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高分子制振材料・応用製品の最新動向III
New Trends of Polymer Damping Materials and Applications III

商品概要
個数

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略称
高分子制振材料
商品No
bk7705
発刊日
2019年03月27日(水)
ISBN
978-4-7813-1407-5
体裁
B5判、276ページ
価格
83,600円 (本体価格:76,000円)
送料
当社負担(国内)
発行
(株)シーエムシー出版
問い合わせ
Tel:03-5857-4811 E-mail:info@rdsc.co.jp 問い合わせフォーム
監修
西澤 仁
著者
西澤仁  西澤技術研究所 代表
山口誉夫  群馬大学 理工学府 知能機械創製部門 教授
渡辺茂幸  (地独)東京都立産業技術研究センター 開発本部 開発第一部 光音技術グループ 副主任研究員
板野直文  日本特殊塗料㈱ 開発本部 第2技術部 技術2課
三須基規  昭和電線ケーブルシステム㈱ デバイスユニット 免制震部 技術・品質保証課
髙山桂一  ㈱昭和サイエンス 代表取締役 社長
花田光弘  ㈱昭和サイエンス 大阪営業所 システムサービスグループ 副部長
岩本康人  昭和電線ケーブルシステム㈱ デバイスユニット 制振制音部 部長
伊藤幹彌  (公財)鉄道総合技術研究所 材料技術研究部 防振材料 研究室長
細川晃平  七王工業㈱ 技術部 研究開発課 主任
竹内文人  三井化学㈱ 研究開発本部 高分子材料研究所 主席研究員
中島友則  三井化学㈱ 研究開発本部 高分子材料研究所 主席研究員
千田泰史  ㈱クラレ イソプレンカンパニー エラストマー事業部 エラストマー研究開発部
発刊にあたって
 生活環境の中での騒音・振動問題は、環境安全性の主要な課題として産業界の重要なテーマの一つとして注目されている。自動車、鉄道、電気電子機器、OA機器、建築、船舶等主要産業における振動減衰問題は、高品質化、高性能化とともに新しい振動減衰効果が要求されてきており、また、地震対策、環境騒音対策を含めて防振、吸音、遮音、制振の振動減衰技術として活躍している。

 その中で高分子材料は、熱可塑性樹脂、ゴム、エラストマー、熱可塑性樹脂として幅広い要求に対応できる優れた性能、幅広い要求への対応性、コスト安等の特徴を生かして各種応用分野で使用されている。

 これまでに『高分子制振材料の応用製品の最新動向Ⅰ、Ⅱ』を発刊し、皆様からご好評をいだだいてきた。発行からほぼ10年が経過し、電気電子機器、OA機器分野では、各種機器の性能向上による振動数の上昇と新しい騒音対策の要求、自動車分野では性能向上とともにドライバーへの運転環境の向上を目指した環境安全対策、建築分野では地震対策への強化と騒音対策の強化、船舶では船舶防火構造規制の改定への対応と船舶の高性能化、ハイテク化の推進のための振動対策、車両分野では、高速化、環境安全対策の強化の推進が実施されている。

 これらの状況を踏まえ前回の発刊からだいぶ月日が経過していることと、皆様からの強い再刊の希望を考慮して今回再刊することになった。必ずや今後の研究開発、開発にお役にたてるものと確信している。皆様のご活用を心から期待している。

2019年3月
西澤 仁
書籍の内容
【第Ⅰ編 高分子制振材料の最新動向と今後の研究の方向】

第1章 制振材料の応用分野と要求特性及び制振機構
1 はじめに
2 制振材料の応用分野と要求性能
 2.1 制振材料の応用分野と要求事項及び使用されている代表的な制振材
 2.2 日本で上市されている代表的な制振材料
3 制振機構及び制振材料開発のための基本的な考え方
 3.1 制振機構
 3.2 制振性向上の具体的な方策

第2章 自動車における制振材料の適用とシミュレーション解析
1 自動車の騒音と制振・防音対策
2 自動車構造での制振性能の数値解析
3 数値解析の応用例


【第Ⅱ編 騒音に関する環境規制と制振特性の評価試験法】

第3章 制振特性の評価試験法
1 はじめに
2 はり試験
 2.1 片持ちはり法
 2.2 中央加振法
 2.3 換算周波数ノモグラム
3 動的粘弾性試験


【第Ⅲ編 高分子制振材料の応用展開】

第4章 自動車用制振材料
1 はじめに
2 制振の位置付け
3 高分子系制振材料の基礎特性
 3.1 エネルギー散逸機構
 3.2 制振構造
4 実際の自動車用制振材料について
 4.1 シート型制振材料
 4.2 制振塗料について
5 制振材の制振性評価方法と音響技術の重要性
6 おわりに

