超撥水処理
3.1 超撥水膜の作製方法
3.2 浸漬時間の影響
3.3 超撥水膜の化学的耐久性
3.4 超撥水マグネシウム合金の耐食性評価
4 おわりに

第9章 大気圧プラズマジェットを用いた繊維への超撥水加工と防汚特性
1 はじめに
2 大気圧プラズマジェット装置
3 APPJ による撥水化処理
4 繊維への撥水化処理と接触角測定
5 表面加工繊維の防汚性能
6 おわりに

第10章 フッ素系コーティング剤による超撥水とその応用例
1 はじめに
2 フッ素系コーティング剤の概要
2.1 撥水撥油処理剤
2.2 保護・防湿コーティング剤
2.3 反応型撥水撥油コーティング剤
2.4  UV 硬化型防汚コーティング剤
3 超撥水表面の問題点
4 フッ素系コーティング剤を用いた超撥水の実用例
5 超撥水コーティング剤「フロロサーフFS-7010」の 概要
6 残された問題点
7 市場性

第11章 自動車窓用撥水ガラス
1  はじめに
2  静的撥水性
3  動的撥水性
4  撥水ガラスの構成
5  終わりに

第12章 反射防止(AR)フィルムの撥水・撥油技術
1 AR(Anti reflection)フィルム
2 防汚材料
2.1 フッ素系シランカップリング材料
2.2 防汚剤の膜厚と塗布濃度
2.3 片末端と両末端のシランカップリング剤の摩擦と表面エネルギーへの影響
3 撥水性発現メカニズム
4 指紋付着性能の評価
5 表面分析手法
5.1 FTIR(フーリエ変換赤外分光)
5.2 XPS(X-ray Photoelectron Spectroscopy,X 線光電子分光)
5.3 AES(Auger Electron Spectroscopy,オージェ電子分光)
6 まとめ

第13章 キッチン・バス・トイレ・タイル製品
1 はじめに
2 水使用量と防汚技術による削減
3 キッチン
4 バス
5 トイレ
5.1 水アカ汚れを防ぐ防汚技術
5.2 細菌汚れを防ぐ抗菌技術
6 タイル
7 おわりに

第14章 食品用撥水撥油紙のフッ素コート技術開発と応用展開
1 はじめに
2 C6 フッ素コート剤を使用した撥水撥油紙の開発
2.1 フジコーの持つグラビア工法の技術
2.2 環境対応型フッ素コート剤のコーティングを試みて
2.3 表面改質工法の確立
2.4 表面改質処理の改良とフッ素コート剤の浸透性の改良
2.5 製品価格に対する性能調整
3 セルロース以外の素材への撥水撥油加工
3.1 新たな基材への撥水撥油
3.2 新たな製品の構成
3.3 フッ素樹脂の特性
3.4 フッ素樹脂の特性の裏づけ
3.5 水分の影響検証
3.6 水分の影響を抑える設計
4 不織布へのフッ素コート
4.1 用途展開
4.2 低密度不織布へのフッ素コート
4.3 低密度不織布の種類とコーティング特性
4.4 コート剤の選定と塗工条件
4.5 新しい付加価値と応用展開

【第3編 撥水・撥油市場】
[材料分野]
第15章 撥水撥油関連材料の動向
1 撥水性(疎水性)と親水性

第16章 撥水撥油コーティング剤市場の動向
1 市場の概要
2 市場推移
3 メーカー・製品動向
3.1 ケマーズ
3.2 AGC
3.3 ダイキン工業
3.4 日華化学
3.5 ソルベイ(ソルベイスペシャリティポリマーズジャパン)
3.6 大原パラヂウム化学
3.7 フロロテクノロジー
3.8 ネオス
3.9 SNT

第17章 微細構造(固体表面)加工技術の概要
1 バイオミメティクスに基づく表面加工技術の開発
2 撥水性,親水性を高める固体表面の加工技術
2.1 ナノインプリントリソグラフィー
2.2 超精密切削加工,金型技術
2.3 結晶成長による自己組織化
2.4 プラズマCVD 法
2.5 ウエットエッチング
2.6 レーザー加工
2.7 スマートエアコーティング

第18章 親水性機能(防汚効果)を付加する高機能コーティング剤市場
1 光触媒コーティング剤
1.1 市場の概要
1.2 市場推移
1.3 メーカー・製品動向→メーカー名、項目にした方がいいのでは?
2 無機素材系超親水コーティング剤
2.1 市場の概要
2.2 市場推移
2.3 メーカー・製品動向→メーカー名、項目にした方がいいのでは?
3 その他の撥水性&親水性用途のコーティング剤
3.1 耐指紋・防汚コーティング剤
3.2 光学レンズ用コーティング剤
3.3 医療用フッ素コーティング剤

第19章 超撥水塗料

[応用市場]
第20章 繊維(テキスタイル)関連市場
1 市場の概要
2 市場動向
3 メーカー・製品動向
3.1 合繊メーカー
3.1.1 帝人フロンティア
3.1.2 東レ
3.1.3 ユニチカトレーディング
3.1.4 セーレン
3.1.5 シキボウ
3.1.6 ダイワボウノイ
3.1.7 日清紡テキスタイル
3.1.8 旭化成アドバンス
3.2 染色加工メーカー
3.2.1 東海染工
3.2.2 小松精練
3.2.3 サカイオーベックス
3.2.4 ソトー
3.2.5 岐セン
3.2.6 パールトーン
3.2.7 朝倉染布

第21章 自動車関連市場
1 市場の概要
2 市場動向
3 メーカー・製品動向
3.1 自動車内装材(自動車シート表皮材/カーペットなど)
3.1.1 住江織物
3.1.2 トーア紡マテリアル
3.1.3 日本バイリーン
3.1.4 共和レザー
3.1.5 東レ
3.1.6 その他のメーカー
3.2 撥水ガラス
3.2.1 AGC
3.2.2 日本板硝子
3.2.3 セントラル硝子
3.3 ガラス/ボディコーティング剤

第22章 住宅設備/建材(外装材,内装材)市場
1 市場の概要
1.1 建材市場
1.1.1 内装材
1.1.2 断熱材
1.1.3 外部建具
1.1.4 屋根材/外装材
1.1.5 サイディング
1.2 住宅設備市場
1.2.1 キッチン
1.2.2 トイレ用住設機器
1.2.3 浴室用住設機器
2 市場動向
3 メーカー・製品動向
3.1 LIXIL
3.2 TOTO
3.3 ニチハ

第23章 フィルム市場
1 市場の概要
2 市場動向
3 メーカー・製品動向
3.1 リンテック
3.2 3M
3.3 綜研化学
3.4 大日本印刷
3.5 三菱ケミカル
3.6 旭化成
3.7 デクセリアルズ
3.8 シチズンファインデバイス

第24章 電線被覆市場
1 市場の概要
1.1 電線の種類
1.2 電線に求められる撥水機能
2 市場動向
3 メーカー・製品動向
3.1 住友電気工業
3.2 古河電気工業
3.3 フジクラ
3.4 昭和電線ホールディングス
3.5 日立金属

第25章 その他の応用市場
1 エネルギー/インフラ用途
1.1 太陽光発電
1.2 風力発電
2 プラスチックレンズ用途
3 ヘルスケア用途
4 食器容器包装用途
5 化粧品用途