第5章 建築免震用積層ゴム,制振ダンパー
1 免震構造と制振構造の概要
 1.1 免震構造
 1.2 制振構造
 1.3 市場規模
2 最近の動向
 2.1 建築免震用積層ゴム
 2.2 制振ダンパー

第6章 船舶用制振材
1 制振材の船種別利用目的
2 改正SOLAS条約(海上人命安全条約)の概要
3 制振材の種類と用途
 3.1 ショウダンプ® NHシリーズ
4 さらなる取組
 4.1 低周波吸音材(特許製品)
 4.2 実船による検証結果

第7章 鉄道用防振・制振材料
1 はじめに
2 鉄道用材料に要求される特性
 2.1 安全性
 2.2 信頼性
 2.3 高強度・低比重
3 鉄道における振動・騒音の影響と環境基準
4 鉄道の構成要素
5 各分野における制振材料の利用・検討例
 5.1 軌道
 5.2 車両
 5.3 土木・橋梁
 5.4 電車線路
6 まとめ

第8章 高分子制振材料の応用分野と制振材料の適用状況─電気電子機器,OA機器,その他機器
1 はじめに
2 電気電子機器,OA機器,その他機器の制振材料開発のための制振技術
 2.1 制振材料開発のための基本技術
 2.2 制振材料の実用的な構造
3 電気電子機器,OA機器,その他機器と制振材料による振動抑制技術
 3.1 家電製品
 3.2 OA機器,その他情報機器
 3.3 おわりに


【第Ⅳ編 注目される高分子制振材料】

第9章 アスファルト系制振遮音材について
1 はじめに
2 アスファルト系制振遮音材について
 2.1 構成材料
 2.2 特徴
 2.3 ダンパとしての利用
3 住宅向け制振遮音材の規定や評価の現状について
4 試験方法
 4.1 アスファルト系制振遮音材による重量床衝撃音対策
 4.2 アスファルト系制振遮音材を用いたダンパの固有振動数
 4.3 ダンパによる重量床衝撃音対策
5 試験結果
 5.1 アスファルト系制振遮音材による重量床衝撃音対策
 5.2 アスファルト系制振遮音材を用いたダンパの固有振動数
 5.3 ダンパによる重量床衝撃音対策
6 おわりに

第10章 熱可塑性ポリオレフィンABSORTOMER®
1 はじめに
2 高分子制振材料
3 熱可塑性ポリオレフィンABSORTOMER®(アブソートマー®)の展開
 3.1 ABSORTOMER®(アブソートマー®)の特徴
 3.2 ABSORTOMER®の動的粘弾性特性
4 ABSORTOMER®とEPDMの複合化
 4.1 材料物性と動的粘弾性挙動
 4.2 制振性
5 ABSORTOMER®とTPVの複合化
6 おわりに

第11章 制振性スチレン系エラストマー「ハイブラー」
1 はじめに
2 制振材料の設計
3 制振性スチレン系エラストマー「ハイブラー」の構造と特性
4 「ハイブラー」の粘弾性
5 ポリプロピレン/「ハイブラー」コンパウンドの物性
6 高密度ポリエチレン/「ハイブラー」コンパウンドの物性
7 オレフィン系動的架橋熱可塑性エラストマー/「ハイブラー」コンパウンドの物性
8 ガラス繊維強化ポリプロピレン/「ハイブラー」コンパウンドの物性
9 おわりに

第12章 制振材料に関する最近の特許動向とその主な内容
1 はじめに
2 特許動向,調査方法の概要
3 調査した特許31件の概要と注目される特許の内容

第13章 高分子制振材料の開発と市場
1 高分子制振材料の今後の展望
 1.1 制振性能と音響性能
 1.2 高分子制振材料の応用展開
2 高分子制振材料を取り巻く環境規制の動向
 2.1 環境基準
 2.2 騒音規制法
 2.3 振動規制法
 2.4 船舶に対する騒音規制
3 高分子制振材料関連主要メーカーと製品
 3.1 制振材料の概要
 3.2 高分子制振材料
 3.3 ゴム/熱硬化性エラストマー
 3.4 熱硬化性樹脂系制振材料
 3.5 熱可塑性エラストマー系制振材料
 3.6 熱可塑性樹脂系制振材料
4 制振塗料
 4.1 概要
 4.2 主要メーカーと製品
5 制振鋼板
 5.1 概要
 5.2 主要メーカーと製品
6 その他の制振材料
 6.1 東レ/制振繊維複合材料
 6.2 積水化成品/エステイレイヤー
 6.3 三井金属エンジニアリング/オンシャット
 6.4 東邦亜鉛/ソフトカーム
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